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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784166605187
みんなの感想まとめ
現代の悩みを抱える僧侶たちの心の内を描いた一冊で、著者はお坊さんとしての視点から、さまざまな悩みに対するユーモアを交えた回答を提供します。お葬式やお墓の意味、現代社会におけるお布施の疑問、さらには生と...
感想・レビュー・書評
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お寺がお寺として機能しなくなっている現在、僧籍の者はすべきことをせよとのメッセージ。僧侶の悩みを相談という形で著者が日頃考えていることを述べた本。
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養老孟司共著『脳と魂』の話中、著者が雑誌で「そもさん 玄侑和尚の説教部屋」というコーナーをやっていたと知り、「坊さんが坊さんに説教するんだwww」と興味が湧き、この本も手に取りました。
あぁ、すごい丁寧に答えてるなぁ、とひたすら感心するばかりです。坊さんの鑑ですね。草生やしてごめんなさい。草取りに掃除も確かに修行ですね。精進しないと。
古くからある問題だけでなく、現代には現代なりの坊さんというか、日本仏教が抱える悩みというものの一旦に触れることができた気がします。問を読みながら、私も坊さんの立場なら悩むと思いました。素朴な問に見えて出口が無い問もあり、人の悩みを癒やすよりも自分が悩み続けることのほうが坊さんの仕事にすら思えてきます。
ただ、坊さんの悩みは、やはり、他の坊さんも悩んでいることなんですね。相談主とは宗派はひょっとしたら違えども、玄侑さんも同じ僧侶。受け手として、共にその悩みを分かち合い、共に悩んで苦しむ、「共感共苦」の姿勢を一貫して貫いているな、というのは非常に読んでいて感じました。 -
自分自身を律することができる
お坊さんもいろいろ悩んでるんだな〜 -
とあるお坊さんが色々なお坊さんの悩みに答える、坊主お手紙相談室と言った内容。
主に世俗との間に悩むお坊さんからの悩みに、仏教ではこう考える、と答えつつも押し付けず、納得させるような文体で書かれている。
それでいて譲らないところは譲らず、こうやって人を説くのかと感心した。
こうやって色々な出来事に解釈を与えるという点で宗教には明確に利点があると思った。 -
お寺さんの業界誌に連載された問答集を新書にまとめたもの。業界誌なので質問者もだいたいが和尚さんだか、この世界でもFAQになり得る事柄は、俗世とあまり変わらない。しかし、その解答には新鮮味を覚える。現代社会の複雑な悩み事に対し、あえて合理性や論理性を無視して鷹揚に受け容れる釈迦の思想は素敵でもある。
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このお坊さんって大らかなんだなぁと思わせつつ、結構シビアなことも言うなァ
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図書館でなんとなく借りる。檀家との付き合い方、ペットを人のお墓にあわせて納骨するか?年々派手になる葬儀屋の飾りをどう考えるか?宗教家として死刑や自衛隊の派遣をどう考えるかなどについて著者が切れ味するどく切れ込む。
冒頭の「なぜお葬式をするのですか??しないと地獄に落ちるのですか?」という小学生の問いに対する答えは、「こんにちはバージニア」で有名な、新聞記者の名回答を彷彿とさせて素晴らしいと思った。
和尚さんはもっと社会に関わっていくべきという姿勢が一貫していて気持ちいい。 -
僧侶という立場で、社会的な問題にもふみこんで解答してくれるというのが
ありがたい作品。 -
お坊さんから寄せられた悩みに著者がこたえています。やり取りの中からお寺業界の事情が見えて面白い。そしてトンデモ質問へのお返事がとっても勉強になった。まさに説法だ。
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エッセイというかお坊さん(まれに檀家の人)からの悩みに答える人生相談。結構宗久さん何と言ったらいいのか…生意気?挑戦的?です。相談者を必ずしも慰めてるわけでもないです。これがお坊さんの雑誌に掲載されてた、ってのもまたおもしろい。過激な問いかけをすることで言いたいことを明確にしているようだ。匿名だからこそ質問者も「お寺に定休日設けたいんですけど…」のような言いにくい質問もできるのでしょう。
(ここからは本の感想じゃないけど)私は子供のとき檀家のお寺さんに話を聞きに言ったら「それって住職じゃないといけないんですか?」って言われて子供がナニ言ってんの、みたいに聞こえたのでそれからますます寺社なんてキライ。ありがたくもない行事にお金や時間を払わされてる気がしてる。ただ親はじめ先祖はお寺が運営する?墓に入るのだろうから最低限のことはしないとなと思ってる。
→読み進めて行くと「電話もせずにいきなりたずねるのはおやめください」と書いてある。確かにそうです、無礼でしたね。でも向こうだって「住職じゃないといけないの?」と一言で追い返すってのはちょっと不親切なんじゃないでしょうか?そのツンケンした感じで私は次の言葉が告げなくなってしまったのだから。私だって今すぐに住職に会わせろ、なんて言うつもりはないのだから。やっぱり子供だと思ってなめられたんだ、と思ってしまうなぁ。まぁその程度の「聞きたい気持ち」だったんだ、とも言えるけど。どーでもいいことだけど何十年経っても未だに不愉快。
・檀家の目を気にしてボランティアに行くよりも、檀家の人たちが本当に望んでいることに集中しなさい
・死刑は国家意識と深い関係にあるので、国家としてのスタンスと仏教としてのそれ(あるいは個人のスタンス)と異なっていてもいいのではないか。国家にはプライドとか責任とか、見栄・みせしめの意味があるのだろうから
・イラクに派遣される自衛隊員に何と声をかけていいのか…この国には何人人が死んだら自衛隊の撤退(あるいは増員)をするのか、明確な基準を持っていないのだろう。国家のために死んでも「国家が」それを祀ることもしないのだろう、国家としての整合性がない話ですね(靖国神社問題)
・めでたい=愛でることをしたい(願望)。お正月=修正月(しゅしょうえ)本来の自分はすばらしく、1年の間でゆがんでしまった自分を元に戻す。生まれ直すためには大掃除など準備をしておかないとそれっぽい気分になれないね。だって実際は昨日とさほど変わりがないのだから。
・弱者への労わりを制度化すると労わる気持ちが萎えていく。弱者をダシにして商品を買わせる、卑怯なり。結局制度があるのだから労わる気持ちがなくても大丈夫、ということになる。健常者もどんどん身体が弱くなる。
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著者の玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんは、芥川賞作家であり、禅宗の現役のお坊さんでもあります。
この本「お坊さんだって悩んでる」では、そのお坊さんである玄侑さんが、お坊さんの悩みに答えるという面白い試みの本になっています。
この荒んだ世の中に、今、必要なのはお坊さんのような智慧を持った存在ではないでしょうか。
但し、今のお坊さんにその智慧があればですけれども・・・。
この本を読んでいると、ちょっと不安になったりもします(笑)。でも、お坊さんも人間だってことだなぁ〜と、ちょっと安心をもらったりもします(笑)。そういうところで、お坊さんの効力がある本なのかもしれません。 -
普段接することのないお坊さんの生活や悩みや...そんなことが垣間見える本
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