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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166607655
みんなの感想まとめ
財務省の内部構造や人事の仕組みを深く理解できる内容が魅力です。特に、官僚の出世過程や役職ごとの役割が詳細に描かれており、秘書課長や主計局の重要性、さらには予算編成における政官財の癒着構造についても触れ...
感想・レビュー・書評
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財務省の姿を知るには良い本。
以下は気になった箇所。
"・シーリング…概算要求基準
・官房三課長(文書、秘書、調査企画課長)のうち秘書課長が最もエリート
・大蔵省財政畑…主計局(予算配分)と主税局(徴税)の2つ
・大蔵省は政官財癒着構造にある予算編成にメスを入れたいが、公共事業費の配分シェア変更は自民党族議員(建設族を筆頭に道路族、農林族、治山治水族)との闘いであった。特に金丸・竹下などの経世会は公共事業の中枢であった。宮沢喜一は政治と談合をしながら予算を決める主計官僚に強い不満があった。
・同期成績上位…文書課、上位の中でも人柄の良い人物が秘書課、その次のクラスが主計局総務課
・秘書課長は官房長からOB人事の素案を任されるため有力OBとの接触も多く人事に有利
・日本では米の先物取引をシカゴ取引所が創設されるより一世紀前から行っていた。
・山一に2,600億を超える簿外債務があったため証券局長の長野は自主廃業を認めた。
・主計局だけは他省庁のワンランク上の役職者と交渉をすることが認められている。これこそが財務省が官庁の中の官庁と呼ばれている所以。役人にとって予算の獲得は最重要課題であり、主計局は全省庁の関門となっている。
・事務次官の殆どが主計局長経験者。主計局内では昔農林、今公共という言い回しがあったが、現在はその流れが鮮明ではなくなり予算のフレームを決める企画主計官のウェイトが高まっている。
・日銀総裁は日銀プロパーと財務次官のたすき掛け人事が多かった。
・次官経験者の天下り先序列
JBIC→DBJ→OECD→国民公庫総裁
JBIC総裁から日銀総裁or東証理事長に就任するのが慣例
・総務審議官…財務省の所管行政に属する特に重要な事項についての調査・企画・立案・総合調整に関する事務を統括する職務。歴代同期トップが座る次官コースの一つ。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010/12/08
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人事好きの関係者には面白いだろう。
41年組のストーリー。どういう経緯で武藤事務次官が勝ち残ったのか。
官僚は人事が全てというが、事務次官以外にも目指すものは多い。最終ポストだけを見て仕事をしているわけではないはず。 -
新書にありがちだが、情報が古く、単なる覚書な位置づけ。事実的な事と分析、考えが混ざっている。分けて書いてあった方が読んでいてスッキリするかな。
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本を読むということは知らない世界を体験することだとよく言われるが、高級官僚に興味があるわけではないし、この世界は感動も感激も与えてくれない世界のように思える。
それでも実社会が政界と官界を中心に動いている以上、一応知っておくべき知識ではあるのだろうと思った。
何か週刊誌を特集した様な内容の新書である。読みやすくはあるが楽屋話みたい。
2016年11月読了。 -
俺が仕事の忙しさのあまりとびとびで読んだので
頭にいまいちはいらず。。
でも官僚ってやはりエリートなんだね。地頭とかいろいろ。 -
本書は長年、大蔵省担当の新聞記者として接して来た著者が千枚の取材メモをもとに記した本である。
往々にして官僚のイメージはステレオタイプで語られやすいが、出世と人事を切り口にみてみると生身の部分が透けてみえる気がする。財務官僚といえば日本でもトップクラスの頭脳集団であるが優秀なだけでは事務次官になることは出来ない。出世するためには何が必要か?。本書を読むと官僚の定型イメージから抜け出す事が出来る。
何より人事競争の話が面白くない訳がない。 -
興味深い内容ではあるものの、1冊読み通すほどのものでもなし。
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ブン屋さんが書いた新書って感じ。
エピソードの積み重ねだけで、分析がない。
最後に少しそれらしいのがあるが、オチがオチきってない。
新書にしないでノンフィクションとして出せば良かったのに。 -
財務官僚の次官人事が頭のでき(そもそもがみな優秀)よりも器量(ワル)の要素が多く占めるなど面白い指摘がたくさんあった。年次も出世競争に影響するということだが先の大戦の兵学校の年次人事の失敗は生かされていないのか。
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新聞記者の目から見た財務官僚の人事をめぐる興亡の歴史が書かれている。臨場感があって、読みやすく面白かった。
次官になるためには、単なる優等生ではだめで「ワル」の要素が必要という指摘は興味深かった。
ただ、財務官僚みんなが次官レースに血眼になって仕事をしているという筆者のとらえ方は少し偏狭に感じた。財務官僚に知り合いもいるが、次官レースなどには興味なく、淡々と仕事をこなしている財務官僚も少なからずいると思う。 -
大蔵省、財務省の官僚なんて、昔から官僚中の官僚とか言われているが、出世していくのは優秀だけじゃダメなんだろうな。周囲を蹴散らしたり、時には悪いこともやるようでないと最後までレースは闘えないんだろうな。
でも人生のレースの最後の勝者になるのは誰なんだろうか。
大蔵官僚で日陰だった池田さんも大平さんも総理大臣になっているし。 -
財務官僚が事務次官になるまでの出世争いを主な題材に、財務官僚の人となり、事務次官になれる要因、財務省という組織・集団の特性、日銀との関係等、財務省に関する主に人事・組織面での実態を1000枚の取材メモを基にまとめている。
財務省、というか大蔵省の研究系の本は今まで全く読んだことはないが、恐らくそれ系に比べて内容的に目新しいことはないと思う。入省成績と出世との関係とか、あまりにも月並みすぎる気がする。もうちょっと秘書課?等の人事を設計する部署に突っ込んで取材して次官養成の流れを体系的に整理したり、あるいは歴代の次官が次官に選ばれた主要因を整理・分類して分析したりした方が面白かったと思う。まあこういう文系のエピソード集的本でそれを求めるのは元々無類なのかもしれないが。 -
日本の最精鋭エリートがどういうものなのかを知りたくて読了。
頭がいいのは当たり前の中で、差となるのは「ワル」、人間としての度量の違いというのはなるほどと思った。
頭がよくてテクニカルスキルが高い×愛嬌=仕事ができる
※9/5にまとめて入力 -
キャリア官僚の人事を新聞記者がドキュメンタリー風にまとめた書籍。
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組織がトップの人材を抽出していく過程がリアルに描かれている。どのような人材を採用するかこそが、組織の根本戦略だが、あんまり細かいことを気にする「人事部長」「秘書課長」だと、彼らを超える人材は採用されない・・。組織は縮退していく。
著者プロフィール
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