おせい&カモカの昭和愛惜 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2006年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166605385

感想・レビュー・書評

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  •  今年は昭和98年です。はい、私は昭和党ですw。①駅弁の蓋についた御飯粒から、ていねいに食べる ②縁側で将棋に興じる(興じたい)③男はごじゃごじゃといわないもの。田辺聖子(1928.3.27~2019.6.6)「おせい&カモカの昭和愛惜」、2006.10発行。④敬語は表現技術より心から発するもの ⑤日本人はあげて詩人の要素がある ⑥達観とは、心中(まあ、こんなトコやな)とつぶやくこと ⑦家庭の基盤は「顔を見てホッとする顔があつまるとこ」。

  • ドラマ「芋たこなんきん」放送中のため、
    ちょうど良いタイミングで出ました。
    近所の本屋では品切れで、別な本屋で購入しました。
    聖子さんの著作からの名言集というところですが、
    どちらかというと著作全集の
    ダイジェスト版的な感じに読みました。
    これ読むと他の著作が読みたくなります。

  • >>
    P28
    女性史研究家には往々にして、現代感覚で歴史を裁く考え方もあって、私としては当惑させられることがある。吉屋信子は従軍ルポを書いたから軍国主義者であるとするたぐいの短絡思考である。それは世の流れというものの烈しさを思い知らぬ人の、のんきな発想であろう。国の運命というものも業のようなもので、そこへなだれこまずにいられぬような時の流れ、というものもある。
    <<

    >>
    母は気位の高いタイプだったから、どんな仕事にも就けた。気位が高いから何でもできるのだ。いまは乱世で、皆が皆、世を忍ぶ仮の姿なんだ、という、認識が母を支えている。それが気位である。
    <<

    >>
    P72
    その国の文化度は何で決めるかというと、私としては、その国の人々が、
    ①自分の意見をもっている
    ②生活を楽しんでいる
    ということに尽きるように思われる。もちろん男女とも、である。
    <<

    >>
    P106
    よく気のつく若い女の子(男の子もむろん!)を見るのはオトナの喜びであるが、若い人たち自身の人生の充実のためでもあるのだ。
    <<

    >>
    P139
    若い人よ、多く深く本をお読みください。
    …私はあまりに文芸書関係になずみすぎた。若い方たちには、広く自然科学も人文科学も、哲学も宗教も貪欲に読んで頂きたいと思う。…人間の読書の手持ち時間は、意外に少ないのである。

  • 2006年11月1日購入。
    2006年12月23日読了。

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著者プロフィール

昭和3年3月27日、大阪府に生まれる。昭和22年樟蔭女子専門学校国文科卒。小説家。直木賞選考委員。昭和39年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)」で芥川賞を、62年「花衣ぬぐやまつわる…」で女流文学賞、平成5年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、6年菊池寛文学賞、7年紫綬褒章、10年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で読売文学賞、14年キワニス大阪賞など、多数受賞。12年文化功労者となる。作風は巧みな大阪弁で夫婦あるいは男女の機微と生態を描くものが多い。近著に『武玉川・とくとく清水』(平14 岩波書店)『女のおっさん箴言集』(平15 PHP研究所)など。

「2004年 『久保田淳座談集 心あひの風 いま、古典を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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