ネットvs.リアルの衝突 誰がウェブ2.0を制するか (文春新書)
- 文藝春秋 (2006年12月18日発売)
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感想 : 37件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784166605460
みんなの感想まとめ
インターネットの黎明期からiPhone登場までの変遷を描いた本作は、ヒッピーカルチャーやオープンソース、P2P技術などの背景を通じて、技術革新が社会に与える影響を考察しています。著者は日本のIT産業の...
感想・レビュー・書評
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佐々木俊尚氏、2006年発売の新書を再読。
インターネット黎明のころから、iPod発売の頃まで。
まだiPhoneは登場していない。
ヒッピーカルチャー、オープンソース、Winny、P2P。
日本のIT産業は3回負けた。半導体、パソコン、OS。
いまこうやって振り返ってみると、ほんとにあっという間。
そしてiphone2007年登場後、世界はほんとに変わってしまった。iPhone登場からたった17年?
それまでの人類の歴史ってなんだったの?
古い本を読み返すのも興味深い。
真実を見通している部分もあり、まったく見当違いの内容もあり。
文藝春秋新書 284ページ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
p.2006/12/15
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「ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか」
https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292617.html -
もう、随分前の話に思える。まだ7,8年しか経っていないのに。ウィニー開発者の動機や心情を紐解きながらファイル交換ソフトにまつわるお話。
後半は全く違う内容。半導体メーカーの凋落とか、なんだか取り留めの無い話。本のタイトルとの関係が希薄。 -
インターネット創世記から黎明期までの(自分の知らない世代の)時代の流れを追うことが出来た。詳しく知るにはもっと詳しい書物を調べなくてはいけないかもしれないが、概要を把握するには良い。
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Winny裁判の件に関しては興味深く読めた。どうして開発者が逮捕されないといけないのか、と思っていたけど、開発者自身がそういう思想をもともと持っていて違法共有目的で開発した部分も少なからずあったということ。でも、そういう可能性も考えたってことを理由に逮捕するのはやっぱり行きすぎだと思う。「コレって犯罪にも使えるよね」と思いながら包丁を作ったら、その職人は逮捕されるのか?■後半は日本のIT・家電業界の盛衰について。これまでの業界の歴史がわかりやすく書かれていて面白かった。
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Winnyの話題が大半で、タイトルとのギャップが激しい。
歴史を知るにはいいかも。 -
素人でもわかりやすいネット事情
前半
ファイル共有ソフトをめぐる著作権問題に言及。
著作権自体のあり方を見直すことを意図した思想犯
エンドユーザー同士が直接繋がれる情報伝達手段の理想の域に達したネット構造に、既存の権利や法律がどう立ち入るか。
後半
IT業界の開発における日本の苦戦。
ネットがもたらす可能性の認識で出遅れた日本
製品化における各国の製品規格の衝突、開発バトル。 -
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「もう読まない」って言たけど…積読用に一冊あったので読んだ。これは整理された史実として、けっこうわかりやすかったかも。ネットとリアルという構図にフォーカスする軸もわかりやすいし、時事ネタの背景や周囲の環境の理解も深まった。…ちょっと古い本だけど、過去を振り返る意味ではいいかも。現在に直結する歴史の本ですな。
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2011.3.15
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ウィニー刑事事件にターゲットをあてて論じたルポ
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Winnyの奥深さを知った。
P2P技術が今後のネットワークで欠かせないなくなるような気がした。
裁判をきっかけに、ちまたでのWinnyはやたらと悪の面ばかり強調されが、
これを読むとどうも違う側面を持ち合わせていると感じざるを得ない。
今後、世界規模でのネット社会において、P2Pは大きな役割を担い、
それにともなって著作権の在り方など、根本的に考え直す必要がありそうだ。
そのほか、国家単位によるネット覇権争い(中国における漢字ドメインなど)などが書かれ、ネットというインフラがどう整備されてくるか考えさせられる。 -
けっこう前に読了
詳細はブログに書いた。 -
(2009.07.26読了)
匿名で、画像データ、音声データ、テキストデータ、等を掲示、送りつけ、取り込み、いろんな事が出来てしまう仮想のネット世界。現実の世界では、犯罪となるので、おおっぴらにはやりにくいことでも、やすやすとできてしまう。
この本の前半部分は、Winnyをめぐる裁判について書いてあります。読み始めてしばらくして、いつまでもファイル交換ソフトWinnyの話題が続くので、本の題名を見直してしまいました。(これってなんの本なんだろう…)
2003年11月27日、京都府警は、ファイル交換ソフトWinnyを使って映画やゲームなどのファイルを違法に公開していた男二人を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕した。この時点では、Winnyの開発者の金子勇さんを逮捕、起訴する予定ではなかった。
それに、金子さん自身の使用しているWinnyは、アップロード機能が使えないようになっていた。著作権では、ダウンロードして閲覧したり、使用したりする行為は、禁じられていない。他人の著作物をアップロードすることが禁止されている。
金子さんは、参考人としての聴取に対して、「著作権を侵害する行為を蔓延させて、著作権を変えるのが目的だったんです」と述べたという。
2004年5月10日、金子さんは、著作権法の公衆送信権侵害のの容疑で逮捕される。
裁判の結果は、本が書かれた時点ではわからない。
ただ、この後も、Winnyユーザーのパソコンに感染すると、ハードディスクに保存されているデータを無差別にインターネットに放出してしまうウイルス「アンティニー・G」によって、個人情報が流出する事件が多発して、世間を騒がせ続けている。
Winnyユーザーに対する天罰なのか?(いったい誰が何の目的でこのウイルスを作ったのだろう)
そのほかの話題は、TRONの話題を含む標準化について、オープンソースについて、IPアドレスとドメイン名について、iPodについて、国産検索エンジン開発構想、などが取り上げられています。それぞれ興味深い話題です。
著者 佐々木俊尚(ささき としなお)
1961年、兵庫県生まれ
早稲田大学政治経済学部政治学科を中退
1988年、毎日新聞社入社、警視庁捜査一課、遊軍などを担当
1999年、アスキーに移籍、月刊アスキー編集部など
2003年からフリージャーナリスト
(2009年7月28日・記) -
Winnyの開発者金子氏の話、ネットとフラワームーブメント、ネットは何をするようになるのか、など興味深く、また考えさせられる本。この著者のGoogle論も読みたくなった。
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科学者同士の平和なコミュニティだったインターネットは今、「ウェブ2・0」という新たなパラダイムの出現により大きな岐路に立たされています。
ネット社会は、ウィニー事件に象徴されるように国家と激突し、世界ではインターネットの覇権を巡って国家同士の総力戦が開始されました。
“第五の権力”となったインターネット文明の行方を渾身の力で描きます。 -
聞いたことはあるけど詳細を知らなかった事件(Winnyやら)が出ている。安倍官房長官がWinny を利用しないように、と会見した。
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061220
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