- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166607082
感想・レビュー・書評
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いろいろ知らなかった単語が出てきて面白かった。テレビが消えてしまったら、面白くなりそうだ。
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大衆=マスの消失が、既存のマスメディアの利権を剥がしとるのかが詳細に論じられている。
特に、「コンテンツ」「コンテナ」「コンベアー」の三つのモデルを用いて説明しているところがわかりやすくて良い。
テレビや新聞は、コンテンツにおいても、覇権を握っていた時代は終わったように思えるが、それはマスの消失とともに、既得権益の保護に躍起になるあまり時代を読めなくなってしまったからではないだろうか。
マスに迎合するのではなくマスを創りだすのがマスメディアの役割に思うので、特にテレビは、そのオリジナリティーとバイタリティーを失って欲しくないと思う。
総じて、メディアの構造が見えてとっても良かったけど、テクノロジーとマスメディアの融合に関してはあまり賛同出来ない。が、筆者の提示したものもひとつの答えとしてはありうるのではないでしょうか。 -
改めてメディアは多様化してるんだと感じました。
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テレビはバカが見るものなのではなく、バカになりたいときに見るもの
コンテンツ、コンテナ、コンベア
コンテンツ=新聞記事
コンテナ=新聞紙面
コンベア=販売店
コンテンツ=番組
コンテナ=テレビ
コンベア=地上波、衛星放送、CATV
コンテンツ=楽曲
コンテナ=メジャーレーベルのCD
コンベア=CD販売店
↓
コンテンツ=楽曲
コンテナ=itunes store
コンベア=インターネット
パワーはコンテナを握っているものに移る=メディアプラットフォームの時代
マスメディアからミドルメディアへ
マスメディアの崩壊というのは、電波や印刷物というコンベアがインターネットというコンベアに負けていくという話ではなくて、従来のプラットフォームが破壊されて別のプラットフォームに移り変わっていくことによって引き起こされている
コンベアは重要ではない。コンテナこそが本質→R25の成功
コンテンツ さまざまな記事
コンテナ R25というプラットフォーム(ペーパーポータル)=M1層に徹底的にターゲットしたニュース解説
コンベア 紙の印刷物
音楽業界でエイベックスがとった戦略と同じように、広告代理店は代理店モデルを捨て、クライアントのエージェンシーとして徹底的に広告をコンサルティングしていくようなビジネスへと転換する必要がある。
どれだけメディアの世界がテクノロジー化され、テクノロジーを基盤としたプラットフォーム化が進んだとしても、それでも消費者と企業の間の信頼関係のようなものは求められる。プラットフォームを成立させた上で、さらにその上の新たなかたちの信頼関係を再構築することが必要となる
ソーシャルメディアは、信頼関係を構築するのにはもっとも適した世界 -
コンテンツ-コンテナ-コンベア ウムウム
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2001 shufoo 広告チラシのサイト
コンテンツ テレビ番組
コンテナ テレビ、(ケータイ、ゲーム機、ぱそこんパソコン)
コンベア 電波、(ケーブルテレビ、インターネット)
田中良紹 メディア裏支配
コンテンツ 楽曲
コンテナ メジャーレーベルの作ったCD→iTune store
コンベア CD→ internet
コンテンツ 番組
コンテナ 次世代STB(ここを握った企業こそTVのプラットフォームとなる)
コンベア 地上波、ケーブルテレビ、衛星放送 -
こういったテーマを把握するには、<u>経済や産業の構造とITの専門知識</u>の双方についての深い理解に加え、<u>鋭い問題意識に裏打ちされた洞察</u>力が必要だと思う。著者のような<span style='color:#ff0000;'>マスコミ出身者でかつITを知悉した人</span>にしかなしえないのかもしれない。
従来から新聞、テレビは、<b><span style='color:#ff0000;'>コンテンツ(記事、番組)とコンベヤ(販売店チャネル、放送波等)を垂直統合</span></b>し、一般への<u>情報フローを独占・寡占</u>することによって、政治、経済、産業、消費を(間接的にせよ)コントロールし、さらにマクロな広告宣伝費のフローを壟断して利益を得てきた。しかし、インターネットによって<u>一般へのコンテンツ配信コストが限りなくゼロ</u>になり、情報フローに占めるアマチュア比率が増えたことによって、ビジネスモデル消滅の危機に立たされている。
これはすべての分野に普遍的な問題、すなわち「<u><b><span style='color:#0000ff;'>安定のための集権・集中」と「民主、平等、多様化」のどちらが選ばれるべきか</span></b></u>、というテーマでもある。今後も、世界に流通する情報の質を維持し流言飛語憶測の跋扈を防ぐことは社会の安定性確保に欠かせない。そのためには、すべてがアマチュアという状態は論外だし、情報の一次ソースを正確にリポートできるパワーのある取材機関が、なお必要であろう。ただし通常の経済原理の中でそのような機関の経営が成立しうるかどうかはわからない。今後も世界的に「情報の民主化」が進む中で、今の新聞、テレビにそれが務まるか。またその覚悟があるだろうか。 -
興味深い観点。思ってたよりも報道の仕組みとかに傾いてたかな。
メディアが多様化してるのは本当そう思うし、広くなった分情報が分散して、専門的になりすぎてると感じます。
新聞とかは一応まとめてみることのできるいいツールだから、インターネットに取って代わるのは惜しすぎる。