人事部長から学生へ 就活って何だ (文春新書 715)

著者 :
  • 文藝春秋
3.24
  • (17)
  • (71)
  • (110)
  • (33)
  • (7)
本棚登録 : 693
感想 : 104
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166607150

作品紹介・あらすじ

世界不況の影響で厳しさを増す就活。ネットで飛び交う情報の何が真実か。いったいどうすれば勝ち抜けるのか。超人気企業の人事部長が「面接の裏」「本当に欲しい人材」「仕事とは何か」を本気で語った究極の就活バイブル。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昨今の不景気の中、学生が直面する壁、就職活動。
    就活情報サイトやマニュアルで翻弄される学生達を各企業の人事部長達はどのように見ているのか?
    また、どのような人材を求めているのか?
    ANAや電通、フジテレビなど人気企業の採用担当者が就活について赤裸々に語る。
    また、その話から見えてくるどの企業も求める人物像を探る。

    人気企業が多いため、これから就活する人には参考になるかも。
    ただ、どの担当者にも好感が持てるのでそこまで本音を言っている感じがしない。
    就活とは?という大枠を述べるのなら各企業名を出さないほうが赤裸々に語られるのに、と少し残念だった。

  • 【就活とは素の自分に相手が響くこと】
    ▶︎人事の着眼点
    ・入りたい熱意がある
    ・自分のやりたいことが明確
    ・目標を定めて主体的
    ・話し方が下手でもいい
    ・用意した答えはちっとも響かない
    ・やりたい職種について具体的な行動
    ・挨拶時のハキハキ、目をみてるか、明るいか、元気かで決まる
    ・ビジネスの視点を持ってるか、ボランティアとは違う
    ・ネットの情報だけで知った気になるな
    ・気持ちのあるやつはあらゆる手段でOBOGに会ってる
    ・グループディスカッションは結論ではなく、その過程。柔軟な対応力がポイント

  • 自分と向き合うことが大切。
    就職活動をしていると、「軸」をもって行動しようとか、「軸」と合う会社を探そうとか、説明会へ行くと良く聞くワードです。私自身、自分の「軸」が何なのか掴み合いかねていますが、この本は自分と向き合うヒントが散りばめられていました。特に、印象に残っている面接時の学生との会話について触れている部分は、自分ならどう話すかな??自分ならこの会社で働きたいかな??と考えながら読み進めることで自己分析に繋がりました。
    後半のまとめでは、他の就活本と同じく真面目に企業研究して、素直な自分を見せましょうと書かれています。人事の方々の話を読んだ後だと、なるほどなと納得できました。

  • ↓貸出状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00510251

  • 有名会社の人事部長の入社面接の時の視点についてインタビュー。これを読んでどれほど役に立つのか?

  • 〈目次〉
    東海旅客鉄道
    全日本空輸
    三井物産
    資生堂
    東京海上日動火災保険
    三菱東京UFJ銀行
    サントリーホールディングス
    明治製菓
    武田薬品工業
    日立製作所
    NTTドコモ
    バンダイ
    フジテレビ
    ベネッセコーポレーション
    〈内容〉
    2010年当時の人事担当者のインタビューから就活のポイントを見ようというもの。各社それなりに特徴はあるが、共通項見えてくる。マニュアルどおりはダメ。コミュニケーション力。これは会話をできる(面接中に一方的でなく、やりとりができる)ということ。自分を如何に客観的に分析できるか。ボランティア経験は大事だが、企業なので、収益力を考える。こんなところかな。
    学校図書館

  • これはなかなか斬新で面白い切り口である。
    それぞれの企業の微妙な考えの違いも感じ取れる。
    しかし、学生はこんなものでもマニュアルにするんだろうな・・・

  • 大企業の人事の方々が自分たちの会社の採用方法について語った本。最後の章より「コミュニケーション能力に長け、困難にであっても知恵と根気でやり遂げる知力と胆力があり、新しいことに挑戦するチャレンジ精神に富み、集団を率いるリーダーシップをも持ちながら、チームワークを重んじ、協調性も欠かさない」というこの文章。これが採用したい人材である。確かに事実だと感じた。しかしこんなスーパーマンはよほどいない。だからこそ最後は、自分とはどういう人物なのか、しっかりと考える、それが就活において大事だと書かれている。結果はありがちだか人事の言葉を経由してのまとめなため説得力があると感じた。

  • 特に期待もせずに読んだ本だけども、いろんな会社の人事の方が面接時のチェックシートにどんな項目を設けているかとか書かれてて、いい勉強になった気がする。
    やはり、先輩の話だけを盲信するのはよくない。

全104件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

森 健(モリ タケシ)
野村総合研究所(NRI)未来創発センター、グローバル産業・経営研究室長
野村総合研究所(NRI)未来創発センター、グローバル産業・経営研究室長。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)経済学修士課程修了。専門はデジタルを含むグローバル経営環境分析。共著書に『デジタル資本主義』(2019年度大川出版賞)、『デジタル国富論』(いずれも東洋経済新報社)、『グローバル・ビジネス・マネジメント』(中央経済社)などがある。

「2022年 『デジタル増価革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森健の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×