- Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166606528
感想・レビュー・書評
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様々な理由でメディアに掲載を許可されなかった写真がたくさん載っているのかと思ったら、日中戦争から第二次大戦までのことに関しての内容であり、実際の写真はわずか。
大部分は著者の感想、意見、憶測。
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書名に惹かれて購入した。
基本戦争時代の検閲された写真、検閲の理由や経緯などが書かれている。
少し文体は読みにくいが意図している事は理解できる。最後によく言われる事だが、日本の諜報システムの遅れが示唆されている。 -
戦時下の検閲によって公に開示することが禁じられた不許諾写真についての論考。
戦争なので流すことが許されない情報があるのは当然なのだが、それが些細な点にフォーカスされていって論点がずれていくのがこの国の官僚的。
著者の論考によると、重箱の隅をつつくような検閲は媒体側に自主規制を促すためだと言う。
これは撮るなという命令が出来ても、これを撮れという命令を出すわけには行かないので、許諾する対象を取材者側に学習させ情報を統制したのだという。
現在のマスコミにも同じ状況が訪れている。
まさしく今は"戦前"なのである。 -
実に観察眼の鋭い写真評論。推理っぷりがすごい
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新書文庫
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新聞記事が検閲され、都合の悪いことが載らないのは、なにも昔だけの話ではない。
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1月30日 ~ 1月31 日
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