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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166607532
みんなの感想まとめ
うつ病をテーマにしたこの作品は、薬だけでは解決できないという現実を鋭く描写しています。著者自身の経験を基に、うつ病に対する理解を深めるための問いかけがなされており、特に自分自身での努力が重要であること...
感想・レビュー・書評
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タイトルだけ見て、過激な内容を想像しましたが、読んでみると、それほどでもないと言う感じでした。
まぁ、妥当な内容と言う感じです。
ただ、人によって、かなり違う感想が出てきそうですから、ある意味、踏み絵のような本、あるいは、リトマス試験紙といった趣を感じました。
知人に、この本を読ませて、反応を見てみると面白そうです。
さて、この本では、抗うつ薬の問題に始まって、DSMの問題であるとか、うつ治療から、社会復帰への過程における問題であるとか、うつにまつわる問題が、いろいろと扱われており、それらが概観できますから、入門書としても面白いかもしれません。
でも、自分自身がうつ病の方が、読む分にはどうかなと言う気もします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うつと仲良くさせてもらってから、かれこれ4年が経ちます。休職⇔復職を繰り返して、会社に迷惑をかけまくりの僕です。早いところ、うつとはおさらばしたいのですが、なかなか、ネ…。腐れ縁みたくなっています。
で、この本は、うつの症状が強い人、あるいは自責の念に追いやられていたり、良からぬことを考えていたりする人には薦められません。けっこう厳しいことが書かれているので。
うつの症状が軽くなってきている(というか、うつの波とうまく付き合えている)人や、そういう人が周囲にいる人には、是非、読んでもらいたい本です。
まず、タイトルにあるとおり、薬でうつは治りません。僕もそう実感しています。
そもそも「うつ」とは何なのか。「うつが完治する」とはどういう状態になることなのか。それを読者に投げかけていますが、どちらの問いにも明確な答えを出していません。
というか、答えなんて出せないんですね。答えがはっきりしているのなら、4年間も薬を飲み続けている僕は、しかるべき治療法によって、とっくに「うつが完治している」はずですから。
大切なことは、①うつだからといって何でも許されるんだと甘えないこと、②社会性を失わないこと、そして、③うつは自分で治すこと、精神科医や薬剤師さんたちはあくまで治療の手助けをすることができるにすぎないということ。これらを忘れてはいけないのです。
自分の人生ですから。自分でしっかり努力して、うつを治す覚悟を持つことが大切であると気付かせてくれる1冊です。 -
うつ病患者自身が書いた抗うつ薬批判本、な印象。
少し症状が上向いてきたばかりの患者さんにはおすすめしにくい本。重い時はそもそも文字を追えないし。
自分ビョーキなんで、っていう甘えた「患者化」は私も嫌いだから、社会の一員である以上うつを言い訳に使うな、っていう部分は分かる(もちろん調子が悪くて布団から出られない時は仕方ない)。
治すのは自分、ってのは大切。薬を使うのも方法。睡眠、休息が可能ならそちらを優先するのも大事。
でも服薬を通して良くなろう、としている時には不適切かもしれない。 -
#読書開始
・2016/9/7
#読了日
・2016/9/8
#経緯・目的
・うつ病を発症し、服薬のみでは改善の見込みが薄いと考えているため、興味がわき購入。
#達成、感想
・元々薬だけでは治らないと考えていたので同意、勇気づけられた。
・だが筆者もいっているように少し刺激的か。
・香山リカ先生のファンのようだが、批判が多い。自分は嫌いなので、愉快だった。
・うつは自分で治すもの。完治は新しい自分になる、うつを内包して共存する、良い言葉。
#オススメ
・うつ状態が軽度になっていればオススメ。
・文体は優しくないので、小心の方は注意。 -
うつ病を患っていた著者が、文字通りうつ病は薬だけでは治らないことを説いた一冊。
自身の経験から書いてるだけあって、さすがに説得力があった。
特に向精神薬などは、製薬業界の影響などがあることがよくわかった。 -
最近、うつ病になる人が急増しているのには、
抗うつ薬が原因ではないのかと密かに思っている。
日本で本格的に抗うつ剤が販売され始めてのは1998年。
この年を境にうつ病患者や自殺者が急増しているのは偶然ではないと思う。
私自身、軽度ではあるがうつ病の症状がみられる為、
3年前から薬の服用をしているが、
本当に体調が悪くなっていったのは薬を飲みだしてからだと思う。
最初に調子が悪くなった時に、
心療内科などには行かずに、休暇をとって旅行でも行っていれば、
こんな事にはならなかったのかもしれない。
今は、体調もだいぶ回復していて、
薬もピークにくらべて4分の1程に減らす事が出来た。
日常生活に支障があるわけではないが、
やはり、常備薬があるというのは気持ちの良いものではない。
今年中には全部飲まなくて良い方向に持っていきたい。
こういった経験をしている為に、この手の本はついつい読んでしまうのだが、
他の反抗うつ剤的な本よりは説得力がある。
それは、著者自身がうつ病を抱えているからである。
彼は精神医学に関する仕事ではなく、ジャーナリストしているのだが、
だからこそ真実に近いものを語ってくれているのだ。
もし、自分はうつ病ではないかと疑い、心療内科などに行こうとしている方、
または、そういう人が周りにいたら、この本を進めたいと思う。
抗うつ剤に頼らずにうつ病を治していく、
生活のヒントなども色々書かれているので、
まずは、その方法や考え方を実践してほしい。
それでも駄目なら医療機関に頼るといい。
私も抗うつ剤全部を否定しているわけではないし、
色々調べたり、実際に服用してきた身なので、
良い部分も悪い部分も多少なりとも分かっているつもりだ。
人間の身体において、薬というものは基本的には異物である。
そして、人間の身体というのは素晴らしい、
自然治癒力などが備えられている事を理解して、
身体で感じて、それを信じて欲しいと思う。
しかしながら、お上の方々はお金の為にとんでもない仕組みを考える。
何を信じていいのやら・・・。
本の中の一文
「『楽観は意思であり、悲観は感情である。』
うつになった。
誰しも悲観することでしょう。死にたいという思いが頭から離れない。
それでも、生き続けることがうつを乗り越える一番の秘訣なのです。」 -
うつについて、本人や周りの人の心。
当人、周りの人の、いま、ここからの構えについて。
従来のうつと最近話題の新型うつについての話。
抗うつ薬についての話、そして副作用についての話。
うつという内容について紹介する本は多くても、ここまで突っ込んだ話を書いた本を読むのは久しぶり。読んで損のない本。
事実というのは現実の一面を示しているにすぎない。
反面を示してくれないとそれを主体的に選択することはできない。
テーゼとアンチテーゼの両方を示しています。 -
うつは自分で主体性をもって直すべき。 医者の言うことにただただ従うだけの「患者化」した人は、いつまでたっても治らないかむしろ悪化するだけ。
そもそも「うつが治る」というのは「うつになる以前に戻る」のではなく、ある意味「うつと共存する」ことができるようになると言ってもいいもの。 気分の浮き沈みなんて誰にでもある(ないならむしろ問題)なんだから。
うつに対する治療薬についても一章を割いて、疑問を投じてます。
まぁ、全体を通してうつ患者には厳しい調子ではありますが、うつを12年煩っている(共生している)著者ならではの話。 -
職場の先輩に薦められて。
病気は誰かに依存するものではなく自分が主体であるということですね。 -
要点は最後に10カ条で出てる。まずまず同意。
一方、SSRIの問題点を指摘。
危険な副作用の問題や製薬会社の収益構造を指摘するのはけっこうだが、「薬を売るには病気を作れ。これが~本当の目的です」は陰謀論ぽい書き方だと思う。
あとで読み返したら「SSRI現象」に関してはほとんど富高辰一郎氏の本の受け売り。SSRIの副作用については何人かインタビューしただけ。当該分野の論文は取材した薬剤師が提供したものしか読んでないと思われる。専門書に当たった形跡なし。
この本までは<SSRIは問題あるけど読者に飲むなとは言わない>ぐらいのスタンスだったが、その後の著者の言動を見るとすっかり薬物療法否定論者になってしまったもよう。
amazonへの否定的なレビューへの著者(HNはakatukidan)の反論がいろいろひどくて悲惨。今は消してあるが、この人はこのアカウントで読者を装って自分の本を★★★★★に評価していた前歴もある。
著者は問題ありだが、この本はまだそこまで地に落ちてないので評価は★★。 -
まず、うつ病患者自らが、しかも自分の仕事に支障が出るかもしれないライターという職業の方が、こういった本を実名で出される勇気に拍手を贈りたいと思います。
内容は、筆者も繰り返して述べているように、うつはそう簡単に治るものではなく、治った!克服しました!という成功体験ではないところが他の本と一線を引いているように思います。また、タイトルの「薬では治らない」というのは、本書の主張のほんの一部に過ぎず、おそらくキャッチーなタイトルをつけることによって、うつ患者さんや、その周りの人、社会に注意をひいてもらい、社会の中でのうつ患者への理解を促すという作者の意図があると思います。
本書は、うつを治す医療者や研究者の観点からの話ではないため、うつのメカニズムを知りたい方や、うつの細かい医学上の分類、薬理などを知りたい方には不向きな本です。しかし医療者ではなく、患者さんの立場から書いているということは、その心の訴えが凝縮されているということでもあり、また、製薬会社や医療者との癒着がないので、うつ病に対する医療者のあり方や、タイトルのように薬の弊害や無効性など、率直で赤裸々な意見や体験を読むことができるという、他にはない機会が得られる本であります。
作者は長年に渡ってうつ症状に悩まされ、その症状に悩まされながらも、ライターとして精一杯もがきつづける方です。その苦悩の歴史を通し、うつ病を完治しようとすることはひとまず置いておいて、うつ病とうまく共存していく道を説いています。そして最終的には、“自分”が頼りであるということが結論付けされているのですが、自分があやふやでたまらなくなるうつ病の方が、最終的に頼りないけど“自分”に再び戻ってくることが、この病気の難しさを端的に述べているように思います。しかし、一生を通して「自分はどのような人間であるのか?」という問いかけは、アイデンティティの確立や、自分の人生を歩む上では常に必要な視点だと思うので、本書がうつ病の方に説いている“自分を頼りに生きる”というのは、一つの光明になると思います。
本書は、うつ病患者さんには耳の痛い話もあるかと思います。しかし、比較的症状の軽いうつ病の方にも一読願い、うつを乗り越えていくための一助にもなるのではないかと思います。
また、うつ病の周りの方にとっても、うつ病の方の心象が理解できるので、参考になるのではないかと思います。私は鍼灸師ですが、鍼灸を受けにくる方の中にも、うつの方がいらっしゃいます。どんなアドバイスができるのか、QOLの回復のために何ができるのかなど、本書から学ぶことは多いと思います。 -
100815 by? 今いちかさん
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勃起不全 194
セックスは挿入だけではない 198
自分で考えて自分で治せ 216 -
タイトルどおりうつ病は薬では治らないということが延々と書き綴られている。
著者のうつ病の経験から書かれているので真に迫る迫力があったように思う。
内容としては大雑把には
●うつ病に対する一般的な認識と実際の病態、治療のずれ
●薬剤の効果に対する真実
:うつ病は製薬会社が薬剤を売るために作り上げた病という側面
:副作用の隠蔽
●医者、患者の本音
:薬だけでは治らない
●これからのうつ病とどう付き合うか
といったことが書かれている。
少し極端かなと思うところはありましたが、うつ病とはどんな病か、そして社会的にはどう作られていったのかといった視点の話が入っていて分かりやすく読めました。
興味を持った人はデヴィット・ヒーリーの『抗うつ薬の時代』を読んでみるといいかも。 -
著者は、香山リカさんと自分を比較しているが、そういう、他人との比較で自分の存在を確認しようとする所が、この著者はやはり、うつ型、なのだな、と思う。
上野玲の作品
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