裁判所が道徳を破壊する (文春新書)

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  • 文藝春秋
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605903

感想・レビュー・書評

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  • 給食費未払い・親殺し・国旗国歌法を題材に、裁判所を批判しています。
    民法で学習したときは、裁判所の言い分に納得。この本では、著者の論について納得。つまり、言い方で正義は変わるってことかなぁ。

  • 筆者のいう蛇足判決.面白い視点だ.裁判官の中にもバカがいるんだ.

  •  給食費・保育料不払い問題など,日本人の道徳が失われていく一因を裁判所の判決に求める。
     テーマは三つ。破産免責決定濫発によって,借りたものを返すという常識が失われる。違憲判決の圧力で尊属殺重罰規定が廃止され,親を敬うという当然の人倫を軽視する。都立高校の国旗国家問題に関する地裁判決は,教育の場での式典における最低限の厳粛さも保てなくさせる。

  • [ 内容 ]
    カネを返さずとも破産でチャラ?
    親殺しで重罪は不平等?
    試験秀才で、独りよがりな裁判官たちが、法や正義の名の下に、いかにこの国の「道徳」を破壊してきたかを暴露する。

    [ 目次 ]
    第1章 破産免責による道徳の破壊(給食費・保育料不払いの親 払えるのに払わないとは何だ! 破産免責制度の真実 裁判所の運用実績 経済道徳の変化)
    第2章 親殺しの普通化(「尊属殺人罪」と「平等原則」 判例変更 周囲の対応 一般論判決の違法 道徳はどこへ行った?)
    第3章 国旗国歌には尻を向けよ(仰天判決登場 事件の紹介 本件判決の骨子 本件判決の検討 クローズアップ「誤判の中核」 法律に基づかない裁判)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 第三章の「国旗国歌には尻を向けよ」について筆者は仰天の誤判と述べる。自分も同意見だが述べられる理由付けに我田引水的な面もあるように感じた。それにしても裁判官の論点整理の方法を垣間見ることができたようで勉強になった。

  • 結局この著者が言いたいことは全て同じ、そう感じた一冊。今の司法制度の問題点を同じ切り口からタイトルだけ変えて指摘している。
    言っていることは一理はあるが、どうも素直に納得は出来ない。

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著者プロフィール

同朋大学大学院人間福祉研究科・社会福祉学部准教授。臨床心理士。
名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程(心理学専攻)修了(文学修士、1982)。愛知県児童相談所に勤務(1983〜1999)。1999年より同朋大学社会福祉学部専任教員。家族援助論、児童福祉臨床研究などを担当。児童家庭相談、特に児童虐待防止ケースマネジメントを研究。
主な著書等:『児童虐待へのブリーフセラピー』(共著 金剛出版 2003)、『新生児医療現場の生命倫理』(共著 メディカ出版 2004)、「サインズ・オブ・セイフティ・アプローチ入門」(共著 そだちと臨床vol.2 明石書店 2007)。訳書として、『安全のサインを求めて』(ターネル、エドワーズ著 共監訳 金剛出版 2004)、『児童虐待を認めない親への対応』(ターネル、エセックス著 共監訳 明石書店 2008)

「2008年 『子ども虐待防止のための家族支援ガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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