本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166607266
みんなの感想まとめ
テーマは「リーダーの条件」でありながら、実際には司馬遼太郎への愛情が溢れるファン同士の対話を楽しむ内容です。特に座談会形式で進行するため、参加者たちが司馬が愛した日本人について気軽に語り合う様子が魅力...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
司馬さんを愛する方達が、寄ってたかって司馬さんの考えを読み解くところが楽しかったです。特に“司馬遼太郎が愛した日本人”の座談会が好きです!
-
この本を「あるべきリーダーの姿」を模索して買ってしまった人は拍子抜けするかも(だいいち、リーダーについて語り合っているのは最初の一章のみ)。司馬遼太郎ファンが「司馬さんが本当に好きだったのは誰だと思う?」と、きゃっきゃいいながら語り合っているファン交流会の議事録のような本であり、誰も口角泡を飛ばして「理想のリーダー」など論じていないからだ。ただ、おしゃべり会といっても、揃った論客が歴史マニアばかりなので、史実や雑学が次から次へと飛び出してきて飽きない。座談会の傍らに座って、楽しそうにおしゃべりをする老人立ちを眺めているような気分になれる本。
-
坂の上の雲は未読なので4章以降は読んでから読む。個人的には勝海舟派だが司馬遼太郎が主役として書いてない理由が分かった。乃木希典の立ち位置が最後までぶれてるね笑
-
昨今のリーダー、特に国政における総理や野党のリーダーシップには疑問を呈する意見が多い。事実、政治はカネの問題やら靖国問題など、余程リーダーたるものが態々国民の血税を投じて開かれる国会の場で長い時間を割いて討論する内容とは言い難い。勿論、その渦中にある政治家たちが悪いのは当たり前だが、責め立てる野党党首も、それはもう別の時間にやってくれ、どうせ攻める相手の信用は地に落ちているからもう良いよ、と言いたくて仕方なくなる。そういう人達がリーダーの国は何も決まらない、何も進まない、課題は減るどころか時間の経過と共に増えるし、そうこう言っている間にも日本の借金は利息だけでも増え続ける。果たして何を安心材料に無駄な時間を過ごしているのか、国民からはよく分からない。そしてあれだけ騒いだ与党の派閥問題でも、何故か解散もせずに生き残ったその派閥が再び権力を握るなど誰が想像しただろうか。初の女性総裁誕生も背後に鎮座まします権力の陰に、その栄光も霞んで見えてしまう。そして企業のリーダーも賭博やら違法ドラッグやらセクハラといったとても企業の存在価値、社会への貢献とは真逆の意味なき理由で去っていく。その企業に所属した社員は無意味な処理雑務に追われ可哀想になってくる。
本書はそのようなだらし無いリーダーばかりの現代に投げかける、あるべきリーダーの姿について、司馬史観と呼ばれるまでに日本史を作った司馬遼太郎氏の著作を中心に著名人が座談会形式で語らい合う内容となっている。その対象は坂本龍馬、勝海舟に始まり、西郷隆盛、大久保利通、桂小五郎、土方歳三、高杉晋作、陸軍産みの親である大村益次郎、河井継之助、そして日露戦争で散々な死者を突撃の繰り返しで出した乃木希典、反対海戦史に残る戦術でロシアバルチック艦隊を撃滅した秋山真之。騎兵戦の第一人者である兄の秋山好古など、壮々たるメンバーについて、これまた司馬遼太郎好きの現代の歴史家、政治家、リーダー達の子孫などこちらも壮々たるメンバーが集まり語らい合う、といった内容となっている。勿論タイトルにあるとおり、それらリーダーが如何にしてリーダーたる地位を築き上げ、後世に名を残す振る舞い(リーダーとしての条件)をしたかを、司馬遼太郎氏の著作に登場する人物像として語る内容である。司馬史観と言われる位だから、どこまでが史実で何処からが想像上のものか判断は難しい。それについては座談会の開催者である故半藤一利氏が解説を加えながら進められる。
正直なところ、日本人の多くは司馬遼太郎氏とその著作からそれら登場するリーダー像を確立している人が多いだろう(坂本龍馬などは龍馬が行くのイメージがそのまま定着している)。だがそれは司馬遼太郎の単なる理想を描いたものではなく、様々な文献から得られた史実に近いイメージ像を基に、それら登場人物になりきった司馬氏が描いたものであり、正に理想、リーダーの条件を鮮やかに描き出したものである。それに現代のリーダー達が憧れるのは、そうした傑出したリーダーの不存在と、ならば自分がそうなりたいという願望の現れであると感じる。かくいう私も同じく、自分に足りない悩ましい実力をどうにもできない自分を認めるからこそ、本書を開いた様なものかも知れない。
本書はこれからリーダーを目指す人への参考書にもなり得るし、既にリーダーとして多くの課題に直面する人にも解決の糸口を探る鍵となるかも知れない。私も今行き詰まっている最中だから。 -
「坂の上の雲」の秋山兄弟など司馬遼太郎が書いたリーダーについて識者などが語り合う座談会です。
印象に残った言葉としては、作家の関川夏央さんの「司馬さんは体質として青春小説の作家であるということです。明るく前向きで、坂道を上っていくような人間を好む。だから竜馬のようなキャラクターが好きなんです。」などがあります。
「坂の上の雲」はまだ読んでないので、いい予習になりました。 -
「竜馬がゆく」「坂の上の雲」等で司馬遼太郎が描いた、幕末・明治期のリーダー達を座談会形式で論じた書。2003年~2009年に「文芸春愁」誌に掲載。
司馬遼太郎の作品を再読したくなった。 -
司馬遼太郎、最近は読んでいないな。一時は読んでいたと思う。印象に残っているのは『竜馬がゆく』と『風の武士』か。『坂の上の雲』は一巻のみ。『翔ぶがごとく』も『花神』も『世に棲む日日』も読んでいない。本書に述べられたことから、まだまだ読んでいない作品、読んでみたい作品があるものだな、と思った。
-
司馬遼太郎作品の近現代史作品からいろんなリーダーの書き方を討論。
-
冷静で素晴らしく、勉強になった。
-
鼎談形式なので、気楽に楽しめる。特に明治の偉人の子孫たちがこれだけいることに驚いた。
-
司馬遼太郎の本の中に出てくる幕末のリーダー達の描き方や司馬遼太郎の想い、坂の上の雲の秋山真之の言葉や日露戦争で大きな失策を犯した乃木大将たちの神格化が幕末・明治を知らない昭和の戦争に与えた影響などが座談会形式で語られ、私の習わなかった歴史空白を少し埋めてくれとても興味深かった。
坂の上の雲の子孫たちの座談会、ラストの論文も重複する部分もあれどそれぞれの家にどう伝わっているのかが面白かったり。司馬作品は実は全然読んでないので読んでみようと思ったし、彼の作品の人物に対する傾向なども先にこの本で知れて良かったと思う。 -
司馬さんの有名な作品はだいたい読みました。「俄」と「尻淡え孫市」は知りませんでした。面白そうなので、今度読んでみます。
-
昨年はNHKの大河枠がひたすら司馬遼太郎に染まった1年であったということで。良くも悪くも司馬氏の歴史観は日本人の根底に多かれ少なかれ流れているのだと実感。氏の小説中の人物はあくまで「司馬氏が見た○○」であることを忘れるべきでないわけだが、それをある程度客観的に分析している本と言える。司馬作品ファンでもこれを一読するとまた新鮮な気持ちで作品を読みなおせると思う
-
司馬遼太郎さんの本を読んだ人は読まなくてもよし。
龍馬がゆく、坂の上の雲を読んだことのない人は読まない方がいい。 -
つまらない大人たち。数字で戦争のよさ、悪さを語るなんて。
-
文藝春秋の大座談会と鴨下信一氏の書下ろしからなる作品である。
主に半藤一利さんが司会役をつとめ、テーマは、司馬遼太郎 日本のリーダーの条件、司馬遼太郎が愛した日本人、偉大なる明治の「プロジェクトⅩ」、そして、秋山兄弟、東郷、児玉の子孫大集合の大座談会と、『竜馬がゆく』『坂の上の雲』に見る指導者の条件が鴨下氏の書き下ろしだ。
司馬さんの作品をこよなく愛する人々が座談していて、司馬さんがどういう思いで作品を積み重ねてこられたかなど思い思いに語っている。
鴨下さんが言った、司馬さんを再読、三読することが、より司馬さんの言いたかったことを深く理解できるのでるとの言葉が印象的だった。 -
「よき夢をみさせようぞ」秀吉の口癖117
指導者の能力1.説明能力 2.最終目標 3.人を集める
極端なコトバに踊る日本人74
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
磯田道史の作品
本棚登録 :
感想 :
