ダイエットの女王 (文春新書 728)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166607280

感想・レビュー・書評

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  • 痩せたい痩せたい!といいつつ根性なしの私だが、この著者のダイエットへの気合いはすごい。よく死ななかったものだ…。間違ったダイエットに打ち込んでも身体を痛めつけるだけで美しくはなれない。カロリー計算より体重を気にするより、要はバランスよく自分に合った方法を選ぶべし。

  • 一生の半分をダイエットに費やしてるなんてすごい執念だと思う。
    でもそれだけ自分の身体を実験にしてるからこそ、カスタマーに寄り添えるんだなぁ。
    時々、マクロ的な要素も取り入れてる。


    ・寒天もバナナも汗っかきで暑がりのメタボ男性には向いているが、手足の冷えに悩む人には不向き。胃腸が冷えて活動が鈍くなり、消化機能が衰え、栄養の吸収が低下する。
    ・揚げ物を食べる時は抗酸化の物と一緒に。いい油を使ってる物を食べること。ビールよりも生絞りレモンサワーやグレープフルーツハイなどを。

    ・食品添加物がホルモンバランス、自律神経を崩す。
    ・ペットボトルのお茶に入ってる「ビタミンC」は酸化防止の「アスコルビン酸」という合成添加物。
    ・食品添加物は、体内で代謝しにくく、排出されにくい。肝臓にも負担をかけている。
    ・添加物は米国でさえ、140種類ほど。日本は300以上が許可されて使われている。

    ・断食をして何も入れないと、身体は排出モードとなり、穴という穴から排出物が出てくる。

    ・栄養失調になると緑の髪になっていく。
    ・牛乳はもともと牛の赤ちゃんが大きくなるために飲むもの。成長の終わった大人が飲まなくてもいい。

    ・水を何リットルも飲むよりも、おひたしやみそ汁など水気のある食べ物を摂った方が消化にもいい。
    ・ちゃんと寝ない人は痩せにくい。睡眠不足だと糖の代謝が30%落ちる。養鶏場の鶏も狭いケージの中で、運動をさせず、飼料をたっぷり与えられ、灯りをつけて眠らせないとメタボな鶏を作ることができる。

    ・ダイエットの定番、こんにゃく、寒天、青汁、ヨーグルト、パン。どれも体を冷やすものばかり。
    ・暑い地域で取れるコーヒー豆は体を冷やすと言われている。現地でもホットコーヒーを飲んでいる。コーヒー好きな男性で肩こりや腰痛、冷えに悩まされてる人はアイスコーヒーを控えた方がいい。

    ・女性ホルモンはコレステロールという脂肪(油)から出来ている。良質な油(魚、クルミなどのナッツ、エゴマやシソ油など)を摂ると、生理痛も楽になる。

    ・「人は食べたものでできている」医師ではないが、その人の食事をみて、その人が何でできてるのかをみる。血液検査よりもレントゲンでみるよりも、もっと細胞レベルでその人を知ることができる。
    ・そして、実は気分や考え方、性格なども食べるものによって変化する。

    ・ヒステリックな人は甘いものをたくさん食べる傾向がある。糖分の高いものを食べすぎると、血糖値が急激に上がったり下がったりすることで精神的に不安定になりやすい。

    ・土の上にできるキャベツやレタスなどの葉野菜は体を冷やし、土の下にできる根菜は体を温めると言われている。

    ・人間はもともと「原型食品」を消化する酵素しか持っていないので、原型をとどめた食品を選ぶこと。

    ・焼きたてのパンは代謝に必要なビタミンBを奪ってしまうことがある。イースト菌が死滅しないで活性が残っていると、体内に入りビタミンBをエサにして食べてしまう。

    ・朝のフレッシュジュースはミックスではなく1種類で。果物をちゃんぽんにしてしまうと、互いの酵素同士でケンカして効果が半減してしまうから。

    ・最終的にその人に必要なものは、その人の身体が教えてくれる。食は本能だから。

    ・菓子パンを食べ続けるとプヨプヨした体つきとなり、筋肉が少なくなる。

    ・水中ウォーキングで痩せた人はいるだろうか。冷え性で下半身太りの人には特に合わない。身体の熱が奪われないようにとますます脂肪がつく。

    ・人工甘味料のよってむくみがひどく、顔も体もボテボテに。
    ・果糖ブドウ糖液糖がもっとも脂肪になりやすい糖分と言われている。

    ・栄養士の資格は短大で取れるが、管理栄養士は3年以上の実績がないと取れない

    ・アメリカの栄養学では「栄養素が足りないから痩せられない」というプラスの考えがある。

    ・あなたの身体は食べたものでできている。そしてあなたの食べてないものが今のあなたを救ってくれる

    ・古代エジプトのミイラには歯並びが悪い人はいない。加工食品を食べることによって次世代から歯並びが悪くなってしまう。
    ・今は食べ物をいじりすぎている。人間は動物なのだから、生き物としてナチュラルなものを食べた方がいい。

    ・人間はいつもパーフェクトな食事が出来るわけではない。菓子パンを食べてしまったのなら、飲み物をコーヒーでも牛乳でもなく豆乳に変えればいい。いかに何かをプラスにしてマイナスを補えるかのリスクマネジメントが大切。

    ・フェンネルは消化をサポートしてくれる。



    ・食べ物は全身を作り、次世代まで影響する。
    ・脳は半分以上、油でできている。

  • 「人間は、食べたもので出来ている」という、よく考えれば当たり前の言葉が印象に残りました。健康一番!

  • 昨年ダイエット&シェイプアップに成功した友人から、「とりあえず伊達友美の本をどれか読んでみて」と薦められて手にした本(2冊目)。

    1冊目に読んだ「23時から食べても太らない方法」とほぼ同じような内容ながらも、こちらはご自身のダイエットの軌跡というか、失敗の歴史が描かれているだけに、持論には説得力がある。


    ただ、友人が言うように「どれか(ひとつ)読んでみて」というのは納得。
    ダイエット論は確立しているので、内容はかなり重複しているので、買うならレシピの載っている最新刊「伊達式食べやせレシピ」が一番いいかもと思ったり。

  • 色々なダイエットを試した作者の記録のような本でした。
    唐辛子が体を冷やすなんて知らなかった。
    マーガリン、やめなきゃね

  • 説得力あった。

  • 伊達式ダイエット!
    食べてやせる・・。食べてやせたい!

  • すみません、全然参考になりませんでした。

  • <閲覧スタッフより>
    管理栄養士である著者が語る、自らのダイエット体験談。
    なぜ太ってしまったのか、またどのようなダイエットに挑戦したのかが詳しく語られます。リバウンドや体調不良に苦しんでいた著者が救われたのはある講演がきっかけでした。
    「あなたが今食べていないものが、あなたを救う」。
    「食べること」を見つめ直してみませんか?
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    所在記号:新書||498.5||DAY
    資料番号:20095115
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  • 摂取カロリー(食べた物)-消費カロリー(基礎代謝と運動)=体重。エゴマ油、シソ油、アマニ油のα-リノレン酸や消費を助ける(消費を妨げない)コツやプチ断食デトックスは試してみたい。

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著者プロフィール

1967年、静岡県生まれ。管理栄養士、日本抗加齢医学会認定指導士、戸板女子短期大学食物栄養科講師。食事カウンセラーとして、これまでに7000人以上の食改善アドバイスを行う。制限型の食事ではなく、代謝アップの栄養をプラスする「プラス栄養メソッド」を基本とした指導法は女性を中心に人気で、テレビや雑誌などでも活躍。自らも25kgのダイエットと摂食障害、ニキビ肌改善の体験を持つ。『お酒を飲んでも太らないうまい食べ方』(小社刊)をはじめ、ダイエット、美肌、アンチエイジングの著書多数あり。

「2022年 『女性の不調は「油+(プラス)」でよくなる ~女性ホルモンに振り回されないための「食べる」フェムケア~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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