- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166607112
作品紹介・あらすじ
「日本はなぜ負ける戦争をしたの?」と子供に聞かれたら。あの戦争をめぐる問いに、日本を代表する知性がズバリ答える。満州事変から東京裁判まで、昭和史入門の決定版。
感想・レビュー・書評
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知らないことが、たくさんあった。曖昧にしてきたことがすっきりするって大事だな。用語集とか出版されてないか調べてみよ。
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先の大戦からの問題はこれまでもこれからもなかなか解決を見ないと思います。そうしたことを少しでも理解しようと、この本を手に取りました。
前半部分の戦前・戦中の話がとても印象に残りました。特に、原爆のところの影の話。後半部分の戦後篇は最後の吉田茂、講和条約の話に深く考えさせられました。
印象に残ったところは引用しました。
何が善悪で今後どうしていくべきかはまだまだ勉強不足でわかりませんが、いろいろな考えに触れて、きちんとした事実を見て、いずれは将来の世代にきちんとした歴史を伝えられたらなと思います。 -
一番印象的なのは池部良の「戦前暗黒史観」すべては暗かったのか?というテーマで、本人としては楽しく学生生活を送っていたという。どの時代にもその時代の青春があり喜びがあることを再認識させられる。
月刊誌の連載を集めたものだが、36のテーマに対し30名程度の学者・作家・文化人等々が各々の価値観から回答するという形式で、やや保守的な側面はあるものの、様々な議論が展開されている。ただし、ここにある意見が全てではないし各テーマの掘り下げ方も弱いので、本書をキッカケに自分なりに調べて考えていく必要はあるだろう。 -
昭和に入ってからも立て続けに戦争があったのは、今では信じられない。
価値観はあっという間に変わり、最善が最悪になり、良き指導者が極悪人になる。このような本を通して、少しでも真実を知らなければならないと思う。
綺麗事だけではない。 -
100304
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「父が子に教える昭和史」(文藝春秋刊)を読みました。
満州事変、2・26事件から真珠湾攻撃、東京裁判までの歴史を多彩な執筆陣で解説しているものです。
どうしてもあの戦争に対しては、全面的に否定してしまいがちなのですが、すべてが間違っていたわけではなく、正しいことは何だったのかを改めて考えさせられました。
今のこの日本があるのも、あの大戦を懸命に生き抜いてきたからこそであり、日本の未来のために命をかけて戦った多くの人たちのおかげであることを忘れてはいけないのだと思いました。
正しい歴史について、しっかりと後世に伝えていきたいものです。 -
月刊誌文芸春秋に掲載されていたのを新書版にした。
日本人は一度はこの本を読むべきとの感を強くもった。
従来、言われてきた、常識とされてきたことがこの1冊を読むことによって覆される。
斯界の人たちの発言は重い。