ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2011年11月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784166608348

みんなの感想まとめ

契約書の重要性を再認識させる内容が展開されており、ビジネスパーソンにとって必読の一冊です。契約書は単なる形式的なものではなく、明確で網羅的であるべきという基本的な考え方が強調されています。また、著作権...

感想・レビュー・書評

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  • 場数を踏んだ専門家ならではの話を期待したが、契約は大事ですよ、という意識付けの話が大半でした。私が読者対象ではなかったというだけかもしれませんが、ややお手軽なつくりが透けて見えたので★★としておきます。

  • なんとなくではいけない。

  • ・契約書は読むためにあるもの
    ・契約書に明確・網羅されているか など
    至極当たり前かもしれないが改めて重要視いただいた。

    仕事上、契約書に関わる機会が多いためか知っている事柄が多く若干物足りなさがありました。

    ただ、ウルトラマン訴訟のことは知らなかったです。参考になりました。

  • 何のために契約書が必要なのかを理解するための本。
    営業担当者が読んでみても良い。

  • 最近、契約を検討する機会が増えてきたことから、今更ではあるが、一般的なビジネスマンにとって契約とどう向き合えばよいかという観点で書かれた本書を手に取ってみた。さすがに著作権の権威の著書だけあり、著作権がらみの事例が多い。円谷プロがウルトラマンの独占利用権をタイに売り渡してしまった話や、マッハGoGoGoをハリウッドでリメイクした作品に、原作のタツノコプロの名前がほとんど表示されない話など。日本側が契約を形式的なものだと思い込んでいて、相手の契約案をほとんどチェックもせずに、そのまま丸呑みにする傾向があることから、こういう事態を招来させてしまっているのだという。帯に書かれていた“「黄金の契約3原則」が、あなたを救う。”の3原則を挙げてみる。 1.契約は読むためにある 2.「明確」で「網羅的」か 3.契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識を持つシンプルだけど、奥の深い言葉だ。心に留めておきたい。

  • 契約書の基礎の基礎。
    日々、ビジネスでもプライベートでも契約を交わすことが多いが、何も知らずにいたことを思い知らされた。
    本当に入門のための本だが、入りとしてはちょうどいい。

  • 契約書を作るときの心構えの大切さがよく分かった。

  • これぞ実務書

  • 前半はライセンスビジネスの現在について。
    後半は契約の基本について。

    前半はこういうことがあるのかぁ、という発見があり、後半は基本の再確認になった。

    たまに出てくるふざけた表現が癪。

  • 基礎の基礎だが、契約書に対するスタンスを再確認するにはよい。
    ・契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識を持つ。
    コストとリスクのバランスで契約書の要不要を判断、という下りは常に頭に置いておきたい。

  • ●「基地の永続的で自由な使用権という本当の目標を手に入れるために、落とし所はなかなか明かさなかった」と語るアメリカの元高官と、したたかな米外交術に「翻弄」され苦悩する日本の政府特使の姿が浮きぼりとなりました。

    ●「我われ日本人は法律や契約を単なる建前と考える傾向が強く、よって必ずしも重視せず、実際にトラブルがあっても話し合いや人間関係で解決に至ると考えがちである」、と指摘しています。

    ●相手に権利を与える契約のゴールは、「相手が必要としていて、現に活用できそうな権利だけを与える」「それ以外の権利はこちらに残しておく」です。逆に権利を得る契約のゴールは、「対価が変わらないなら、将来活用する可能性のある権利は全部いただく」です。ずい分シビアな考え方ですし、実際には事情に応じて柔軟さが欠かせませんが、国際交渉ではそれが基本とされていることは間違いない

    ●二次創作をライセンスした側の企業が、その見返りに、作られた二次的著作物の著作権を吸い上げてしまう約束(アサインバック)。

    ●しかし、内容をよく読まず、あるいは読んだとしても「きっと国際常識なんだろうからしょうがない」と、交渉もせずにのんでしまうケースが多いとすればどうでしょうか。筆者が経験する限りでは、日本では国際契約のアサインバック条項について、「交渉してもしょうがない」という反応が非常に多いように思います。

    ●「過去もすべてこれでやってきた」「我われの国の裁判所のほうが、この分野には慣れている」「こんな小規模のビジネスのために、日本まで行って裁判をするリスクは負えない」。果ては「わが国の法律で、そんな契約は禁じられている」まで。

    ●もっとも重要なのは「自分たちも相手方も善意で誠実であって、一方的に見える条文にはそれなりに事情があること」の確認であるかのように感じる場面に出会います。いわば契約書は、信頼関係を補完するための「儀礼」のような発想。相手の「真意」が「悪意でない」と分かったため

    ●「とにかく合意最優先で」

    ●「この条件を呑むくらいなら破談にしてほかのビジネス相手を探すほうが良い」というリーズナブルな判断ができない。

    ●日本型の契約慣行は、①電子化のようにそれまで想定していなかったビジネス形態があらわれたとき、②グーグルのようなこれまでのコミュニティの外にいる異業種とのビジネスをおこなうとき、そして③国際化という「外」の世界との交渉では、必ずしも役に立たない。つまり、社会が情報化・多様化するときに、従来の日本型のビジネスの進め方ではリスクが高いということが浮き彫りになったのが、出版界にとっての「電子書籍元年」であったかもしれません。

    ●契約書は読むためにある。言い換えると「印鑑を押さないと悪いような空気」です。この空気に日本人は弱い。契約書をめぐるかなりの失敗は、この空気に流されて印鑑を押したことに端を発する。そしてそんな空気を醸し出した相手に対して、次からはちょっと警戒が必要。それはその相手がうまいから。

    ●契約書は明確で網羅的か

    ●契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識を持つ。リスク要因の多いものはしっかりとした契約書を時間をかけても作ったほうが良い場合が多いが、そうでない場合は短い覚書などでもよい

    ●合意至上主義、交渉決裂は「失態」という意識を乗り越える

    ●相手の言うことを無批判に受け入れたり、対立点はないかのようにして先送りして、それが破たんすれば相手の人格問題にしてしまう姿勢では、到底本当の契約力・交渉力は生まれないように思います。

  • 初心者向けの契約入門。専門外の人にはお勧め。

  • 自分用キーワード
    バーゲニング(契約交渉) 日本のコンテンツ国際収支の赤字幅 ウルトラマンの海外の独占利用権 川島武宣『日本人の法意識』 スピードレーサー(マッハgogogoのリメイク映画) ライセンス/著作権譲渡 パロールエビデンスルール(口頭証拠の排除) 権利を与えても行使は義務ではない クリエイティブコントロール アサインバック クレジット/ビリング 裁判管轄 準拠法 ホームタウンデジション ディズニーワールドオンアイス事件 契約違反罪、債務不履行罪は日本にはない ロフタス:ショッピングモールの実験 ディールメモ 「仮契約」は存在しない フィルムマーケット battle of forms

  • 黄金則①契約書は読むためにある,②「明確」で「網羅的」か,③契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識を持つ

  • 非常に分かり易い契約の入門書です(^^)
    後半はありきたりな内容ですが、改めて読んでみることで、勉強になることも多かったように思います。
    前半は具体例を通してのケーススタディ。YouTubeの利用規約とか意識したことがなかったです!
    これから法務の道を志す方にオススメ出来ます(^^)

  • 基本的なスタンス等、わかりやすく勉強ができる。
    読みやすい。

  • 先月はネットで何回、「同意する」をクリックしましたか?
    ユーチューブの利用など、海外企業と直接「契約」する機会も増えた。国際メディア契約の第一人者による、実例満載の契約入門書

  • 民法の基礎的知識がある人でもその先の具体的な契約書作成に関し、どうしたらいいのかわからない場合は多い。本書は契約書作成において本質的に重要な項目を明確に教えてくれる。役に立ちました。

  • 【読んだきっかけ]契約に興味があり、また福井氏の本は一度読んでみたかった。【内容】「現代ビジネスに必須の契約マインドの身につけかたを、国際コンテンツ契約の第一人者が伝授」(表紙裏引用)【感想】読みやすくていい本だった。本書は、前半: 日本が今直面している契約の諸問題、後半: タイトルでもある教科書の部分、という構成。後半部分は頁の端がグレーで、ここを必要に応じて繰るようにという配慮がされている。前半はディズニーやSNSなど卑近な例で説明してくれ、わかりやすく面白かった。後半は、法律をかじった読者なら主に基本的なことが書いてあるとわかる。だがそこは実務家の本。学者とは違う視点があり、興味深かった。「契約は、きつい言葉で言えば本質的に利益のとりあい、リスクの押し付け合い(P183)」という筆者の言葉には実感がこもっていると思った。また「法令に決められている原則を変えたい時にこそ、契約の出番…業界の慣習を変えたい時こそ、契約でその変えたい内容をしっかり取り決めておくべき(P111)」という言葉は、考えれば当たり前のことだが、はっとさせられた。
    社会人が読んでも勉強になるが、法学初学者や高校生にすすめてもいいと思う本。

  • 三つの、あまり新鮮味のない黄金則 1.契約書は読むためにある。 2.「明確」で「網羅的」か。 3.契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識をもつ。

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著者プロフィール

弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年東京大学法学部卒業。1993年弁護士登録(第二東京弁護士会)。骨董通り法律事務所代表パートナー、日本大学芸術学部客員教授、国会図書館審議会・文化庁などの委員、「本の未来基金」理事、think C世話人、東京芸術大学兼任講師などを務める。著書に『18歳の著作権入門』(ちくまプリマー新書)、『著作権とは何か』『著作権の世紀』(集英社新書)など多数。
http://www.kottolaw.com/
Twitter: @fukuikensaku

「2016年 『インディーズの護身術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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