霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 (文春新書 635)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166606351

感想・レビュー・書評

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  • 元財務官僚で、竹中平蔵大臣(当時)の補佐官を務めた著者である。

    前に読んだ「官僚国家の崩壊」も、この人や竹中氏の論をベースにしているようだ。「官僚内閣制(の打破)」「上げ潮」「道州制の導入」「党人派」などのキーワードはかの本と軌を一にしているし、その「上げ潮」派は中川-竹中-著者(実質3人)だそうだ。

    まえがきには、ちょっとした経済学の知識があれば、今の日本のキーワードは簡単に解読できる、とある。その経済学のサワリと、インタビュー形式の文体は非常に読みやすく(ちょっと乱暴だが…それに誰がどういう立場でインタビューしているのかは書かれていない)、確かに「わかった」かはともかく、「わかった気になれる」。面白かった。

  • 1

  • 思索
    お金

  • 読んでおいて損はない

  • リフレ派。

  • 政治に興味がないわけではないのですが、

    あまり本を読む機会は少なく、かつ、知識も乏しいのですが、

    官僚と政治家の関係を少なからずしることができ、

    読んで良かったと思います。

  • 途中でイヤになった。
    自説以外はバカにするタイプ。

  • 財務省の異色の官僚だった高橋洋一がインタビュー形式で諸問題を解き明かす一冊。書いてある内容それ自体はわかりやすいものなのだけど、話し方が基本的に上から目線な割に、財務省をダメ出しするわりにはどこまで自分でそれを改善する努力をしてきたのか、というところについて触れられていないところが大いに不満。彼の功績だけを知るなら別の本でよいので、こういう本は本人の人格を誤解させるだけではないだろうか。

  • 高橋洋一先生著

  • [ 内容 ]
    経済低迷の主因は財務省と日本銀行の経済オンチにある。
    小泉・竹中改革の知恵袋ゆえに霞が関を敵に回した元財務官僚が語る、新・日本経済入門(高校一年生~財務官僚・日銀マン向き)。

    [ 目次 ]
    第1章 「埋蔵金」とはなにか(埋蔵金の意外な名付け親 歌って踊れるエコノミスト ほか)
    第2章 国のお金はどう動くのか―財政編(アメリカはエゴの国 B ほか)
    第3章 国のお金はどう動くのか―金融編(日銀総裁は「誰を」より「何を」が大事 まず「目標」の明示を ほか)
    第4章 公務員制度改革の闘い(公務員の権限が大きな日本 財務省にゴマをする「財政タカ派」 ほか)
    第5章 国家を信じるな(本当に地方ができないことを国がやる 「国」「道州」「市町村」という三層構造 ほか)

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『高橋洋一式「デジタル仕事術」』(かや書房)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(扶桑社)、『理系思考入門』(PHP研究所)、『国民はこうして騙される』『プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。

「2023年 『日本の常識は、世界の非常識! これで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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