本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784166606085
感想・レビュー・書評
-
団塊の世代の懐かしの詩歌のアンソロジーであるとともに国語教科書論でもある。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
団塊の世代が育った頃の教科書に載ってた詩を集めてある。ここから教育の意図が見え隠れ。
-
団塊世代が中学生だったころに、おおくの教科書に載っていた詩の数々。
これらの詩に胸をときめかせ、真剣に希望を重ねた時代。
失ったのではなくて、変化しているだけだと、詩人なら言葉で証明してください。
あなたたちがこの世界を輝かせるのです。
★
「世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちに譲つてゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造ってゐます。」(抄)(河井酔茗/ゆづり葉)
「みろ
太陽はいま世界のはてから上るところだ
此の朝霧の街と家家
此の朝あけの鋭い光線
まづ木木の梢のてつぺんからして
新鮮な意識をあたへる
みづみづしい空よ
からすがなき
すずめがなき
ひとびとがかつきりと目ざめ
おきいで
そして言ふ
お早う
お早うと
よろこびと力に満ちてはつきりと
おお此の言葉は生きてゐる!
何といふ美しいことばであらう
此の言葉の中に人間の純(きよ)さはいまも残つてゐる
此の言葉より人間の一日ははじまる」(山村暮鳥/一日のはじめに於いて)
「おお何といふ美しい朝であらう
何といふ幸福(しやはせ)を予感せられる朝であらう」(抄)(朝の歌/室生犀星)
「心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て
くちびるに歌を持て。
軽く、ほがらかに、
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て」(抄)(ツェーザル・フライシュレン/心に太陽を持て)
著者プロフィール
鹿島茂の作品
本棚登録 :
感想 :
