駅伝流 早稲田はいかに人材を育て最強の組織となったか? (文春新書)

  • 文藝春秋 (2011年11月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784166608331

感想・レビュー・書評

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  • 早稲田の渡辺と言えば箱根駅伝のヒーロー。それでもマラソンではそんなに活躍できなかったものの、大学の監督として戻って結果を残したということでこの一冊。陸上部というか駅伝という特異な競技への向き合い方の難しさや、チームとして回していくことの苦労など、苦しそうに走っている人たちの裏側にどんな背景があるのか、想像するのが楽しくなる。それにしても山登りっていうのは走る人の中でも特殊スキルなんですね。

  • 早稲田の駅伝での苦難を書かれた著書。
    監督ならではの悩みが書かれ、今年の箱根駅伝への期待がより高まった。

  • 大学ブランド、金、環境、エリート監督等々、どれだけ優秀なものを揃えても箱根駅伝で優勝するというのは難しい、ということがよくわかった。
    先に読んだ旦那が、監督の自慢話がどうのこうのと言っていたけど、まあメダルとった田村亮子と同時期に帰国してみじめな思いをするようなハイレベルな方なので仕方ないかと。これをただの自慢話としか読み取れないのもまた残念な話です。ツッコミ入れながら楽しまないと。

  • 2011年の箱根駅伝を制した(その他、全日本、出雲と合わせ三冠達成)早稲田大を率いた渡辺康幸監督の著作。エリートランナーからの転身の苦労、かつてのエースゆえに通せる要望などを赤裸々につづる。
    過熱気味の箱根駅伝の世界、億単位のサポートがないと成り立たない現状はいつまで続くことかと心配にもなる。

  • 2011年の箱根駅伝で優勝した早稲田大学。
    それまでの課程を、渡辺監督がツラツラと綴っている。
    練習の方法などではなく、どういう人間性を監督自身が伸ばしていったのかがわかる。就任してから7年目での勝利。その間には、文字だけでは伝わらない辛さ、厳しさがあったのだと思う。その中でも常に、上を目指し続けたからこそ、7年目の勝利があったのだと思う。

  • 以前出た本を読んでるので目新しい話はなし。「口幅ったい言い方になりますが」といったん謙遜しつつ、現役時代の自慢を繰り返す彼の天然キャラクターを堪能すべし。

    瀬古・渡辺の師弟は、この師匠にしてこの弟子ありと思わせる、天然でおめでたい人たちだ。憎めない。

  • 渡辺康幸の素晴らしさは伝わったが、特別目新しい内容ではなかった。

  • 駅伝の季節がやってきた。今年の箱根を制覇した早稲田大学。そこに到るまでの苦労をどのようにして乗り越えたか。かつての名選手がいかにして名将になりえたか。来年の箱根が楽しみで仕方ない。

  • 2011/11/19 No.27
    渡辺監督の駅伝理論。早稲田再生、日々のトレーニング、区間別箱根必勝法について等。

    ・駅伝はチームプレー、エースはいらない。エースに依存してしまう。
    ・故障しないためのケアは健康な時にこそすべき。
    ・ミーティングは短く、待遇に差をつける。

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