• Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166606481

作品紹介・あらすじ

日本はなぜアメリカに勝てないのか?この問題の原点として太平洋戦争での海軍の戦闘を捉え直す。論客達の議論から日本の現場力・技術力、そして零戦・大和の真の実力が明らかに。「文藝春秋」の人気座談会を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 少年時代に夢中になったプラモデルの代表格は「ゼロ戦」と「戦艦大和」だった。日本が世界一を誇った戦闘機と巨大戦艦を持ちながら太平洋戦争で勝てなかった理由について、各界の評論家が語った「文藝春秋」の座談会の記録である。 敗戦の原因は枚挙に暇がないが、「零戦と戦艦大和」の悲劇は、〝特攻〟を最後の攻撃手段としたことにある。即ち軍部の戦争に対するインテリジェンスの欠如こそが、敗戦の総体的要因と考えざるを得ない。

  • 戦前の日本の考え方、対応方法について考えさせ、現在の日本の在り方を考えさせられる本。
    おすすめ。

  • 第一部はあまり興味をそそられる内容ではなく、軽く読んだ。第二部はタイトルでもある、零戦と大和について。全体を通して感じた事は今も昔も米国には敵わないという事。だがしかし、今日の日本が発展したのは戦艦大和や零戦の技術だと感じた。

  • ゼロ戦と戦艦大和を題材に、「なぜ日本はアメリカに敗れたのか」について論じた本。ゼロ戦については「固体としての性能を追求したあまり、生産、整備の効率が非常に低い」日本に対し、「固体性能はある程度妥協しても生産、整備の効率重視」と割り切り、トータルの戦力として考えたアメリカ。戦艦大和については「超極秘」として隠し続けた日本の発想とは逆にアメリカなら「存在を喧伝して抑止力として利用する」など彼我の発想の違いを思い知らされます。

  • 本書は文藝春秋誌上で行われた座談会をまとめたものです。座談会は読みやすいので、すらすら読めます。(もっとも内容を理解しているとは限りませんが)
     識者たちが縦横無尽に論じるのが面白いですが、反面、座談会という性格上、根拠がどこから出てきているのか出典が不明確な事が欠点です。また座談であって論争ではない事も残念です。
     本書の感想からはそれますが、研究の成果を論じあい切磋琢磨する場所があってもいいと思います。

  • 対談集なので総論はあるが、結論はない。そういった意味での評価。

  • 25番乗り。気になる。(2011/11/11)

  • [ 内容 ]
    日本はなぜアメリカに勝てないのか?
    この問題の原点として太平洋戦争での海軍の戦闘を捉え直す。
    論客達の議論から日本の現場力・技術力、そして零戦・大和の真の実力が明らかに。
    「文藝春秋」の人気座談会を収録。

    [ 目次 ]
    第1部 帝国海軍vs米国海軍―日本はなぜアメリカに勝てないのか?(日米対決の宿命―マハンの『海軍戦略』とルーズベルト家の策略 リーダー、戦略、人事―ニッポン型現場主義vs米国型独裁トップ イノベーションと技術力―職人芸、名人芸vs大量生産、サイエンス インテリジェンス戦争―ミッドウェー海戦と海軍乙事件 上司と部下―戦時の美意識と民主主義 失敗の本質―非常時に求められる「リアリズム」)
    第2部 零戦と戦艦大和―世界最高兵器の栄光と悲惨(無敵戦闘機と巨大戦艦の誕生―“すりあわせ”で世界の頂点に 山本五十六は大和建造に猛反対した?―大艦巨砲か、航空主力か 零戦の致命的弱点は?―「性能」と「戦力」の間 大和をどう使うべきだったのか?―戦略の不在と現場力の凄さ ニッポン技術力の限界―官主導の弊害、後発工業国の哀しさ ものづくり立国への遺産―新幹線、ホンダF1、「世界一」の記憶)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • Needless to say, Zero-fighter and Yamato are Japanese proud masterpieces. This book discuss their bright and blind sides.

    ZEKE:
    adv:long-reach, good controllability at slow speed, high-powered firearms
    disadv: poor protection of pilot, poor controllability at high speed, low-power engine
    zero fighter: craft products, American battle planes: industry ones

    YAMATO:
    adv:overwhelming cannon, strong protection= thick iron deck,
    disadv: battleship in itself no longer in pivotal role at that time, low-powered engine, enemy move during Yamato shoot cannon = low hit-probability

    differences of philosophy between Japanese and American military:
    (=defects in Japanese military)
    don't expect the worst case (make little of protection, lack of instructions in case of being captured by the enemy, etc)

    Zero fighter and Yamato as heritages for postwar Japan:
    memory that our ancesters once manufactured the world best things
    engineers who had been involved in Z & Y planted seeds of postwar industry in Japan-->NIKON, SHINKANSEN, YS-11, HONDA, SUBARU

  • 一気に読了。内容自体は既知のものが多い。隅田川の橋が軍縮時の造船技術のはけ口であったことは豆知識としてOK。しかし豪華な顔ぶれの座談会ではある。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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