忘年会 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 26
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605408

作品紹介・あらすじ

忘年会が始まったのはいつか?世界に忘年会は存在するか?身近だが正体不明な「宴会」の歴史的起源と変遷を辿り、世界史内での位置づけを探る。忘年会を本格的に論じた、初めての本。

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「忘年会」3

    著者 園田英弘
    出版 文藝春秋

    p56より引用
    “江戸時代の忘年会が、既存の人間関係を維
    持させるための集まりだとするならば、新し
    い近代の忘年会は、近代化を急ぐ時代の人々
    のために、人間関係の開拓という役割を期待
    されていたといえるだろう。”

    目次から抜粋引用
    “江戸時代の忘年会
     近代忘年会の成立
     近代忘年会の拡散
     大衆忘年会の時代
     海を越えた忘年会”

     日本文化研究に携わる著者による、忘年会
    の歴史について書かれた一冊。
     忘年会の起源から現代の忘年会事情まで、
    文人たちの記録などから書かれています。

     上記の引用は、時代の変化とそれに伴う忘
    年会の変化について書かれた一節。
    どのようなことでも、時代の流れとともに変
    化するものなのですねぇ。
    全部が全部変化したということでもなく、人
    脈の開拓に使われることもあれば、仲間の
    楽しい集まりとして開かれることも、今でも
    あります。
    平和に忘年会を楽しめるように、穏やかな一
    年を過ごしたいものですね。年が明けたばか
    りですが。

    ーーーーー

  • 忘年会に花見、楽しい日本の風物詩ですね(^-^) 園田英弘 著「忘年会」、2006.11発行です。忘年会は室町時代くらいから始まったそうです。赤穂浪士の討ち入りは「忘年会」のあとだったとか。私が仕事してた頃はいつも忘年会(結構たくさんw)やってましたが、今はどうなんでしょうか。その意味には①自分の老いを忘れる程面白く思う事 ②年齢の差を気に留めない(長幼を論じない)こと ③その年の苦労を忘れること などあるようです。家族の忘年会やってみましょうかね(^-^)

  • このテーマで本を書こうと試みた著者をにまずは手放しで賛辞を送りたい。

    忘年会の歴史を古い文献を元に丁寧に紐解き説明されている。

    最高に面白い本は、テーマの面白さと文体の面白さが
    ないまぜになっているものだが、本作はテーマの面白さが勝っている。

    ぐっと引き寄せられたのは、郵便制度ができた明治の頃の忘年会の招待状についてである。

    当日の宴に招待するのに、午前中に郵送し、午後に返事をもらうというプロセスを経ていた。

    電話が普及する前には、当たり前の方法だったというのだから、驚きである。

    文藝春秋の忘年会も紹介されており、熱海で数百人規模での忘年会を昭和43年の頃まで毎年恒例行事として実施されていたらしい。

    ちなみに本書は文藝春秋の新書として出版されている。

  • 日本ではごく当然に行われる忘年会について、起源や変遷、他の国での存在などを論じた本。忘年会の融通無碍な性質から、東洋的な年末行事や西洋的なパーティー、クリスマスと反応し変化していくことや、日本の忘年会が海外の年末行事に影響を与えているあたり、興味深い。

  • [ 内容 ]
    忘年会が始まったのはいつか?
    世界に忘年会は存在するか?
    身近だが正体不明な「宴会」の歴史的起源と変遷を辿り、世界史内での位置づけを探る。忘年会を本格的に論じた、初めての本。

    [ 目次 ]
    第1章 江戸時代の忘年会―その多元的起源
    第2章 近代忘年会の成立
    第3章 近代忘年会の拡散
    第4章 大衆忘年会の時代
    第5章 海を越えた忘年会
    第6章 忘年会の現在

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 酒よりも集うこと、やっぱり楽しくなければね。大勢より気の知れた仲間でやりたいね。

  • 2009/01/07

  • 忘年会シーズン中に読もうと思って買ったけれど、シーズン過ぎた頃から読むのが辛くなった。忘年会発生史、というのかな、多元的に発生して明治に入って変革があったあたりは面白かった!

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