世襲議員のからくり (文春新書)

  • 文藝春秋 (2009年5月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784166606986

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    世襲に関するジャーナリズム。全体的に世襲議員憎しの感情をとても感じる文体。

    個人的には世襲議員がお坊ちゃま育ちなのは事実なので、そこに対してどうこう言ってもしょうがないでしょう、と思ってしまう。
    著者と同意できるのは億単位の相続も税金が一切かからない政治家特有の優遇措置。
    それ以外は「う~ん」な本だと思いました。

  • 未だに旧東京1区で昔の政治家の名前の票が出てくるのは面白い笑

  • 2015年3月31日読了。

  • 著者の著作に興味があったので読んでみた。日本に世襲議員が多い理由の一つが後援会のシステムが原因だとわかった。読んでいて世襲議員が増えすぎないようにするためにはどういうシステムにすればいいのか考えさせられた。世襲議員に対する色んなデータが載せられていて読んでいて参考になった。

  • 今回の衆議院選での自民圧勝を受けて、腑に落ちない点もあり、本屋を物色していると、目に止まったので購入した。

    著作は2009年、民主党への政権交代の時期に出版された。当時のものを、再び安倍政権となった今読み返すとなかなか面白い。

    論説は、まず主張ありきの文体で、いささか根拠が薄い印象も持つ。それでも一面の真実は表している。本文中には、麻生太郎の定額給付金の受け取りに関する、もらうもらわないは人間の矜持の問題というコメントの話題や、成蹊を小中高大とエスカレータで上がってきた安倍晋三が、父の死期にゲームに興じていたエピソード、山口での選挙戦での母の活躍ぶりなどが載っている。

    世襲議員は、苦労を知らず、胆力が無い、と言う。ではなぜ彼らは”選ばれる”のか。
    小選挙区は、後援会を持ち、地盤を固めたものが有利である。特に地方では、後援会という既得権益を保持する構造が機能している。
    世襲議員というのは、この国の形を表す一つの鏡である。今回の自民圧勝の理由が少しずつ見えてきた。

  • ラジオは毎週聞いています。面白いです。地元の図書館で読む。抜群の筆力です。それだけです。

  • 帯に世襲議員大増殖が政治をダメにしたとあります。本書は修羅場をくぐった初代に比べ、地盤、看板、カバンを引き継いだ世襲議員はひ弱だという。

    世襲の弊害として、新規参入か困難で優秀な人材が政界に人材が供給されない点があげられる。現在、政界の人材不足の一因である事は間違いないであろう。

  • そうか、政治資金は相続税がかからないのか。これはひどいな。
    同じ選挙区から二回以上出馬できないようにしないとダメだな。国会議員なんだから地元代表じゃなくて結構。

  • なるほど。おそらく一番難しいのは後援会という
    職業・生活圏を脅かすことによる利害関係だね。

    やはり相続に税を立てるとか重要だと思う。

  • 知らないとこで色々起きてる・・
    日本っておかしいよね

  • 1990年代半ば、世襲政治家が永田町の中枢をせめて以来、日本の政治は劣化した。世襲を守る政治システムは、国民には見えにくい。そのからくりを永田町激怒の深層レポートで明らかにする。世襲政治家がいかに、国民生活を理解していないか。他国の政治とも比較された展開がなされていて、興味深い。後半では、政治とTV業界との癒着なども示唆している。

  • [ 内容 ]
    ハローワークの視察に行き、職を探す人に「いままで何をしてきたんだ?」と説教した麻生首相。
    自らは進学に合わせて小学校まで作ってもらう「オーダーメードの人生」を歩む。
    安倍、福田内閣とも、閣僚ポストの半数前後、麻生内閣では実に18人中12人を占めた二世議員。
    彼らを大量生産するのは永田町式相続作法だ。
    カネと地盤を無税で継承するからくりを徹底取材で明らかにする。

    [ 目次 ]
    第1章 二世の投げ出しはなぜ続く
    第2章 民主党の二世たち
    第3章 からくりその1-政治資金管理団体の非課税相続
    第4章 からくりその2-後援会組織の世襲
    第5章 からくりその3-どんな無理もする「看板の世襲」
    第6章 世襲大国日本
    第7章 国民の意思が世襲を断ち切る

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • “2009/8/4
     普通。

    小粋空間: 世襲議員のからくり
    < http://www.koikikukan.com/archives/2009/06/28-000300.php >

  • お昼の読書タイムに読みました
    どうしてあんなにも世襲議員はいるのでしょうか?
    あの小泉さんもやってしまうのはやっぱりおいしいから?
    もっと不思議なのはどうしてそんな世襲議員の存在を国民は許してしまうのでしょう?
    問題は後援会、そして政治資金団体の存在でした。(地盤、カンバン、カバン)

    後援会→名前は応援団みたいであるが、その実態は票計マシーン。既得権益保持のために存在する彼らこそが志もまともにない人間を政治の世界へと送り込む。

    政治資金団体→政治資金団体の相続には一切の課税がなされない。つまり2世、3世議員の資金源として受け継がれていく。
    世襲はよくないとする世襲議員達も政治資金団体の相続禁止については口をつぐむ。それだけこの存在は大きいということだろう。
    また政治資金団体を制限する法律も別の団体を介して資金を動かすことでザルとなる法案を作ろうとしているのが現状。

    結局は政治家が悪いだけではなくそれを選ぶ国民が悪いのだということです。
    (安倍さん、福田さん、小泉息子を選んだのはまぎれもなく私一人一人なのだから)
    自分で何もしてこなかった温室栽培の政治家に修羅場をくぐりぬける力やリーダーシップを求めること自体が間違いですね。

    国民全体の集団知を高めない限り政治がよくなるとは思えません。
    今こそ、
    『Ask not what your country can do for you,
    ask what you can do for your country.』    John F. Kennedy
    が求められるのかもしれない。

  • やっぱりこの世襲議員の多さは日本独特の異常な状態だったことがよく分かった。それにしても政治資金管理団体の非課税相続は非道い。一般庶民が一生かけても稼げないような額の金が非課税で相続されている事実だけ取っても、政治資金規正法の改正は必須だ。けど法律を作るのは当の国会議員だもんな。ますます政治が空洞化していく。

  • 既得利権をどうしても手放したくない理由が一部わかる本。

  • 政治の世界はとても閉鎖的な社会だと改めて気づかされました。
    21世紀にもなって、曲がりなりにも世界の先進国と言われている日本で、こんな常識がまかり通っていることに怒りを通り越してただあきれるのみ。
    また、その問題の芯の部分を徹底して報道をしない、もたれあいの既存メディア。。。

    上杉さんのようなフリーのジャーナリストがどんどん社会の闇の部分を暴いてくれることを切に願います。

  • 捨てページがない良書。

    ・「世襲議員について」問題提起した本だが、
     著者にセンスがあり、本文にスピード感・高揚感がある
     全章に渡って展開が良い

    ・著者の経験(議員秘書)及び取材に基づいた内容が主で、
     最近の新書にありがちな、「内容がない水増し本」(まるで民法 のバラエティーだ!)とは一線を画する内容の濃い一冊。

    ・「世襲議員は良くない」、巷間言われることだが、
     素人の私に、ここまでわかりやすく説明してくれた人や記事はな かった。そして、この本を読み、世襲の何が問題なのか、事の真 相を初めて理解できた。 
    ・政治に興味のない人も含め、全ての納税者に 是非一読をお薦め したい。
     アホくさくて税金払う気がしなくなったりして^^;
     

  • 日本の選挙における後援会の強さ、政治資金管理団体の仕組みによって、世襲議員が多くなるということがよくわかった。
    アメリカやイギリスなど他の国の選挙システムにも触れられていて、なぜ国際的に日本の政治家のプレゼンスが低いのかも納得。
    上杉さんみたいな人がこの国にはもっと必要ですね。

  • かつての日本の政治家の中には挫折や困難に直面してそれを克服してのし上がってきた強さがあった。世襲議員にはそんなものはない。
    麻生さんなんて生まれたときからのスーパーボンボンであんな人が日本の総理だったなんてなんだか日本人として情けない。
    世襲政治家は持ちあげられ、誰かがお膳立てしてくれることに慣れている。小泉さんのように他人の釜の飯を食った人はそれでもまだ強い。

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著者プロフィール

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「2018年 『人生から失敗はゼロになる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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