ラブホテル進化論 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2008年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166606207

みんなの感想まとめ

ラブホテルの新たな魅力を探る本書は、偏見や誤解を超えた現代カルチャーとしてのラブホテルを軽快に紹介しています。経営者の視点や歴史、法律との関係に触れながら、知られざる世界の魅力を解き明かしていく内容は...

感想・レビュー・書評

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  • ラブホテル。思い込みと偏見のみだと触れることのない世界だろうがあることがキッカケで興味関心を持ってみることになると、知らないことがてんこ盛りで、どーしようとなっていた時にふと目の前に現れた書籍が本書だった◎読み込むほどに面白く素晴らしい内容だったがボリュームが多く読み終わるのに、大幅な時間を要した。そのぐらい内容は濃厚で充実してる!ラブホテルハウトゥ本だと言えよう。
    丁度読み終わったここで、新しいトライアル開始です♪

  • 図書館で目にとまったので読了。
    そこにあるだけで面白い建物の代表格でもあるラブホテルについて綺麗に纏めてあってとても読みやすく面白かった。
    昔のラブホでは一般な家庭にはそこまで置いてない・普及していないもの(クーラーやお風呂)を積極的に取り入れることで集客をしていたという点で意外にも現代の様々な店に通ずる経営方法があり、ある程度暮らしが快適になった今でも「特別な空間」というものを提供するのは大事だということを再認識させられた。PS5が世の中で騒がれていた時に「PS5置いてます!」と宣伝していたホテルがあり、時代は変われど意思は受け継がれているんだなぁと読んでいて思った。

  • 大学の卒業論文作成から、発見して、本になった、という ことだが、よく調べてあると感じた。
    発生!から初期から発展の歴史的な過程が説明されているし、まる良く分かる。ホテルの写真に関して他に(過去に)よくできた写真集がある。
    雑誌記事については、よく調べていた。また。 関係者への直接聞き込みも行っているようだ。 主に流行した時期は、高度成長期と重なる のではないか?その後のバブル時期について. ラブホテルに、泊まる、利用するという価値感が なくなってきたと思っている。
    時代が変わって現在での利用価値は 様々あるのだと感心した。女性1人の利用は、 可能であるが、同性2人での利用はむずかしいようだ レディスディの設定で、利用客が増えることが あるようだ。夫婦での利用、ゲームやテレビ・ビデオ などの休息ースペースとしての利用も良いようである。
    他の業種との差別化、チェーン展開、割引券 などの特展サービスの利用については可否がある

  • 逢根あまみ「回転ベッドは恋人たちの夢を見るか?」を読んで、そういえば、そもそもなぜ回転ベッドは回転するのだろう、と思い、手に取った一冊。部屋の両サイドにプロジェクターとテレビがあって、見る時にベッドを回転させて調節した、とか、ストリップ劇場の影響でライトや鏡と組み合わせることであらゆる角度からお互いを見られるようにするため、とかの理由だったそうな。回転ベッドに限らず、ラブホテルの発祥、変遷、技術革新、多店舗展開など、そこにこめられた熱意と創意工夫、上に法あれば下に対策ありを地でいくしたたかさ、男性側のみからの視点での快楽から、女性が主導で楽しめる空間への転換など、読みどころ多くて面白かった。/以下、気になったところの抜粋、要約/ラブホテルの資料を見るのが大好き。そこに本気で「カップルの空間」を試行錯誤する愛すべき真面目な日本人の姿があるからだ。/1985年新風営法。回転ベッド、鏡張り、浴室の透明ガラスなど扇情的な仕掛けや装置が禁止。/作り手のこだわり。ケガしない。他の人にあわないよう出口にこだわる。バックヤードの従業員の動きやすさ。掃除のしやすさ。などなど人によりさまざま/昭和47年の法律規制でワンルーム・ワンガレージのモーテル営業は姿を消す。が、抜け道もあり/回転、上下動だけじゃなく、縦揺れ、横揺れ、ベッドそのものの空中つり上げ、ベッドの小刻みバイブレーションなどのさまざまな組み合わせ/お互いに離れたベッドがスイッチひとつでツーっと接近してドッキングするドッキングベッド/寝心地が悪い、回転時にキーキー音がする、メンテナンスがたいへん、服が巻き込まれる事故、など否定的な意見も/ラブホテルがシンプルで清潔な空間になったのも”女性が喜ぶもの”を重視するようになったから/ホテル側も犯罪にかかわりたくない。できれば広くていい部屋をたくさん作って、ホテルの質も客単価も上げたい。しかし、条例があるのでできない。皮肉な循環/自動精算機の導入で、従業の不正防止が図れ、多店舗展開がすすむ/足でつかんだ情報が重視されるゼミで、女性一人でラブホに乗り込むも門前払いされ、ゼミ発表に準備なしでのぞむことになったが、叱られ、しどろもどろに説明したあと、教授はニコッと笑って「ラブホテルは、女性一人だと入れてもらえないことがわかったということですね。君の足で掴んだ成果じゃないか」/カップルにとってラブホテルをより身近な存在にしたのは情報誌であった

  • ラブホテルを研究する研究者の卵の博士論文研究を一般用に描き下ろしたもの。

    経済状況・住宅事情の変遷がラブホテルのあり方に強く影響していることを見ると、ラブホテルは時代を移す鏡の一つとも言える。

    その一つに、当初アメニティなど含め男性しかみていなかったラブホテル(連れ込み宿)が、女性向けをどんどん意識するようになっていったことは女性の社会における立場の変遷やジェンダー意識の変化を反映するものかもしれないと感じた。

    また、先日宿泊した元?ラブホテルの設備が非常によかったため、障害者(大きなバス)や、旅行者、個人が使いたがるのもの理解できる。なぜ設備投資が進んだのか、についての歴史も興味深かった。

  • 著者みずからも「女子学生が、ラブホテルを研究しているというところに話題性があり、そこに人はピンク色の妄想をするのであろう」と述べていますが、「現役女子大学院生によるラブホテルの研究」という看板で、しかもカヴァー見返しの著者の写真を見る限りではかなりの美人とあっては、そうした需要があるのもしかたがありません。とはいえ、中身はラブホテルの歴史についてのきちんとしたレポートです。

    本書の視点は、近代以降の「性」や「愛」といったテーマにまで射程がおよぶものだと思いますが、「ラブホテル」をめぐる現代の文学作品などの言説についてもとりあげてほしかったように思います。

  • ラブホテルの歴史、広告戦略

  • 正直あんまり価値ないよな〜、
    こういう本って。
    各章扉絵の下手さが鬱陶しい。
    素人の下手な絵を何故入れるのか…
    写真の方がマシ。
    よく見たら同い年なのに、絵に溢れる
    ありあまらんばかりの昭和臭…
    若い女が書くってだけの本。
    オッさん書いてたら多分みんな気持ち悪がるな。

  • 2008年刊。ラブホテルをキーワードとして、日本の風俗(「文化」とまでいくと堅すぎるかも)戦後史、性の空間(部屋・建築)、男女関係の考察(選択権が女性へ)、経営戦略(女性向けラブホの隆盛、情報誌の活用)等、戦後の日本の変容を解説したエッセイ。将来像にも触れている。思ったよりも真面目な考察であり、キワモノとされがちなテーマをうまくまとめている印象がある。

  • 新書文庫

  • ラブホは流行の最先端を追いかけ、世相を追いかけている。
    ビジネスとしての経営は、業界全体的に下降傾向にあり、
    厳しそう。

    きっと、今はもっと厳しくなっているのかな?

  • ラブホテルの真面目な考察。
    連れ込み宿と言われた時代から、最近のブーム?まで。
    住宅事情が連れ込み宿やラブホの発展に関わってたというのは、ちょっと意外。
    もっと前の時代だと、長屋暮らしだと隣の声とか丸聞こえだったという話だけど、その頃よりは庶民が豊かになったということ?

  • これは面白い。へぇ〜とか、はぁ〜とか、声を出さずには読めない。自分がラブホテルに入れるようになった年齢よりかなり前のラブホテルの中身や、それがどう変化していったか、またラブホテルの経営者はどんな人が多いか、など研究項目も多岐に渡っていて面白い。年金受給日の翌日に高齢者の利用が多いと言うのには驚いた。エロ業界は不況知らず、いや、エロスは人間にとって永遠のものである。

  • ラブホテルに間する噂と歴史と。

    どうしてもうがった目で見てしまうけれど、住宅事情の悪かった戦後の日本になくてはならない存在だった。

    その後進化を続け現在に至るのだが、著者は否定していたが、変な意味ではなく実際に使用してみての感想も入れたら、もっと奥行きのある内容になったと思う。そこが少し残念。

    14/01/26-09

  • ルーツや発展の様子、ニーズや客層などを時代背景に絡めて説いていてとても興味深かった。どのような場所にあって、繁盛させるためにどのような工夫を凝ら したか、グッズやアメニティの移り変わりの様子や法律、規制との切磋琢磨している様子。具体例から説くこれからの様子、移り変わりのわけ。どのようなものが求められているのか。
    時代と共に目的も中身も移り変わってくラブホの実態が一つの歴史としてあって面白かった。

  • 現役美人女子大生がラブホテルについて書いた本なんて聞かされたら買うしかない(笑)
    残念ながら内容は薄いし、作者自身のラブホテルについての考え方なんかは、ほとんど書かれていないのでつまらなかった。典型的な見かけ倒しの本。

  • 作者の金さんはこれが卒論だったそうですが、今卒論に取りかかろうとしている私は、この行動力に脱帽です…(まぁ領域が違うと言えば違うけど…
    こうやって足で知識を集めていくことって重要だよなぁと実感。

    ラブホって社会学的にも建築学的に見ても面白い問題だって思ってて過去に他の本も読んだけど、若い人の視点から書かれていることで、重要な論文の一つになってるんじゃないかと思う。
    情報誌とラブホの関係は新しい発見だったー
    やっぱり消費者は知らず知らず操作されちゃうものなんだな…

  • オビにデカデカと載っている著者(現役女子大学院生)の写真がかわいかったので買ってしまった。内容は院生の卒業論文みたいな感じ。エロやラブホガイド的な内容を期待すると肩すかしだが、ラブホテルについて体系的に研究した例はあまりないと思うので無意味な本ではないのかも。

  • 女子大生が研究テーマとして取り上げたというのが面白い。
    男目線でないだけにエロ方向の内容になっていない。

  • ラブホテルを日本の誇る文化と位置付け、解説したとてもまじめな本

    年金支給日翌日には高齢者で混雑するそうな。
    回転ベッドがある理由とか知りたい人は読むべし。

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著者プロフィール

神戸学院大学講師

「2013年 『無印都市の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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