韓国併合への道 完全版 (文春新書 870)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 265
感想 : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608706

作品紹介・あらすじ

日韓両国で大きな反響を呼びロングセラーとなった『韓国併合への道』から12年。日本国籍を得た著者が、新たな立場で、併合後の社会・経済・文化の発展と戦後韓国の反日政策の欺瞞について大幅加筆。西欧の植民地支配との違いを明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 日本が、韓国併合した時の韓国の政治状況など、あまり世間では知られていない、当時の韓国の事情が書いてある。
    それによると、当時の韓国は、文官の力が強大で、貴族等の特権階級の割合が非常に高く、国が成り立たないほどだったらしい。
    実際、日本が韓国を併合した際は、苦しい生活を強いられた一般の人々は喜んだそうだ。

    現在韓国は日本に併合された事を国辱としており、日本でも軍部の暴走の結果と言うイメージが強いが、著者は当時の韓国の国内事情では、併合されても仕方がない状況であったとの主張は、驚きとともに、そういう事情もあったのかとある種納得する面もある。

  • 第十一章、第十二章については完全版にて増補されたこともあり、著者の意見が多い。日本人としては支持したい内容もかなりあるが、この手の内容の評価は、複数の書籍と読み比べてからにしたい。
    第十章までは、朝鮮半島の近代の歴史について詳細に書かれている。日清戦争、日露戦争を別の視点から追っていくあたりが日本の近代史を読むのとはまた別のおもしろさがあった。

  • 2020.10―読了

  • 本当に、併合まで、の隣国を取り巻く動き。
    日本だって色々やってるし、今の下らない政治家と通じつる所も感じた。この辺端折ってる本が多くて新鮮ではあったが、結論は同じで。
    元?韓国人ということもあって、肌感覚として辛辣。
    この国に今のままでは、全く将来はない。そんな国に絡まれまくって来た我が国の悲しさは言いようもない。

  • ■1890年(明治23年)総理大臣山県有朋は、第1回帝国議会施政方針演説の中で次のように述べた。「国家独立自衛の道に二途あり。第一に主権線を守護すること。第二には利益線を保護することである。其の主権線とは国の疆域を謂い、利益線とはその主権線の安危に、密着関係にある区域と申したのである。日本にとっての利益線とはもちろん朝鮮半島を意味している。清国は朝鮮への干渉強化と対日軍備拡充を同時並行的に推し進め、ロシアは1891年にシベリア鉄道建設に着手して、東アジアへの本格的な進出の地歩を固めようとしている。事態がこのまま推移すれば遠からず日本の勢力が朝鮮半島から駆逐される日がやってくることは明らかだった。

  • 日本と韓国の歴史を日朝修好条約(1876)から韓国併合(1910)までに焦点を当てて書かれている。特にこの時代の韓国側の状況が分かるようも書かれている。
    今に至る日韓の関係を紐解き理解するには、李朝の歴史と明治からの日韓の関係を知ることがなければ不可能。しかし、学校の授業においてこれらに触れることは無い。
    韓国に於いてもほぼ無いらしい。
    現在の韓国も北朝鮮も李朝からの儒教思想が根強く生きている。これを知らずしてはいつまでも上ずった理解でおわるのだろう。

  • OS6a

  • 明治から昭和までの日韓関係を理解する上で非常に有用である。

    押さえておきたいポイント:
     韓国は自らの力で近代国家へと脱皮することができなかった。
     日本が韓国の保護国化へと方針転換をしたのは1905年以降。
      1982年から1984年は清の勢力下、1896年から1897年はロシアの勢力下にあった。
     日本の統治下で、識字率が向上し、米の生産高、工業生産高が増加、人口が倍増した。
     日本は韓国の土地を収奪していない。
     現在の韓国では、過去の歴史的事実を述べると言論弾圧される。

    <目次>
    はじめに
    増補版へのまえがき
    第一章 李朝末期の衰亡と恐怖政治
    第二章 朝鮮の門戸を押し開けた日本
    第三章 清国の軍事制圧と国家腐敗の惨状
    第四章 独立・開化を目指した青年官僚たちの活躍
    第五章 一大政変の画策へ乗り出した金玉均
    第六章 夢と果てた厳冬のクーデター
    第七章 国内自主改革の放棄
    第八章 新たなる事大主義
    第九章 民族独立運動と日韓合邦運動の挫折
    第十章 韓国併合を決定づけたもの
    第十一章 日本の統治は悪だったのか?
    第十二章 反日政策と従軍慰安婦

    2013.11.21 アゴラで見つける。
    2014.02.15 読了

  • 自分があまりにも現代史を学んでこなかったのだと感じました。学校の先生も近代史について話すのを嫌がっている感じでしたしね。

    同化政策とか知っていたはずなのに、日々のニュースとか風潮の中で、日本は韓国や台湾などにいわゆる西洋的な植民地支配をしていたと思い込んでいた。韓国人のおじいさんから聞いた「同化政策」では略奪地にはならないはずだったのに……。


    初等教育の推進、韓国人が400年以上捨てていたハングル文字活用の推進、ダムや橋の建設、米の生産高の倍増、人口の倍増、技術援助、万歳など韓国が併合されたがゆえに使うことができるようになった言葉……今なお韓国は恩恵に預かりつづけているのに、それを知りもせず、日本は韓国から富も人も文化も略奪したのだと喚き散らす韓国に嫌気がさしますね。

    植民地化された台湾や日本の統治下にあったパラオで反日感情が薄いのは日本の統治下によって発展した事実があったことも知らせているからだと聞きます。韓国の教育の歪さを感じます。そして台湾を含めたほかのアジアの国々の教育に感謝いたします。

  • 実に面白い。決して僕が嫌韓だからということではない。
    呉善花さんの論法が明快だからである。帰化した呉善花さんは、日本と朝鮮との歴史を分け隔てなく事実を基に紐解いてわかりやすく解説しているのである。その結果が韓国の併合へと繋がる様が論理的である。おそらく事実誤認はないものと思われるのです。
    明治維新以降、朝鮮半島の李朝も近代化と富国強兵を推し進めなければ、隣国日本も窮地に立たされてします恐れがあり、その過程の中から華夷秩序の従属下から李朝を独立させる必要があった・・・というのが征韓論へと続く
     李朝からすれば「皇」は中国皇帝のみに許される称号であり、「勅」は中国皇帝の詔勅を意味した。朝鮮王は中国皇帝の臣下であるが日本王の臣下ではない。と、このような傲慢かつ無礼な!というのが今も活かされているから、いまだに朝鮮人の傲慢さが日本人を卑下し、在日においては卑屈なのであろう。

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著者プロフィール

"韓国・済州島生まれ。1983年に来日、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程修了(北米地域研究)を経て、現在は拓殖大学国際学部教授。評論家としても活躍中。1998年に日本国籍取得済み。
主な著書に、『攘夷の韓国・開国の日本』(文藝春秋、第5回山本七平賞受賞)、『スカートの風』(三交社・角川文庫)、『韓国を蝕む儒教の怨念』(小学館新書)、『韓国「反日民族主義」の奈落 』(文春新書)、『日本にしかない「商いの心」の謎を解く』 (PHP新書)など多数。
2021年から、「呉善花チャンネル」を開設。「恨は生きる力」「狙った女性は逃さない」などを配信中!"

「2021年 『反目する日本人と韓国人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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