もし、日本が中国に勝っていたら (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605583

作品紹介・あらすじ

もし、日本が中国に勝っていたら。中国人はなぜ、日本を憎んでもなお愛するのか。日中戦争の勝敗は逆転の可能性もあった。-新しい中国人が登場した。親日でも反日でもなく、歴史を意外な視点から自在な発想で語る。

感想・レビュー・書評

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  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 複雑な感情(日本への仇か米国への憎悪か/単独では勝つことが難しかった戦争 ほか)/第2章 日中与え合う影響(もし日本が戦勝国であったらどうなっていただろうか?/最も中国文化に近い侵入者 ほか)/第3章 侵略の歴史(日本が中華民族に加わることを中国は受け入れられるのか?/中国の歴史にみる侵略と虐殺・暴行 ほか)/結論 中原に入る(日本が中国に加わる方法/悪い結果ばかりではない)



  • 歴史にもしもはないと言われるが、戦後数十年を経た現在、改めてもしもあの時、こうしていたら、戦争は避けられたのではないか、被害をもっと抑えることが出来たのではないかと次代に向けて鑑みることは重要ですね。
    本作を日本人がこのタイトルで書いたなら、全く違う結論になっていただろうか。
    本書終盤の、日本のような中国、中国のような日本という国があったなら、あの時欧米列強は座視しただろうかという一節、実に感慨深い。
    人道的な戦争などというものは存在しないが、どこに植民地化されるかでもまた変わってきたんだな。
    満州の五族協和って考えは、実に良いと思ったんだがなー。

  • 面白い~興味深い~!
    この本の作者が中国人っていうのも面白い。

  •  シミュレーションゲームにあらず。歴史の話。
     タイトル見てさ、これどうなってると思う? この著者がいうにはなんと「日本が中国の一部になっていた」というのだ。これがむちゃくちゃ説得力があるんだよ。
     だって、むかし中央アジアから中国を侵略した奴らがいて、そのうちユーラシア大陸ごと征服しまくったんだけど、世界史的には「元」という中国の王朝がやったことになってんだし。満洲に住む女真族が中原を制して「清」という王朝をぶったてちゃったんだけどそれもやっぱ「中国」だしさーとか。侵略されてるようで、結果的にはすべてを飲み込んでしまう中国。恐るべし。
     著者は、筆名を使ってネットで過激な言説を発表している人物。この「如果日本戦勝了中国」もネットで発表されるや、ヒステリックな反応を呼び起こし、あらゆる罵詈雑言を浴びせられたという。しかし、知識人の一部には深い共感を呼び起こしたと。
     中国共産党は、日本が戦争中に行った行為をまさに鬼畜の行いとしてとりあげ、共産党がいかにその鬼畜と戦ったかというのを国民に教育し続けてきているわけだが。本書は「ほんとに日本軍が特別に鬼畜だったのか」「中国の歴代の王朝が行ってきた殺戮と比べてどうか」「日本人が行ったことにプラスは一切なかったのか」というあたりを問題にしている……いやもうそれだけで「吊せ!」という人はいっぱいいるんじゃないかな。
     とはいえ、別に日本人向けに書かれたモノではない。だからこそ、怒り狂う中国人も多いと思うけど。
     日本人の中で、「むかし、中国と戦争やって負けました」ということを認識している人はどれくらいいるのだろう。そこからして日本人の歴史認識は、中国人と食い違うわけだが、どっちが「正しい」かというのは不毛な話で。
     とにかくイデオロギー抜きのさめた視点で歴史を語れる人が中国にもいるという見本として、すげーおもしろい本だと思う。

  • まぁそうなるわな、という内容をわかりやすく噛み砕いて説明してくれる。とても読みやすい。

  • 中国人が書いた本。本のタイトルだけでいろいろと突っ込みたくなる本である。本の内容は中国のことも戦争中はひどかったことをちゃんと書いており、わりとまともであるが、日本は中国で殺人や強姦などをしていたともかかれていた。私は南京大虐殺などなかったと考えている人間なのでこの評価は受け入れることができないが、それも人からの伝聞でしかないので何とも言えない。あと、仮に中国を支配したら日本が中国化して抜け出せなくなるというのはほかの本でも書かれていることだがなるほどと思った。

  • 日中戦争において、中国の軍隊が国民に日本軍と同等かそれ以上に恐れられていたということを初めて知った。こんな内容を書いた中国人がいたことに驚き。

  • 平成24年6月17日読了。

  • 20070621

    中立的というかまあまあ常識的な本。
    だからこそ、特に何が、も無いなあ

  • 中国で中国人によって書かれた、新しい日中関係のありかたについて書かれた一冊。

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