日米同盟vs.中国・北朝鮮 アーミテージ・ナイ緊急提言 (文春新書)
- 文藝春秋 (2010年12月16日発売)
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感想 : 42件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784166607884
みんなの感想まとめ
本書は、知日派のアーミテージ氏とナイ氏のインタビューを通じて、日米同盟の重要性や中国、北朝鮮との関係について深く掘り下げています。特に、両氏の過去の経験や見解は、現代の国際情勢を理解する上で貴重な視点...
感想・レビュー・書評
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春原氏と親日派のアーミテージ氏とナイ氏との対談をまとめたもので、 日米同盟を中心にそれに中国や北朝鮮との関係まで言及されている
具体的にはいろいろ問題はあるのだろうが、在日米軍の必要性や日米同盟の重要性を考えさせられる内容であった
政権交代(民主党→自民党)により今後どのようになっていくのか一国民としてきちんと見て、考えて行かなければならないだろうと思った
【なるほどな点】
・在日米軍は「人質」である。
・日本の3つの選択肢:日米同盟の堅持強化、自主独立、中国の属国化
・日米関係は「対等」である。
・日本が自ら尖閣を守らなければ(施政下になくなれば)、米国も尖閣を守ることはできなくなる。
・在韓米軍は対北朝鮮のため、在日米軍はアジア全域を守るため、役割が元々違う。
・日本の再軍備を恐れているのは米国ではなく中国である(日米同盟は瓶の蓋ではない)
・核有事の際に米国が日本を守ることを担保してくれるのは核兵器そのものではなく、(人質として)日本に駐留する米軍の存在である。
・拡大抑止力とは「信用と能力」から成り立っている。
・日本が核武装すれば、韓国も核武装するだろう。
・核兵器は通常兵器よりコストがかかる。
・集団的自衛権については、憲法改正をしなくても憲法解釈の変更で十分である。
・小沢一郎は日本の将来を(まったく信用ができない)「中国の善意」に預けようとしている。
・中国と協力する方法を学び、中国の意見を聞き取るフォーマットを作ることが有益。(G20よりは小さなものとして)
・中国は核の先制不使用を言うが、単に先制攻撃をしかけるだけの核戦力を持っていないから。(先制攻撃をしても相手を壊滅させることができない)
・中国国民は、8%前後の経済成長を政府が維持しつづけるかぎり、政府の非合法的な統治を基本的には黙認する。
・中国は、日本がたどった道を歩んでいるような気がしてならない。
・小沢一郎が提唱する国連中心主義は幻想である。国連は、日本の必要とする安全保障を提供することはなし、中国や北朝鮮が日本を脅しても直ちに助けてくれはしない。
・ロシアは衰退国家である。
・日米双方において、政治家より一般の人たちのほうがよほど賢い。
・経済の転換:重厚長大から情報産業へ(アメリカ80年台)
・防衛費については額ではなく、きちんとした防衛能力を購入することが大事。
・日本は海洋国家であり、海軍力を増強するのが重要。
・民主主義に基づく政治においては、官僚機構の英知と新しい政治の知恵との正しいバランスが鍵になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知日派の代表であるアミテージ氏とジョセフ・ナイ氏とのインタビューをまとめたもの。アミテージ氏がレーガン政権にいた頃の話やナイ氏が活躍していた1990年代の話が興味深かった。日米関係を強固に支えてきた両氏の功績に改めて感謝したい。ただし本書に関しては、インタビューアーが一部知識不足なためか、せっかく両巨匠を迎えていながら十分に議論を掘り下げられていない箇所があり残念であった。特に、日米中関係の考え方について、在日米軍の位置づけについて、日朝間の賠償について等のインタビューアー発言(質問)はお粗末だった。
印象的な記述を記す。
「日本の多くの政治家は安全保障のことを全く理解していない」
「多くの人が最近、中国の「ソフトパワー」が増していることを指摘しています。中国の「微笑み攻撃(The Charm Offensive)」によって、ソフトパワーが増進していると見ています」
「日本はただ黙って座っていれば、米国からすべてのシグナルをもらえ、方向を指示され、命令すら与えられるわけなどないのです」
「沖縄に駐留する米海兵隊が日本にとっては実質的な「人質」となっていて、それをもって「核の傘」の信頼性を担保している」 -
日米同盟vs.中国・北朝鮮
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編著者(春原氏)の曰く「アーミテージ・ナイ報告書」の第三弾、あるいは番外編とのことだが、番外編というか、日本向け解説編といった所か。アーミテージとナイの両巨頭の話は極めて極めて興味深い。
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知日派の人たちが日本向けにした発言であること、彼らはあくまで米国の国益を志向していることに注意しながら読む必要はあると思うが、日米関係とそれを取り巻く国際環境などについての理解には役立つ本だった。
本筋ではないけど、原子爆弾を使用した当時、核兵器に対するタブー感が希薄だったという指摘は、確かにそうだったのかもと思った。そういえば、実際に核兵器を用いた演習に自国兵士を動員してたくらいだからなー。
タイトルにvsとか付けちゃったり、帯に「俺たちをなめるんじゃないぞ!」とか書いちゃったりするのは、挑発的な印象で好きじゃないし読者を限定しかねないと思うけど、日米同盟の在り方について考えるうえでは今読んでも結構参考になるんじゃないかな。 -
かなり内容がつまった一冊。
日米同盟の中心的人物であるアーミテージとナイ。
その2人に日米同盟や東アジアの情勢から
今後の予測まで網羅されている。
内容は安全保障や外交に疎い
僕には難しい部分もあった。
日本で伝えられてる日米同盟や
アメリカ政府の見解といったものがかなり表面的であるなと感じた。
あと、アーミテージもナイも日本人よりも深く日本について知っており、もっと日本について勉強しようと思った。 -
4〜5
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そんな単純な(+_+)
コメの人達って、けっこう単細ね。 -
2010年末に刊行された本。読むタイミングは逸してしまったけれど、安全保障の現実をまざまざと突きつけられている今の日本の状況を再考するにはうってつけの、なかなかの良書でした。
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(欲しい!/新書)
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良くも悪くもアメリカ人が日本をどうとられているかが分かりやすい本。日本は領土、国防、同盟のなんたるかを真剣に考えるべきである。
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アーミテージやナイといったよく聞く名前の方々が日米同盟をどのように考えているのかがわかってよかった。
民主党へ政権交代が起きて日米関係が冷え込んだことがあったけど、日米同盟は今後も良好に保たれていくことがアジア地域の安全保障のために欠かせない。チャイナの膨張やいつか起きるかも知れない北朝鮮の体制崩壊にもこの日米同盟なしでは対応できない。
またお二方の第二次大戦の歴史観も知れてよかった。基本的に良識ある米国人の見方と同じ。 -
2011/10/17:読了
アーミテージ、ナイの考え方がよくわかる良い本。
アメリカ側からみた日本の位置づけがある以上、
・そこを踏まえた上で、日本をどうするか
・それを考慮しないで、日本をどうするか
の2つの日本の生き方があるだろうが、後者を
いきなりやろうとすると、鳩山さん・小沢さんのように
なる...まぁ、戦後、吉田首相の時から、狭い道しか
なかった訳だし、これからも、その狭い道を見つけていく
しかないんだろうなぁ... -
ここ数年の日本を取り巻く安全保障環境について非常にバランスの取れた(すこし日本寄りすぎる?)議論にまとめられている。
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知日派の重鎮を交えた討論集。
久しぶりだな。政治の本。 -
知日派大物が語る米国国益としての日米関係の過去、現在、未来。天皇や原爆投下にも言及。素人でも東アジアの政治、安全保障を概略理解し、核開発や尖閣等々の個々事象の背景文脈がわかった気になる。確かにやがて成長鈍化する中国、南北統一した時の朝鮮半島の想定は必要。
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アーミテージ、ナイ知日派の大物二人と春原氏の対談形式。アジア太平洋地域の安全保障を日米同盟を軸として行うべきとの主張は説得力があるし、日本人として心強くも感じる。
しかし、これは彼ら自身も言う通り、あくまでもアメリカの国益に適うということが前提。貿易摩擦のように、アメリカが日本を敵視する可能性も、我々は十分に認識しておく必要がある。
したがって、日米同盟におけるアメリカの国益とは何か?ということを常に把握しつつ、日本の国益は追求する姿勢が重要。
単なる対米追従路線ではうまくいくとは限らない。
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