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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784166606658
みんなの感想まとめ
多様な視点から若者の現状を考察する本書は、金融ビッグバンやグローバリズムの影響を受けた若者たちの声を反映しています。著名な論者たちの意見が集められており、特に「希望は戦争」といった発言は、当事者の心の...
感想・レビュー・書評
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社会
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若者の身から言わせてもらうとあんまり的を射ていない。
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・松原・太田
・佐藤・雨宮:貧困の現実
商品経済、相互扶助経済、贈与経済の3つがうまく機能してこそ、社会はうまく行く。格差は問題ないが、貧困は問題。大きな思想の欠如、本当に助けが必要な人を救えなかった戦後左翼。ソ連崩壊後ロシアでのばらまき。
・城
昭和的価値観と平成的価値観の分離。
仕事での自己実現だけが平成的価値観ではない。
年功序列に縛られない生き方であり、多様性がキーワード。
勤勉さは国民性ではなく、そうすればリターンがあったから。
「最高のライバルは自分自身」
・宮台
サブカルのモチーフの変遷
50年代:復讐、60:社会的上昇、70:共同性→純愛、自然
77からナンパとオタク
83〜コミュニケーションスキル専制主義
ブルーカラーの俺ではなく、モテない俺
97〜横並び、現実の性愛に実りがない
脱社会的な感性:現実と虚構を区別した上で、現実を尊重すべき理由が見出せない
まったり革命:レギュラーなコースに実りがない
第三の道とポストフォード主義
参加しない若者、自己実現の煽りにのらない
近代化:〈生活世界〉の中で供給される便益が〈システム〉に置き換えられる過程。
便利になる→〈システム〉の肥大化と〈生活世界〉の空洞化、誰が「われわれ」かわからなくなる。
→内発性&信頼から不安&不信ベース
→育てることの放棄、監視化、建築家的権力化
⇒より多くの人が参加したいと思える社会の構想
(アメリカでは、宗教的共同性で埋め合わせてるが・・・)
自然共同体から選択共同体へ
・浅野
1960年〜若者論;大人との分離
反大人と脱大人→脱大人が反大人を包摂
脱大人の商品化、サブカル、消費社会論
2000年代は若者バッシング→労働予備軍として大人との連続性
若者は、大人の側の規範的な視線(大きな物語)から逃れ続けている。データベース消費。
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要再読
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“若者にとって本書は、時には共感し、時には反発しながら、「大人が自分たちをどう見ているか」という自己認識を深めるものになるだろう”という言葉通りに、この本ではワーキングプアや格差問題などのテーマに沿って、フリーターからエコノミスト、大学教員など様々な分野の大人が「若者」を取り巻く論争を行っています。わたしが高校時代に担任に勧められた本なのですが、内容も面白かったので、ぜひお勧めします。(YEC 太田)
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様々な角度から若者を論じている。やや過去になっているが、それでも時代の流れ一つとしては価値がある
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参考文献
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赤木君の例の作文収録。
応答分は未収録。 -
■弟が大学の授業で利用したそうな。
■「現代の若者」に関する論文多数。
■しかし、身新しい意見はなく、あまり頭に残らず過ぎていってしまった。 -
2月くらいに買って会社や電車でちょびちょび読んでいたこの本。
色んな論壇・雑誌での対談や論考をまとめたもの。
フリーターやらニートやら殺人やら現代を生きる若者に限らず、現代を生きる僕らが考え、意見を持つべき論題について著名人の意見が読めて、非常に良くまとまった新書だと思います。
読んで損はありません。たぶん。 -
若者論が13本。
若者、を通しての社会を見る。
右に寄ったものから、左に寄ったものまで、いろいろ。
特に興味深かったのが、赤木智弘。
新しい考え方、悲しい。
でも、そういう考え方もあるのか、と自分と違う考えを理解する手立てとなった。 -
結局、理解できない「若者」。
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タイトルの通り本書は若者に関する論考を中央公論等
の主にオピニオン誌上に掲載された記事から集めたもので
内容・構成は以前文芸新書から出版された『論争 格差社会』
と被っているところが多いですが(特に派遣の所とかフリーター
に関するところ)、今回は若者に対するメッセージ的要素が強くなっているようで
松原隆一郎さんと太田光さんの対談などまさにそのようなものでした。
また、登場する論壇人に関してもさまざまな人の論文・対談が掲載されていて
たとえば普段こういったオピニオン誌には登場しない様な方(赤木智弘さんや太田光さん)
、若者の間で人気の思想家宮台真司さん、現在起訴休職中の外交官でありながら数多くの作品をもつ
佐藤優さんなど多種多様な人が登場していてそれだけでもおもしろいです。
ただ、これだけ多くの人を巻き込んだ論争であるということは「若者論」というものは
多くの人が手軽に、誰でも参加できるということを意味しています(そもそも若者論なんて言葉は学問的にあるわけではなく、ただ単に「最近の若者についてのお話」程度のものでしょう)。それ自体は多様な意見が生まれるという点から見れば大変いいことなのですが
と同時に素人でも参加可能なわけですから議論の質が下がることも否めません。特に宮崎茂樹さんと野口健さんとの対談はひどく、
そこら辺の居酒屋談義とまるで変わらないような内容で、自分の経験をことさら取り上げそれを今の若者に強要したり拡大解釈
しているような気がしてなりません。また、各々いいことは言っているんですがお互い噛み合っていません。
たとえば赤木智弘さんはいわゆるロスジェネ世代を代表し非正規雇用の悲惨さを説いている一方で
堀紘一さんと久保利英明さんは高校生など学生に対する教育法を説いているわけです。つまり何が違うかというと
ロスジェネと高校生で対象が違うわけです。こちらとしては「非正規雇用の悲惨さはわかった、ではその対応をどうするのか
」ということが知りたかったのですが対象が違うのであれば知りえるはずもありません。これでは論争というタイトルを掲げる意味が
あるのかわかりません。
ただ仲正昌樹さんの論文は面白く一見の価値ありです。
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2008/10
いろいろな論壇などで発表された『若者論』をまとめて紹介してある。それぞれの立場で書かれたものがまとめて紹介されてあるので、全体像を俯瞰してみるのには適している。ただ、中には薄っぺらいものもあり、論壇の軽薄化がここにもでているのかと感じる部分も少なくない。
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