ソニーはなぜサムスンに抜かれたのか 「朝鮮日報」で読む日韓逆転 (文春新書)
- 文藝春秋 (2011年1月20日発売)
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感想 : 26件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784166607921
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
日韓関係の複雑さや歴史をテーマにした本書は、主に朝鮮日報のコラムや社説を通じて、日本と韓国の視点を比較しながら理解を深める内容です。読者からは、タイトルに対する期待と実際の内容にギャップを感じる声もあ...
感想・レビュー・書評
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結局、結論は?的な本。もっと著者の考察を書けば体裁が整ったと思える。ソニーの話は前半に少しだけ。
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期待倒れ、新聞のコラム寄せ集めで著者の意思は無く本当日本人かと疑いたくなる。
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タイトルは「釣り」で、中身は朝鮮日報のコラムや社説から、日韓関係にまつわるものをチョイスしたもの。この新聞は、比較的反日感情が弱いようだが、それでも、かの国がわが国をどう見ていたか/どう見ているかを知るには良い題材だ。もちろん、この手の話題なので、腹の中はヒートアップする言及も無くはないのだが、敢えてクールに読み進めると、ちょっとした郷愁感 --- ちょっと違うが他によい語彙が思い浮かばない--- に似た不思議な感覚を覚える。本書で、久しぶりに「血と汗と涙」という形容句をみた(笑)
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2013/01/27
今度は近年の経済面から韓国を観る。
韓国と日本は協調していけば良いのでは?
例えば竹島を共有物としてしまうとか。
なんにせよ密接に関わるから仲良くね。 -
24.4.26 題名にひかれて内容も良く読まず手を出すが、期待する内容とは相違していたため。休止。
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新聞記事の寄せ集め。タイトルほどに主張のない内容
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タイトルは釣りっぽくて、実際は韓国の新聞の社説の翻訳のまとめ。
当然ながら日本に対する反感と憧れが交錯してるのだけど、中々面白かった。
ちなみに、伊藤博文とかイチローとか結構出てきました。
政治とスポーツと文化をごった煮で語るのは正直どーかと思うけど。 -
勝手に「2冊目のジレンマ」と呼んでいるのですが、似たような本を2冊続けて読むと理解は深まるけれど読書のだいご味の一つであるワクワク感や知識が増える感覚は減ってしまう。
今回の韓国本は新聞記事の翻訳を集めたものなので、面白味はそれほどないが、韓国人記者の日本のとらえ方という事実としてはある種の新鮮味がありました。
特に、なぜ日本人が坂本竜馬を好きなのかというところは、当たり前のようで新鮮な見方。 -
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朝鮮日報の抜粋版。なかなか感情的で気分が悪いね。韓国がすごいのはよくわかっているんだけどね。
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日本は草食社会で韓国は肉食社会
ってのをひたすら書き連ねてあった。
その通りだと思う。
日本では戦後一体感が軍国主義の遺物として扱われていて、
社会が流動化の一途を辿っているような。
あと危機感ないなってのがやっぱり正直な感想。
というか、危機感はあるんだけど、
外から見てて危機感なさそうに評価されても仕方ない状況なのだろう
とか。
ソニーVSサムスンとか少女時代VSAKB48とか目立つように宣伝されてるけど、
内容としてはもっと、日韓関係の歴史というか、
追いつけ追い越せとか、
互いに見習うべきとことか、
韓国が日本に何を求めててどんな世論があるのかとか、
まぁごく一部なんでしょうけど知ることができて、
大変勉強になりました。 -
ゼミで扱っている内容と類似していたのもあって、ほとんど題名だけで購入。内容としては朝鮮日報からの転載と、筆者による解説が続いていた。日本を韓国側の視点で考察しており、サムスンの例など日本人としては悔しさを感じることも多々あった。しかし結局この本の言いたいことは、韓国がここまで発展してきたのは日本という身近な目標があってそれに向かって努力してきたということ、そして韓国はここで慢心してはならないということのみだと感じた。そんなに面白いとは思えなかった。
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朝鮮日報から記事を多く引用してて韓国の視点から日本を見ることができる
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ソニーの例機市場、最悪の意志決定がサムスンと協同でS-LCDを設立したことだということ。サムスンと協同でLCD会社を立ち上げ、そこからLCDの供給をうけ、ソニーの魂であるテレビ事業の主導権を失ってしまい、サムスンとLGに座を奪われて3位に転落した。
2008年には2900億円の赤字を出した。慢心していた。
朝鮮日報の論調だから韓国よりだが、日本人としてはソニーに頑張ってもらいたい。 -
この本の内容とタイトルは全く一致していません。
内容としては、朝鮮日報から読む韓国の対日観というような内容です。一部、タイトルのような内容も含まれていますが、それに対する価値ある分析はほとんどないです。
タイトルとの一致はないのですが、内容的には興味深かったです。
この本を読むと、韓国には韓国なりの日本に対する危機感を持っていることがよくわかります。
昨今、日本では韓国に負けた、韓国に学べという論調が多いですが、韓国からしてみると、完成品では勝ちはじめたけど、部品はまだまだほとんどが日本製で、これでは駄目だという論調があるようです。
これは、新鮮な視点であり、日韓の比較で、新しい見方を提供してくれるものでした。
また、歴史観などにも触れられていますが、こちらに関しては、改めて根深い問題だと感じさせられました。 -
明確な意志とハングリーさが重要だよね!
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サムスンをはじめとする韓国メーカーの逆転を、朝鮮日報の社説から読み解く。作者の見解ではなく、朝鮮日報のサムスン関連社説(全てがそうではない)を抽出しており、方法に多少疑問は残るが、これだけの記事を翻訳して、集めた新書としての価値はある。
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実はこの本はタイトルだけを見て中身を見ないで購入した本です。タイトルの内容と「朝鮮日報で読む」と書いてあるので、きっと韓国自慢がずらっと並んでいると思ったのです。
ところが読んで驚きましたが、その記事を書いている人達は、サムスンの繁栄は、部品購入が日本企業からされていること、為替で有利になっていることを明確に見抜いて、慢心すべきでないとしっかりと指摘していました。
政治や領土に関する内容については、韓国に肩を持つようなものもありましたが、これは韓国で記事にするためにある意味仕方のないことなのかもしれません。
最近、韓国でパチンコを数年前に全廃したという本を読んで、その実行力に感心しましたが、この本でも韓国をある意味で見直したのが率直な感想でした。
特にこの本を読んで知ったことは、アメリカ大恐慌の引き金は、大統領の就任式が当選してから4ヶ月(現在1月だが当時は3月)もあった可能性もあるという指摘でした。
以下は気になったポイントです。
・サムスン電子の営業利益は、日本の電機メーカ各社の合計よりも大きいが、特許登録件数、世界市場占有率1位の製品(日本:234品目、韓国:53)、技術貿易収支では韓国は日本の相手にならない、韓国は組み立てセット産業(造船、半導体、液晶ディスプレイ等)で日本より優位、対日貿易赤字も史上最高(p18)
・サムスン子は、住友化学が大株主の東友ファインケムから半導体、液晶ディスプレイ、発光ダイオード関連の部品を調達している(p23)
・サムスンは携帯電話とテレビ市場を主導しているが、急成長している三次元テレビ、スマートフォンでは競争に後れた(p26)
・サムスンは、韓国の純輸出の20%、税金支払の10%、韓国企業の米国登録特許の40%を占める(p26)
・日本企業に善戦した要因として、為替レートの力が大きかった、また日本企業が先進国の高価格製品市場に注力している間、韓国企業は早くから新興国市場で基盤を固めてきたことも功を奏した(p30)
・バックライトの光は液晶パネル内部で、「偏光板→ガラス板→液晶→カラーフィルタ→ガラス板→偏光板」と通過するが、偏光板:日東電工と住友化学、ガラス板は米国コーニング、旭硝子、日本電気硝子、液晶はチッソ、ドイツのメルク、カラーフィルタは凸版印刷、大日本印刷が専有している(p38)
・日本は全世界の産業用ロボットの60%、工作機械の30%、金型機械の40%を供給する技術大国、日本のハイブリッド自動車開発は、米国より3年、韓国より7年先を行っている、半導体、携帯分野で、部品の50%以上を日本企業は韓国へ供給しているのが事実(p42)
・トヨタ本社単独の営業損失額は年間4900億円で、3年連続の赤字、上半期で日本で生産した自動車は161万台、販売は80万台、残りの輸出が損失:1494億円を生んでいる(p49)
・2010年10月に完成した羽田新国際線ターミナルは、5階建て延べ床面積16万平方メートルで、以前の9.5倍の規模で年間700万人の乗客が利用する見通し、航空機の離発着能力は30→45万回、6万回分を国際線に割り当てる。韓国の仁川、上海の浦東空港の強力なライバルとなる(p54)
・1932年当時大統領であったフーバーは、政治的半身不随である一方、当選者のルーズベルトにはなんの権限も無かった、その瞬間に主要銀行が破産するという大恐慌の爆発が起きた、米国が憲法を改正してまで就任式を繰り上げたのはこのため(p82)
・韓国は北朝鮮に拉致された韓国国民517名は戻ってきていない、韓国は二人の大統領が南北首脳会談を行っているがその話題は触れられていない(p120)
・日本は排他的純血国のように見えるが、日産のゴーン、ソニーのストリンガー、ソフトバンクの孫氏を外国人CEOとして迎え入れて、かなり計算された戦略的混血路線を駆使している(p132)
・韓国のエリート養成校である「民族史観高等学校」では、未来のノーベル賞受賞者のために、銅像を立てる台座が15人分用意してある(p151)
2011/2/6作成 -
・朝鮮日報の記事を通して、韓国から見た日本を考察している。
・90年代くらいまでは、日本に追いつけとがんばってきた韓国であるが、2000年あたりから経済的、文化的ともに日本と肩を並べるようになってきた。
・しかし、韓国の発展は日本からの部品を使い、日本の技術に追いついたという状態であり、慢心してはいられない。
・現在の日本と韓国とを比べると、日本は草食系という言葉に代表されるように、ハングリー精神が不足しているように感じられる。韓国は厳しくシビア
な受験戦争などがむしゃらに頑張る国民性がある。
・これまで日本に追いついてきたというのは若者の父親世代の頑張りによるものであり、これまで通り大躍進を遂げると楽観視してはいけない。
・日本人は「幸せ」を欲している。ヨン様ブームや少女時代、東方神起ブームからそれが読み取れる。
菅野朋子の作品
