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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784166606498
みんなの感想まとめ
この作品は、古代日本の神話と文化を深く掘り下げ、特に「古事記」に対する新たな視点を提供しています。著者は、稗田阿礼を日本最初の女性作家として位置づけ、彼女の役割や天武天皇の意図を探求することで、日本の...
感想・レビュー・書評
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<卑弥呼の鏡パワーに拝跪せよ>
この作者をジャーナリストとして理解していて、学術的な本はあまり信用してしなかったが、この本によって考えを改めた。
「古事記」に対する深いアプローチは、この作者が只者ではないことを十分に証している。
稗田阿礼が女性であったと言う過去から何度も指摘されている発想を、「古事記」の記述内容から明らかにしていくプロセスは、最初は「おいおい、いくらなんでもそれはないよ」と思わせるものの、最後は作者の論理に「うーん」と唸らされてしまった。
「古事記」編集のプロセスそのものが、日本語を作り上げると言う天武天皇の悲願成就だった、と言う指摘は鋭い。
唐文化に彩られた近江王朝を壬申の乱によって滅ぼすことで、勝者天武は日本のアイデンティティ確立を図った、という見立てだ。
日本という国家の原型がここに初めて形作られたのだ。
出雲神話の位置付けを語りゆくと、そこに太古(縄文海進期)の記憶が反映されている!という驚くべき結論に辿り着く。
古代日本にあって鑑の持った心霊的パワーを掘り下げる記述もスリリングだ。
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『古事記』も『日本書紀』も同じような内容の書物だと思っていたが、どうやらそうではないことがよくわかった。
個人的には、第5章「森鴎外と津田左右吉の苦衷」がおもしろかった。
後半、特に伊勢神宮の式年遷宮にまつわる説明はくだくだしい。『古事記』との関わりも今ひとつはっきりとはせず、なくてもよかったのではないか。 -
過去を太安万侶に語った実質的な著者とも言える稗田阿礼が実は女性だった!そして日向の高千穂峡への天孫降臨の神話は、大和ではなく、実際に間違いなく日向の話からスタートしている!常識を打ち破るような主張ですが、説得力があります。古事記が昭和前半に悪用されて非常に残念なことであったと思いますが、改めて映画化された例えば「ザ・ロード・オブ・ザ・リング」などと比較してもひけをとらないファンタジー世界だと感じました。津田左右吉、本居宣長などが古事記をどのように捉えていたか、詳しいです。そして、実は古事記を生んだ事実上の著者は支配者・天武天皇であったというのは疑いを挟むことのない事実なのでしょうね。
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史料集としての「日本書紀」とものがたりとしての「古事記」
学術的展開でも、個人的にはどうかと -
第1週 1/11(水)~1/18(火)
テーマ「日本・日本人・日本語」
↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00174065 -
静岡本館開架5F新書 081/B89/S649
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『古事記』について、ほんの序の口ながら少しずつ扉に近づいている。しかし、その理解たるや遅々としてすすまない。
有坂秀世の音韻学の業績や、稗田阿礼の女性説、天武天皇の役割など、「戦後日本の最大のタブーを解く」とするサブタイトルに迫ろうとする意欲と斬新さが基調となっている。
しかし古事記自体の壮大さの前に、読者の立場からする一読では作者の意図を理解するのは難しいとの感をうけた。
正月など時間のとれるときに、他事をわすれて没頭してみたい。 -
古事記というのは殆ど神話だと思ってました。歴史的な背景が見えてくると、もう一度読んでみたくなります。
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通勤読書で1週間ほど書けて読みましたが、、。興味深かったですが、正直消化不足。これは家でゆっくり読んだほうがよい。
タイトルにあるような、何らかの真実が語られていたとは思わないではないけれど、、。
とはいえ、昔過ぎて真実を証明する史料が出るとも思わないから、学者より作家の方が大胆に仮説を立てて、自由に表現できるためか、読み物として面白かった。
八百神の神々が登場するので、古事記を読み直したくなった。
著者プロフィール
長部日出雄の作品
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