「大発見」の思考法 (文春新書)

  • 文藝春秋
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レビュー : 136
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166607891

作品紹介・あらすじ

トップクォークの存在を予言しノーベル賞を受賞した物理学者と、二十一世紀最大の偉業といわれるiPS細胞の生みの親。世界が注目する二人が初めて語り合った。大発見はどうやって生まれるか。生命の神秘はどこまで解明できるのか。考えるとは、感動することだ-。

感想・レビュー・書評

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  • 山中伸弥さんのノーベル賞受賞の一報を知って
    図書館に予約入れたらすぐ読めました
    ノーベル物理学賞を獲った益川敏英さんと今をときめくiPS細胞の生みの親・山中伸弥さんの対談集。
    対談自体は2010年の8月に行ったようで本の発行は昨年末でした。
    今となってはご両人ともノーベル賞受賞者となって
    夢のビッグ対談になったのだなあと思いますが(^-^)
    難しい単語ばかりが飛び交う内容かしら・・・・とちょっとしり込みしつつ読み始めると ぜーんぜん(^◇^)
    山中さんのiPS細胞の名前の由来にビックリ@@
    さらに大阪弁まるだしなところとかすごく庶民的で親近感が湧くし、なんといっても イケメンですよねェ(*^^*)(←え?そこですか?(笑))
    益川さんは ノーベル賞受賞時に「こんなものは嬉しくない」と言ってマスコミを騒がせたような奔放さがあっただけあって
    歯に衣着せぬストレートな物言いが楽しい。
    益川さんの【「CP対称性の破れ」の起源の発見】により受賞・・・・って
    ハ?ナンデスカ?ソレ?って思いますよね。
    でも身近な例を出してズブの素人の私にでも分かりやすいように噛み砕きに噛み砕いて解説してくださっている。
    それにしても
    体中のあらゆる細胞に変化することができる万能細胞という
    iPS細胞。
    例えは荒っぽいけど
    トカゲのしっぽみたいな感じに再生できちゃう。
    これからの医療は明るい!!って思えます。
    今、M氏の事件でケチがついちゃったことが残念ですね(-_-;)
    他にもお二人の子どもの頃の話や学生時代や研修者としての不遇な日々の話などとても興味深くて面白かった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「引っ込みがつかない状態まで」
      考えられますよね、、、
      ウイリアム・ブロードとニコラス・ウェイドが著した「背信の科学者たち 論文捏造、データ...
      「引っ込みがつかない状態まで」
      考えられますよね、、、
      ウイリアム・ブロードとニコラス・ウェイドが著した「背信の科学者たち 論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか」(講談社ブルーバックス)っと言うコトもありますから難しいです。
      2012/10/24
    • ねこにごはんさん
      >nyancomaruさん
      幅広く読まれてますね。
      ブルーバックスですか。書店勤めをしていたので知ってはいましたがまったく読んだことのないシ...
      >nyancomaruさん
      幅広く読まれてますね。
      ブルーバックスですか。書店勤めをしていたので知ってはいましたがまったく読んだことのないシリーズです^^;
      2012/10/25
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「書店勤めをしていた」
      過去形なんだ、、、
      でも、尊敬の眼差しになっちゃいます。。。
      「書店勤めをしていた」
      過去形なんだ、、、
      でも、尊敬の眼差しになっちゃいます。。。
      2012/11/13
  • 対談形式だったので、読みやすく一気に読めた。印象的だったのは、回旋型の生き方と益川先生の抽象化記憶術。研究に対する態度も勉強になった。私もがんばろう。

  • 益川敏英物理学者とiPS細胞、生みの親である山中伸弥先生との対談。ノーベル賞受賞者のお二人のこれまで歩んでこられたご様子が、とても面白く対談されてるお話だった。
    先ず、iPSのネーミングが人気の「iMac」「iPod」にあやかろうと名づけられたのには、フフフと笑えた。
    そして、お二人とも教育熱心なご家庭でなく自営業の家でほったらかしだったという環境、運動は好きだが国語は苦手、フラフラ癖と浮気性の山中先生。
    研究一筋ではなかったエピソードが凄く親しめた。
    一見無駄なものに豊かな芽が隠されているお二人の生き様が流石。

  • 話の具体的内容が高度過ぎた。でも、益川先生、山中先生が生命、自然に対して真摯に立ち向かっているのが分かりました。

  • 山中氏の人柄が素晴らしい.等身大で暖かみがある.益川氏は論争的.人柄がいいのかどうかは分からないが,科学に対する真摯さは感じる.

    ・直線型の人生と回旋型の人生(アメリカと日本)
    ・「とりあえず」「なんとなく」の日本の大学院生
    ・研究の継続性なんてくそくらえ
    ・仮説が外れて,何かが生まれる
    ・実験物理は稲作民族の日本人向け.
    ・「スライドでは聴衆から見えないような文字は使うな」「文字ばかりのスライドを見せられても誰も読まないし、理解もできない」「説明しないことは書くな,説明したいことだけを書け」「発表の目的をはっきりさせろ」
    ・オーラルプレゼンテーションと論文の二つは常に全ての基本の中の基本.
    ・2010年に『ネイチャー』が科学者の幸福度を調査したら,日本は最下位.
    ・うつと自殺
    ・山中氏のPADになったとき,家を建てようと思った話.哀しい.
    ・日本は教育熱心ではなく,教育結果熱心
    ・積極的無宗教.神を持ち出させない.
    ・色々な細胞が全部同じ遺伝子を持っていると分かったのは2002年.
    ・山中氏と父の死.

  • 素粒子の研究で2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川氏と、iPS細胞の生みの親で2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中氏の2人によるおもしろ対談。 専門家どうしの会話であるのだが、理系の知識が無くても十分に楽しめる。ていうか、中味の大半が人間としての生き方や人生の楽しさを語ったもので、2人のお人柄が良く表れている。益川氏の変人ぶりが目立つが、それをフォローする山中氏の絶妙な舵取りも楽しい一冊。

  • 日本人ノーベル賞二人の対談
    二人の学生時代の話や科学に対する姿勢まで、と幅広い内容

    ダーウィンの進化論も証明されている訳ではない

  • 科学の道100冊 2020

  • 若者は、読書などで科学界の偉人に憧れる。そして、自分も近づきたい、自分の知らない世界を知りたい、本に書いてあるその先を知りたい、と感受性を刺激されることによって、若者は科学に近づいていくんだと思う
    欧米の研究機関では、プレゼン力、ディベート力、ディスカッション力を非常に重視します。自分の考えを人にきちんと示すことが大切な技量だと考えられている

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著者プロフィール

山中伸弥 1962年、大阪市生まれ。神戸大学医学部卒業、大阪市立大学大学院医学研究科修了(博士)。米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。2020年4月から公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団の理事長を兼務。

「2021年 『友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の約束」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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