複眼経営者「石橋信夫」という生き方 先の先を読め (文春新書)

  • 文藝春秋 (2010年3月18日発売)
3.60
  • (7)
  • (19)
  • (14)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 207
感想 : 22
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784166607433

みんなの感想まとめ

経営における哲学や実践が詰まった一冊で、著者の熱い思いが伝わってきます。大和ハウス工業の創業者の名言や逸話を通じて、スピードや人脈の重要性、仕事への情熱を強調しています。「苦情こそ宝の山」という考え方...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先の先を読め 複眼経営者「石橋信夫」という生き方

    ■事業のツボはカンである。
    ①第六感で着想する。②理論で練り上げる。③数字で検討する。④市場調査で分析する。⑤いけるとなったら、テストケースを経て、⑥ノウハウをつかんで実施に移す。

    ■企業は永遠不滅でなければならない。永遠たる基盤を揺るがす恐れのあることは、全て早めに排除する。
     経営者はその決断の当否に歴史の審判を受ける覚悟を据える。

    ■営業とは断られてから。
     言い捨てるだけなら子供でもできる。もう一回行ってみるのが営業。

    □スピードこそ最大のサービス
     2時間半の新幹線と、10時間の普通列車、誰でも新幹線に乗る。
     形のないスピードに、人は価値を見出す。

    ■商売は1対1
    ・相手がどんなに大きくても、こちらがちゃんとした仕事をしている以上、対等。

    ■情勢を読み解く。
    ・JY:根拠のない膨張計画に足を取られない。
    ・まだ、はもう。なり

    ■お金のないほうが商売はもうかる。
    ・普通で買えないから、工夫したり人脈を使って苦労して買う。
    ・そこに色々なラッキーがあり、普通で買うより数倍利益がでた。

    ★大きな大根
    ・大きな大根は次t議に新しい土地に移し替えていく。
    ・そこはまだ開墾されていない荒れ地であるかもしれない。
    ・しかしその試練に耐えた大根はさらにたくましく成長していくはずだ。

    ■障害に遭いて激しく勢力を倍加するは水なり

    ■真のトップは、孤独と恨みに耐える強い心を持たねばならない。

    ■あちゃら待ち
    ・あちら(先方)待ち 借景:自分の営為の外にあって力を与えてくれるもの。
    ・見晴らしがよく、設備投資の必要がない良い土地

    ■歴史に学べば得をする
    ・新事業に打って出る天の時、地の利、人心の掌握、自らの出処進退など、歴史から教えられることは多い。
    人格陶冶の上からも大事

    ・その土地の歴史を勉強することも大事
    歴史上「縄のび」(実際より小さい面積で税を減らす)風土の土地→買えば得をする。

    ■人を紹介する
    ①人物を見極める。②見返りを求めない。③結果の全責任を負う

    □矛盾があってこそ、会社は発展する。
    ・子供の服が小さくなるように、発展し続ける企業には矛盾が常にある。
    ・成長エネルギーがありながら、金がない。その矛盾こそがパワーになる。

    ■三惚れ
    仕事に惚れろ、会社に惚れろ、自分に惚れろ
    物が残る仕事
    ただし、土地には惚れるな(得意分野でも陥りやすい油断と慢心を戒める)

    ★「どんな仕事であれ、人から言われたからではなく、自ら目標を立て、道筋を描いた仕事を実らせる瞬間、それ以上の幸福はない」

    ■経営者の心を心とする。
    ・商売は戦争である。経営者は戦場での指揮官。指揮下にある兵隊は、指揮官がある指令をどのような意図のもとに発したのか、十分に理解してかからないと途方もない間違いを犯しかねない。

    ■眠っている間も金利は動く
    ・今日の仕事を明日に残すな。
    ・時間を値切れ。時間の無駄遣いはお金の無駄

    ■紹介状を持たなければ訪問先の門をくぐれないというなら、すでに営業として失格。
    靴底がすり減るほど通い詰めて、誠意と熱意を示すことが、相手の心を動かし、人間的きずなができて受注へつながる。

    □人の道を外すな
    ・商売にあっては、人の道を絶対に外すな。人とのつながりを大切にする。
    企業名より、そこで働く個人とのつながり、人と人との信義と礼節を守り通す。

    ■複眼でものを見る。
    ・儲かる話はよくできているが、費用や損失の計算を忘れる。表勘定をするより、裏勘定を見極めろ。
    ・55%の成功率があれば実行する。失敗したら失敗したで宝の山。

    ■苦情こそ宝の山。
    ・お客さんの苦情は、よかったら買おうとしている。教科書。本当に手に入れる気持ちのある人は徹底的に試してくる。
    ・苦情を言われたところこそいく。
    ・苦情に対して逃げずに誠心誠意向き合う。

    ■逆境に遭って弱気にならない
    ナニクソと倍の闘志を燃やす。そこから道は開けてくる。人間も太くなる。

    □凡事徹底・数字を口うるさく言う前に、人間として当たり前の子をと励行させる。
    ・戦場を掃除してから引き上げる。→立つ鳥跡を濁さず
    ・注文には迅速・正確に応じる。
    ・クレームには誠意をもって答える。
    ・何よりもお客様から見て気持ちのいい会社であること。
    ・数字を口うるさく言う前に、人間として当たり前の子をと励行させる。
    ・明るい挨拶。おもいいやり。礼儀・整理整頓・電話は1度目で取る。現場はいつもきれいに。
    ・商戦に敗れても後を濁さず毅然として引き上げる。

    □勝負所には体を張れ
    ・人間誰でも一生に一度や二度はここぞという勝負所に遭遇する。
    ・そういう時には肚(はら)を据えろ。
    ・時に後に引けない交渉ごとに遭ったっては体を張れ。

    □仁愛は人のためならず

    ■時流に掉(さお)さすなかれ
    ・時代を読む力も大事だが、動かぬ心も大事。

    ■企業の前身は先ず従業員の生活環境の確立に直結する。

    ■運とは人間力
    ・陣地では計り知れない身の上の成り行き
    ・先見力/統率力/判断力/人間力 人間録が難しい。
    ・運の悪い人間と付き合うと、運を取られる。

    ■いかにして時代の変化に対応していくか。結局はトップの姿勢次第。

    ■M&A
    ・相手企業を立て、相手を育てることを心掛ける。
    ・それでこそ自分のほうにもメリットが生じる。

    □新規投資の決断するポイント
    ①その事業が会社に必要とされるか
    ②相手の経営者の情熱があるか

    □新しい事業で市場を開拓
    ・何をやったら儲かるかを考えたらあかん。

    世の中がこの先、どういうものを必要とするかを考えろ。利益はあとからついてくる。

    ・5%の可能性があったら挑戦せい

    ■事業の成否は1にも2にも担い手
    「人材」の有無にかかっており、その為にも人材の発掘と育成が喫緊(きっきん)の

    課題
    □スピードこそ最大のサービス
     2時間半の新幹線と、10時間の普通列車、誰でも新幹線に乗る。
     形のないスピードに、人は価値を見出す。

    ★大きな大根
    ・大きな大根は次t議に新しい土地に移し替えていく。
    ・そこはまだ開墾されていない荒れ地であるかもしれない。
    ・しかしその試練に耐えた大根はさらにたくましく成長していくはずだ。

    □矛盾があってこそ、会社は発展する。
    ・子供の服が小さくなるように、発展し続ける企業には矛盾が常にある。
    ・成長エネルギーがありながら、金がない。その矛盾こそがパワーになる。

  • 大和ハウスの創業者である石橋信夫さんのことを大和ハウスの会長さんが絶賛する本。
    父親の威厳さえあれば家族は全国転勤に付き合うはずだとか今の時代にそぐわない考えも多く、飲み屋で老人の武勇伝を延々と聞かされているような感じ。
    大和ハウスが志のある会社であることはわかったけれど、基本的には大和ハウスに入社したい人や仕事でお付き合いがある人が読む本なのかな。

  • また、人生のバイブルが一冊できました。

  • 大和ハウスの創業者石橋信夫氏の熱い生きざまを、傍で薫陶を受け続けてきた樋口会長が語った一冊。印象深い一言と、その言葉の裏にあった具体的なエピソードがセットで語られているので、スっと入ってきやすい。しかし、ゼロからイチを生み出してきた創業者の胆力・覇気っていうのは、本当にすごい。

    ・事業はカンが先で理論は後。但し、カンとは単なる当てずっぽうとは似て非なるもの。日頃より考え詰めているからこそ天啓のように閃くものがカン。

    ・事業は即断即決を旨とせよ。理屈に足をとらわれ、判断が遅れると大きな傷を負う。

    ・スピードこそ最大のサービス。形のない「スピード」というものに人は価値を見出す。

    ・自分の会社の信用を社員が傷つけるような企業とは取引をしない。

    ・ものごとを片方から見てたら駄目。あらゆる角度から眺め倒す。そこから新しい発想がうまれる。

    ・商品は3年後には墓場にやれ。人は自分が生み出したものだからこその愛着が、執着に変わる。冷静な判断ができなくなるもの。だからこそ、常に新しいものを生み続けることを意識せねばならない。

    ・試してから言いなさい。今日の技術は明日には化石になっているかもしれぬ。

    ・大きな大根はあえて引っこ抜いて新たな荒地に移し替えることで成長を加速させる。

    ・管理職は両人であれ。上位下達の伝言ゲームをするだけなら管理職はいらない。上から渡された指令を咀嚼しその素材をメンバーが食しやすいように調理するかが腕の見せ所。

    ・仕事に惚れろ、会社に惚れろ、自分に惚れろ

    ・事業計画とは、私の会社に対するラブレター

    ・常に金利がついてまわっていると理解せよ。無駄な金利を減らすには、とにかくスピードを上げること。時間の無駄はお金の無駄。

    ・55%の成功確率があるならば、実行せよ。そして、何がなんでも成功しろ。

    ・人間は大病して太くくなる。

    ・運のいい人間とつきあえ。運の悪い人とつきあうと運をとられる。

    ・ふかけつの事業。福祉、環境、健康、通信、農業。

  • 失礼ながら、あまり存じなかったのですが、その考えに触れるだけで、熱い想いがビシビシきた。

  • 大和ハウス工業の創業者「石橋信夫」氏の強烈な逸話・名言等を樋口社長が解説。

    <備忘録メモ>
    ・「商品は3年後には墓場へやれ」
    ・「管理者は”料理人”であれ」
    ・「人に嫌われるのがイヤな者は、経営者になるな」
    ・「去る者は追うな」
    ・「ロシア人も日本人も、人の命の大切さにかわりはない」(ハバロフスク監獄時代)
    ・「動かぬ心も大事やゾ」
    ・「安全に、と思うたら即、危機を招くゾ」
    ・取引先の全ての氏名を手帳に書く(1日3回・1カ月連続訪問)

  • 先の先を読むには?

    →事業のツボはカンである。但しそれは日頃から考え詰めていてこそ
    1.第六感で着想
    2.理論化
    3.数字での検討
    4.市場調査
    5.テストケース
    6.実施
    成功体験は捨てる、つまり自分が過去を作る
    矛盾があってこそ会社が発展する
    冷静な損勘定と積極精神という複眼、その条件が先見性

  • 日本の高度経済成長時代のやれば、やれだけ、
    リターンのある時代の話。

  • 前著「熱湯経営」でもこの創業者の特徴的なエピソードが綴られていたが、この本ではより大和ハウス創業者に焦点を当てて語られている。
    不動産業界でのし上がって行くっていうのは並大抵のことではないし、裏社会とのつながりとか書けない話もいっぱいあるはずなのにここまで語れるのはやっぱりすごいですね。経験からくる直感、は時代が変わっても意外と普遍的な判断基準じゃないかと。スピード重視のこの時代には特に。

  • 勇気をもらえる言葉。JRは江戸の駕籠屋、SONYやPanasonicだって最初は零細企業。
    買う土地の土を握れ。サレキ土か粘土かで工事コストが違う。
    深草の少将義宣は小野小町の家に百夜通い。

  • 薄い本なのに、読み応えがあった。
    後から振り返れば、自己啓発本によく書いてある事も多いけれど、
    創業者本人が体験して語り継いでるせいか、重みを感じた。

  • 大和ハウスの創業者 石橋信夫氏の大きな人間性に
    触れることができる本。まさに胆力のあるリーダーです。

  • 2010/06/19

    大和ハウスって会社を知りました.
    金利について,考えたことなかったなぁ.

    ・潮が満ちてきた.森林法の改正により,1955年,パイプ建築に専念するため,大和ハウス工業株式会社を設立.

    ・スピードこそ,最大のサービス.
    ・JK 情勢を読み解け
    ・深追いは禁物 逃げ道を作っておく
    ・ミゼットハウス
    ・アイデアを金では売らない
    ・フランス「グラン・ゼコール」(国立高等学院)
    ・脱税の為の「縄伸び」
    ・三惚れ「仕事に惚れろ,会社に惚れろ,自分に惚れろ」
    ・眠っている間も金利は動く
    ・手帳をあえて,忘れてくる
    ・不撓不屈
    ・「運」とは一種の人間力

  • 0/1

  • 一代で一兆円企業を作り上げた石橋信夫(ダイワハウス)とのエピソードを交え事業家と時代を描いている作品です。
    いくつかのエピソードは現在、これからにも通じるもの作りの基本と
    経営理念がつまっていました。

全17件中 1 - 17件を表示

著者プロフィール

大和ハウス工業株式会社最高顧問

「2021年 『積極精神に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

樋口武男の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×