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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166607471
感想・レビュー・書評
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現在は稲盛和夫氏の下で経営再建に励んでおられるであろうJALの内部告発による本書は『魚は頭より腐る』という諺を体現した腐りっぷりに読みながら唖然としました。いい方向に行っているといいんですけどね。
歴史に残る規模の倒産をし、現在は稲盛和夫氏の下で必死の経営再建に取り組んでいるであろうJALですが、本書は実際に働いている、もしく働いていたCA(キャビン・アテンダント)たちによる一種の『暴露本』ともいえるべき本であると思います。この本が出版されたときに読もう読もうかとは思っていたのですが、つい時間がたってしまいました。
ロシアのことわざに『魚は頭より腐る』ということ佐藤優氏の本で知りましたが、組織が巨大になればなるほど、エリート意識が強ければ強いほど、組織が腐敗するととんでもない話がてんこ盛りになるのはどこも似たようなものなんだなということが良くわかりました。
JALが倒産したのは(ニュースで知る限りでは)放漫経営と組合同士の足の引っ張り合いが大きな原因だという話を聞いておりましたが、航空機パイロットの高給ぶりとのそのトンデモな言動の数々や、いわゆるスチュワーデスいまではアテンダントというのだそうですが、まさに『大奥』というのにふさわしい、どす黒い嫉妬ややっかみの渦巻く世界葉まさに『ホラー』というのがふさわしいぎすぎすぶりで、ここまでストレスの高い職場で働けば、それは不倫をはじめとしてモラルも滅茶苦茶になるわいな、という感想を持たざるを得ませんでした。
現在はどうかわかりませんが、JALが倒産したときは空港に行ってもANAには客が列を成していて、JAL側の搭乗口には閑古鳥が鳴いていたことを覚えております。現在は経営の再建が進み、再上場するとかしないとかいう話が持ち上がっているそうですが、抜本的な改革が『仮に』行われているにせよ、組織の構図は一朝一夕には変えられない、というのが持論でして、JALの現場で業務に携わっているかたがたには敬意を表しつつも、『ナショナル・フラッグ・キャリア』の名前を取り戻すにはまだまだ時間がかかるのではないか、というのが僕の読みです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昨年暮れから今年の初めにかけて日本航空の再建について報道がなされていましたが、私が目にしたのは主に「退職者の年金」を何割カットするのかということで、現在働いている社員がどのような気持ちでいるのかについては分かりませんでした。
この本は複数のキャビンアテンダントが匿名で書いているようですが、まさに日本航空の現状を表していると思いました。多分書かれていることは本当のことばかりと思いますが、機長とスチュワーデスには格段の待遇差があることに、またスチュワーデスも正社員と契約社員の間に、大きな差があることに驚きました。
時代の流れに逆らった企業は、消えていく運命にあると思いますので、日本航空も早く再生して欲しいと思いました。また、そういえばそのような会社があったと思い出しましたが、日本航空の最初の「つまづき」は、東亜国内航空だった日本エアシステムと合併させられたことにあったようですね。
以下は気になったポイントです。
・2007年度には500億円もの利益を上げた日本航空の他航空会社との差は、JASとの統合合併に象徴されるようなJALの経営戦略、政策の失敗がある(p14)
・JASは負債が3000億円とも言われた債務超過であったが、社員の給与水準はJALはもとよりANAよりも高く、世界一であった(p15)
・当時JASが保有していた飛行機は、エアバス300、DC9、ボーイング727、YS11とセスナ機等のプロペラ機であり、いずれもJALは使用しておらず互換性がなかった(p16)
・JALがJASと統合させてくれと要請したので、公取委から、羽田空港の発着枠9便(200億円相当)を後発の航空会社に明け渡すことになった(p24)
・採算をとるには搭乗率は70%が目安、JASが飛んでいた路線の90%は赤字路線であった、JASとの合併後にJALが飛ばしたのは、静岡と神戸空港のみ、残りはJASの不採算路線を引き継いだもの(p26)
・JALの経営危機を招いた他の元凶は、為替ヘッジとオイルヘッジに失敗してしまったこと(p27)
・副操縦士が機長に昇格すると、月間乗務保証時間は65から80時間となり、月給は約200万円程度となる(p46)
・1985年に起きた123便事故を契機に、1986年に機長組合ができた(p61)
・JALには1500人以上のソムリエがいて、千人強がキャビンアテンダントである、日本人ソムリエの約10%、アメリカやイタリア、フランスの全ソムリエよりも多い(p127)
・出産、産休によりどんなに優秀なキャビンアテンダントでも、昇進は4~5年は遅れてしまい、後輩に抜かれることになる(p139)
・JALに限らず航空会社には、4つの会社があると言われている、地上職・パイロット・整備・客乗である(p153)
・人件費について、日本人CA比較で、ドイツ人・イギリス人で2分の1、シンガポール・香港人で3分の1、上海で10分の1(p159)
・JALが遅れる最大の理由は、定刻を過ぎてもゲイトに現れない旅客を待つから(p184)
・現在の会社と組合間には、乗務が出来なくなったCAは地上職に職務変更できるという取り決めはない(p193)
2010/08/29作成 -
父の書棚から拝借した1冊。笑
ここまで、赤裸々に書いていいのか!?と思うと同時に、
JALへの愛情ゆえの厳しい意見を言える著者たちの姿勢は
見習わなくてはと、一組織の下っ端としては思ってしまう。
しかし、JALの組合問題はひどい…
なぜ1つの会社なのに、組合が違うというだけで、
差別されるのだろうか。その必要があるのだろうか。
民間企業に転職することがあったら、その前に、また読みたいなぁ。 -
うーーーん
自分が普段言っている愚痴を本にあらわしたような本。
ではあなたがどう動いたんですかというのが見えない本だった
暴露本としてはよかったけど、作者の目的は達成できたのかな -
日本エアシステムの悪者感
レインボーセブン復活して欲しい -
ひねた書き方が気に入らない人も多いと思うが、共感できる点が多い。へんにことを荒立てないようにした挙げ句、という感じがよく分かる。
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ブックオフ売却
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2010年刊行。いま、どうなっているか知りたい。内部告発というか愚痴のオンパレード。組合の件は山崎豊子氏通りか。
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2010年に経営破綻し、国の管理下で再建への道を歩む事になった日本航空。2007年に債務超過に陥っていたJAS(旧・日本エアシステム)と合併し、2008年にリーマンショックを迎えたという逆境もあったかも知れないが、慣習となっていた会社と組合の「仁義なき闘い」や上層部の無責任体質、パイロットと客室乗務員の待遇における差別など、社内の体制が決定的な原因であったと本書は結論付けている。ただ内容の大半が会社や組合、パイロットや乗員、さらには乗客に対する不満をぶちまけた「暴露本」とも呼ばれるもので、企業研究というよりは「スッチーのナイショ話」のような感じ。まぁ面白い事は面白いが、読んだ後はJALのCAやホテルのスタッフまでも変な色メガネで見るようになってしまう、何とも困った一冊。
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すでに多くの人がレビューに書かれておりますが、あまりにも主観的で愚痴としか思えない内容の羅列で非常に残念です。
一部、内部にいるからこそ分かる内容(沈まぬ太陽で指摘されている内容の具体的な事例のような)もあり、それなり価値のある指摘もあるように思えるのですが、あまりにも下劣な文体と、全くの主観的なテーマの選択でそういった価値を打ち消してしまっている印象を得ました。
惜しむらくはもう少し客観的な判断軸を入れて、主観を排して記すべきだったのではないでしょうか。その方が個々の事実の重みもましたように思います。
また、同様のことをいわれている方が居ましたが、このような内容で出版を可とした文春新書の編集部にも疑問を感じます。編集の段階で改善の余地は如何様にもあったのではないかと思えます。 -
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JALの倒産前の キャビンアテンダントによる 暴露本。
文章の取り扱い方が じつに 不思議な文体。
ライター自身の、責任回避能力が高く、
愚痴の連続が、とめどもなく溢れ出て、洪水になっている。
無駄なJASとの合併。
燃料の先物買い。為替の先物買い。それでの損失。
政治家と国交省へのおもねり。
パイロットのさまざまな優遇。
タクシーの差別、ホテルの差別。
圧倒的な給料の高さ。
管理職なのに組合がある。なんでや。
『魔女の館』の 独身でデジタル思考。
ひと言で言えば、思いやりもなく、マニュアル通りに
全てのシゴトを 実行する。なんでや。
正式キャビンアテンダントと契約キャビンアテンダントの差別。
外国人キャビンアテンダントは、アメリカ人を採用しない。
うるさいお客。カレーじゃなきゃいやだ。
ちいさな正義を振り回す戦闘的な組合。
まぁ。JALが、破綻するのも無理はないなぁ。
週刊誌の暴露記事を集大成したような新書。
ライターは言いたい放題で すっきりしたかもしれないが
読んでいる方は、これじゃいかんだろ と思ってしまいました。 -
JALのCAによる会社やパイロット、組合に対する実態暴露本。
一般社会や感覚からかけ離れている実態に、唖然とする内容も多い。
とはいえ、JALについては、かねてより山崎豊子氏などが小説化している通りで実情は何も変わっていない果ての結果が、経営破綻。当然の成り行きかと。経営改革、本気で出来ると思っているのでしょうか?とむしろ逆に聞いてみたい。 -
JALの恥部を暴露しただけの本、だと思いたい。
もちろん事実に基づいてはいるのでしょうが、けっこう辛辣な内部批判、他部署批判、他社批判のようにもみえます。
2010年の本ですので、その後どう立て直ったか?、続編を出していただきたいところですね。
払ってもいい金額:300円 -
一章だけ読んで、あとはパラパラ読み。悪口と愚痴の本。
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まともに読む気になったのJAS統合~JAL倒産について書かれている初めの章だけで、あとはゴシップくさい暴露本だった。
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組合が強すぎる会社は、会社自体が弱体化する。民事再生した会社の企業年金などは保障されるべきではない。非常にお粗末な内情が垣間見れた。201407
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JALの実態の暴露本です。内容を見ると、潰れて当然って感じがします。
こんなに極甘経営の会社はないでしょう... -
JALの経営破綻と時を同じくして出版された一冊。客室乗務員の視点での現場のドロドロや、ひどい乗客の話などが生々しく綴られている。
「沈まぬ太陽」も、この本も、どちらも真実なんだろう、と思うと、こうやって暴露本を出してビジネスになってしまうこの会社が情けなくなってしまう。
もちろん、一乗客としてはそんなに嫌な思いをしたことがあるわけでもないし、事故に巻き込まれたこともないのだけど、いろんな根深い問題がありすぎて、結局この本もその一部を拾い上げているに過ぎないんだな、ということと、メディアで報じられているのもあまりに枝葉末節な感じで。
会社が潰れたんだから解雇されるのは当たり前なんで、整理解雇を行うってだけであんなに大きな話題になったり、いちいちどっちがいい、悪いみたいな報じ方する必要もないわけで。
日本郵政にしても、旧国営な会社はもっと民間センスを取り入れないと、生き残っていけない時代ですね。 -
CAだった人の愚痴。まぁJALは酷いだろうけど他の会社でもありえる内容も多く、読む価値は無い。
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偏り過ぎ
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