世襲議員のからくり (文春新書 698)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166606986

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    世襲に関するジャーナリズム。全体的に世襲議員憎しの感情をとても感じる文体。

    個人的には世襲議員がお坊ちゃま育ちなのは事実なので、そこに対してどうこう言ってもしょうがないでしょう、と思ってしまう。
    著者と同意できるのは億単位の相続も税金が一切かからない政治家特有の優遇措置。
    それ以外は「う~ん」な本だと思いました。

  • 未だに旧東京1区で昔の政治家の名前の票が出てくるのは面白い笑

  • 2015年3月31日読了。

  • 著者の著作に興味があったので読んでみた。日本に世襲議員が多い理由の一つが後援会のシステムが原因だとわかった。読んでいて世襲議員が増えすぎないようにするためにはどういうシステムにすればいいのか考えさせられた。世襲議員に対する色んなデータが載せられていて読んでいて参考になった。

  • 今回の衆議院選での自民圧勝を受けて、腑に落ちない点もあり、本屋を物色していると、目に止まったので購入した。

    著作は2009年、民主党への政権交代の時期に出版された。当時のものを、再び安倍政権となった今読み返すとなかなか面白い。

    論説は、まず主張ありきの文体で、いささか根拠が薄い印象も持つ。それでも一面の真実は表している。本文中には、麻生太郎の定額給付金の受け取りに関する、もらうもらわないは人間の矜持の問題というコメントの話題や、成蹊を小中高大とエスカレータで上がってきた安倍晋三が、父の死期にゲームに興じていたエピソード、山口での選挙戦での母の活躍ぶりなどが載っている。

    世襲議員は、苦労を知らず、胆力が無い、と言う。ではなぜ彼らは”選ばれる”のか。
    小選挙区は、後援会を持ち、地盤を固めたものが有利である。特に地方では、後援会という既得権益を保持する構造が機能している。
    世襲議員というのは、この国の形を表す一つの鏡である。今回の自民圧勝の理由が少しずつ見えてきた。

  • ラジオは毎週聞いています。面白いです。地元の図書館で読む。抜群の筆力です。それだけです。

  • 帯に世襲議員大増殖が政治をダメにしたとあります。本書は修羅場をくぐった初代に比べ、地盤、看板、カバンを引き継いだ世襲議員はひ弱だという。

    世襲の弊害として、新規参入か困難で優秀な人材が政界に人材が供給されない点があげられる。現在、政界の人材不足の一因である事は間違いないであろう。

  • そうか、政治資金は相続税がかからないのか。これはひどいな。
    同じ選挙区から二回以上出馬できないようにしないとダメだな。国会議員なんだから地元代表じゃなくて結構。

  • なるほど。おそらく一番難しいのは後援会という
    職業・生活圏を脅かすことによる利害関係だね。

    やはり相続に税を立てるとか重要だと思う。

  • 知らないとこで色々起きてる・・
    日本っておかしいよね

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著者プロフィール

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「2018年 『人生から失敗はゼロになる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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