ラジオのこころ (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 102
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608720

作品紹介・あらすじ

TBSラジオの名物番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」が放送開始40周年を迎えます。これを機に小沢氏が自ら傑作10篇を厳選しました。TPP、AKB48など今どきの話題から、お墓、缶詰、暖簾など身近なテーマまでをユニークな切り口で掘り下げます。

感想・レビュー・書評

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  • ページをめくるたびに山本直純作曲の大正琴っぽいテーマソングに乗った独特の名調子がよみがえります。読む「小沢昭一の小沢昭一的こころ」歳を取れば取るだけ見た目は性別不詳の老人感が増していった著者ですが語っているのは紛れもなく正真正銘のおっさん的こころ。おっさん的こころはちょっと不器用でちょっと軽薄でちょっとエッチで、でも真面目すぎるぐらい真面目な庶民のこころ。小市民の毎日の暮らしの中で時代の変化に煽られながら、変化しちゃいけない大切なものを考えさせてくれます。諧謔自虐で包まれた社会論考。実は知性の人、小沢昭一一代芸の高等芸術のこころだァ。

  • GNH(ブータンが提唱している”国民総幸福量”の略)。ブータン:ボータンタ(サンスクリット語で”チベットの端”の意)、正式名は、ドゥルック・ユル→”龍の国”の意/缶詰はナポレオンのお陰で発明された。19C初めに仏のニコラ・アペールが戦争に瓶詰の保存食を開発。その後、英のピーター・デュラントが金属で缶詰の原型みたいなものを開発。当初は銃剣で缶詰を開けていた。缶切りは米のワーナーが開発/「暖簾」は”のんれん”と読み、禅寺で冬間に隙間風を防ぐ垂れ幕だった/宇宙葬:1997年、7gで100万円

  •  TBSのラジオ番組「小沢昭一的こころ」からのベストセレクション。活字から語り口が聞こえてくるような文章が素晴らしい。
     宮坂さんをもう聴けないと思うと寂しいね。もっとラジオ聴いときゃよかった。

  •  亡くなって間もなく、書店で平積みにされているのを見付けて即購入。

     収録されたものには比較的最近放送された内容が多く、どんな雰囲気で放送されたか鮮明に覚えているものばかり。本当に小沢さんが好きだったんだなあとしみじみ。どうか安らかに。

  • ラジオでの語りをイメージしながら読んだ。
    軽妙洒脱な雰囲気は文章からも伝わってくる。

  • 面白かった!これも一気に読めた。

    昨年末に惜しまれて亡くなった小沢昭一さんが、約40年に亘って続けてきたラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の台本?のうちの数十話をまとめた書。

    小沢さんの含蓄のある言葉、表現の数々、自分もこんな表現が自由にできるようになるといいな、と思った。

    読んでいる間中、パンパカパンパパパンパンパンパン…という番組のメロディが頭の中で流れたままだった。

  • 20130125 ラジオを聞いているようで楽しかった。歳と共に共感できるようになるのではないだろうか。リアルに会えなくなった事は残念。ご冥福を祈ります。

  • いっときリアルタイムで聴いていた「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の選集。番組を聴かなくなって随分たつし、聴いてことのない話ばかりだけど、まさにラジオ番組がそこにあるような感じです。GHQ以来、我々は英字3文字に侵略されているのだなあ。こういう大人にならねば、と思った。

  • 約30年以上拝聴していたラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」。
    2012年12月に小沢さんが逝去され、小沢さんの言葉を借りるなら、ポッカリ心に空が出来てしまった。
    本著は言わば、その傑作選。音さえ入っていないが語り口調がそのまま収録されているので、ラジオを聴いているかのよう。

    小沢昭一さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌。

    12/12/31-120

  •  小沢昭一さんの本は、「道楽三昧―遊びつづけて八十年」に続いて二冊目です。
     本書は、40年にも及ぶTBSラジオの名物番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」で語られた話題の中から、小沢氏自らが厳選したセレクションとのこと。取り上げられてた材料はまさに種々雑多?、その料理の仕方も多種多様です。ラジオでの小沢流そのままの語り口で、ほのぼのとした優しさを感じることができます。

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著者プロフィール

1929年、東京に生まれる。俳優。新劇・映画・テレビ・ラジオで幅広く活躍。民衆芸能研究にも力を注ぎ、それぞれの分野で数々の賞を受賞。著書に『ものがたり 芸能と社会』『放浪芸雑録』(以上、白水社)『小沢昭一──百景』(全6巻、晶文社)『俳句で綴る変哲半生記』(岩波書店)など、CDに『夢は今もめぐりて──小沢昭一がうたう童謡』(ビクター)『唸る、語る、歌う、小沢昭一的こころ』(コロムビア)など、著作多数。2012年、逝去。

「2013年 『芸能入門・考 芸に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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