- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166607310
感想・レビュー・書評
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興福寺のリアリズム溢れる阿修羅像を作成したのは、我が国の仏師ではなく大陸(兵馬俑のように)の技術が入っているのかもしれない
このモデルが光明皇后だとすれば、歴史的な価値だけではなく、あまりにもありがたい仏像といえるのではないだろうか?
3つの写実的で憂いに帯びた表情の中性的な子供、7回火事に遭いよくもまあ・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今も日本中で大人気の、阿修羅像の真実に迫る!!
ということで、著者の見解でありながらそれを推察している。
光明皇后を中心とした歴史の考察であるが、
その登場人物が際立っている。
やはり、歴史に名を残す人たちはすごい!
三蔵法師玄奘の旅、
兵馬俑にみるリアリズム、
行基による大仏建造、
天才仏師万福・・・
そして、中心においている光明皇后が熱い!
ということで、歴史に想いを馳せて、
彼らの活躍を想像するとドキドキワクワクしながら読める。
歴史がちょっとだけ面白くなる本でした。
・・・阿修羅像の真実は、読んでのお楽しみ。 -
知識ゼロで挑戦。
全部正確に理解できたかは不明だけど、
もう少し、歴史を勉強してからもう一回読むと、
もうちょっと頭に入るのかな…
でも、お寺巡りしたい今日この頃。
そんな気持ちからこの本を手にとりました。
あと、すらーっとした百済観音に心奪われました。 -
タイトルに偽りあり。「光明皇后萌え!」が正しいタイトル。作家の想像力(妄想力)発揮本。
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平積みになっていたので衝動買いした。個人的には職場に阿修羅ファンがいたので私も気になっていた。
読んでみて、阿修羅は最後に登場するのだが、前置きが長いの一言に尽きる。確かに時代背景や人物描写は魅力的で面白いのだが、いつになったら阿修羅が登場するのかな?と待ち遠しい書き方です。
タイトルで選んで買った本だっただけに空回り感が否めない。本自体の出来栄えは悪くないと思うのですけど。タイトルと中身のギャップを感じました。 -
阿修羅像を前面にしたタイトルなのに、なかなかそこにたどり着きません。
亀井勝一郎に始まり、光明皇后とその周辺の人々、玄奘、行基、兵馬俑 etc。
へぇと思うこともあったけれど、モデル説については、清原なつのさんの漫画「光の回廊」を読んでいたこともあって、目新しさがありませんでした。
そして阿修羅と言えば、萩尾望都さんの「百億の昼と千億の夜」
ここでもマンガに行き着いてしまう私。