選ぶ力 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2012年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784166608867

みんなの感想まとめ

何を選ぶかが人生に大きな影響を与えることを考えさせる内容で、特に健康や生活習慣についての選択がテーマとなっています。著者は、日常の中で私たちが行う大小様々な選択を振り返り、その重要性を説いています。8...

感想・レビュー・書評

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  • 何を選び取るかで未来が変わってくるという話だった。健康も、何を食べ、どう運動し、睡眠は何時間とるのかなど、考えさせられた。五木寛之さんの本を読むと、様々なアイデアを見せられて、元気になる。

  • 20151020

    病院の診察待ちもあり1日で読了。

    80歳になった五木寛之氏の健康、死に方に重きを置いたエッセイ。

    前半は、選ぶ力というタイトルに沿った内容だった。確かに人は朝起きてから寝るまで、大小様々な選択をしているんだなぁと思えた。

  • 「ナニナニの力」という表現には、正直いってうんざりしている。との冒頭文から、「人生は選べない」「人間は生まれた時から格差がある」「人生は思い通りにはならない」等々の無常観満載。人間いつか死ぬ。それを覚悟して、自分の判断で選ぶしかないと。
    そして共同幻想としての健康批判。これは最大公約数的なモノはあるとは思うが、確かに流行もあるし、似非科学的なモノもある。
    過剰な医療を選択しない事は可能。寝たきりで苦痛に耐えるより、80歳ぐらいでみなさん死にましょう。と言っているようにも思える。

  • 本人があとがきに書いているが、肩透かしを喰らった感じがする。老人向けの健康読本のような内容。著者が年齢に応じて書く内容を変えていくことには好感が持てるが...

  • 人生は選択の連続。
    思ってもみなかったような幸運もある。
    無数の運風雨の連鎖によって毎日は成り立っている。
    人間に完全な健康状態などありえない。
    人間はフィジカルに見えても、日々変動する存在。

  • 人生は選ぶことの連続だ。近頃は歎異抄の引用が多いです。201408

  • 以前途中まで読んでた下山の思想と比べるととても読みやすく感じた。

    この人の考え方はどこか自分に似ているところがあって親近感を感じながら読み終えた。
    ナチュラル・エンドあたりの話はまだ自分には想像のつかない話だけど、高齢の方の考え方・感じ方を垣間見れて勉強になった。

  • 生きるヒント以来、この人の本は割と好きなんだけど、改めて読むとやっぱり内容は高齢者向けなのかな?
    人生をある程度歩んできた人にはしっくりくる話題が多いような気がした。タイトルは「〜力」の波に乗っただけであって特に内容とは関係ないですね。
    人生とは選択の連続というのは、まぁそら当たり前なわけでして。

  • 選ぶ力とは?

    →選ぶことも、選ばれることも思うままにならないことを覚悟しておく

  • 五木先生くらいになると、このような内容の本は余裕で執筆できるのだと思う。というくらい、安定した文章と内容。さすがです。

  • 選ぶことは賭けること。
    得をしても損をしても自分で選ぶことが何らかの結果に繋がるlことを教えてくれる本です。

  •  私たちの毎日は、ほとんど「選ぶ」ことの連続によって成り立っています。毎日の日常を考えてみても、朝起きて朝食をたべようか、食べるなら主食はパンにするかご飯にするか。何を着て出かけようか半袖にするのか長袖にするのかなど日常の「選び」もあれば、自分の人生を左右するような大きな重い選択もあります。どの学校に行くのか、職場はどこを選ぶのかなど。情報が多く溢れる現代、私たちは迷う機会も多くなっています。では悔いのない選択には、何が必要なのか『選ぶ力』をヒントにしてみてください。みなさんの学生生活での1つ1つの「選び」が充実したものとなりますように。
    (「図書室information67号」より抜粋)

  • 私が日ごろ思っているようなことがたくさん書かれていて、そうそうと思いながら読んだ。

    選択することの難しさをつねに感じている。

    五木さんが言葉にしてくれたおかげで客観しできた気がする。

  • 若年の私にはきちんと解せなかった所も多々あるが、一つ印象に残ったのは「生きること」とは「選択」することである、という内容である。
    自分自身が「選択」することで、人の運命や生き方も多少なりとも変わってくる。私達の年代は、今まさに修羅の真っ只中に差しかかろうとしているが、
    常に自分が主体的に「選ぶ」生き方を大事にしなければならない。

    後半部分でメインとなる「ナチュラル・エンド」等の死生観は壮大すぎて実感が沸かない。
    今の私は、「今を生きる」ことに専念します。

  • 作家五木寛之先生のエッセイ。
    基本的におもな読者として同年代の方が想定されているのか、健康や老い、死にまつわる思索や、若かりし頃の思い出話が中心。
    1度書いた感想文が消えてしまって非常に悔しい……ノートパソコンの指先を感知するあの部分、よく手のひらで触ってしまってえらいことになりますよね……切ってしまうと困ることもあるし……

    まさに老人ホームや病院の待合室、病室なんかでたまたま出会ったおじいちゃんの与太話につきあうような感覚で読める平易なエッセイ。新聞小説で『親鸞』を連載していたこともあってか、ところどころに仏教ネタが差し挟まれていて、この部分だけは元ネタに関する知識がない分、想像を多くめぐらせないといけないので、読み応えがありましたが(選択的一神教というところはなるほどど思いました)、それ以外のところは、波の上をぷかぷかたゆたうようなゆる~いエッセイ。大して身になるものでもないけれど、世間話を聞いて共感するくらいのかんじで読めばよいものでしょう。

    五木先生の年齢が祖母と同じだったということ、それから祖母が『親鸞』を愛読していたこと(祖母は腐女子でもあるのですが)から、書店の目立つところに展示されていたこの本を買って祖母へ渡し、その後私が回し読みをさせてもらったのですが、良い意味で力の抜けた、自然体で穏やかな、そして理詰めじゃなく柔軟に人生を生きてきた、そういう人柄のにじみ出る文章です。

    老人ホームのくだりは大きく首を縦に振りながら読みました。認知症予防といった善意に満ちたスローガンを冠した、屈辱的な認知病予防プログラムが実施されているところ、多いですよね。もちろん現場で一人一人に合ったプログラムを個別に考えて日々実施、というのは難しい部分もある話でしょう。けれどやはり、その無配慮なプログラムをお仕着せることで、逆に彼らに無力感を植え付けている場面があることも確か。十把一絡げに同じようなプログラムを提供していたのでは、「幼稚園児といっしょ」「幼稚園児以下」と自分を卑下する言葉をお年寄り自身の口から自らへ向けてのぼらせてしまうことにもなるので、もう少し気を使う必要のあるところだと常々感じていました。老いを受け止める、ということは難しいことなのでしょう。以前入院していた病院で出会ったおじいさんは、はた目には60前後に見えたし、現役の社会人で、ずいぶん肉体的にもしっかりした方でしたが、実年齢は70を超えているということで、お医者さんからその年齢に見合った手術を提案されたことが不服であるとぼやいていました。念のため、ということでしょう、と返しはしたものの、赤ら顔で大きな声でしゃきしゃきとしゃべる社交上手のおじいさんにとってはやはり、受け入れがたいところもあるのでしょう。

    個々人の性格以外にも、社会的背景、それから認知症の進み具合によって、老人ホームでの仲良しグループは構成されると思いますので、せめてそのグループごとにおおまかなプログラムを考えるなど工夫があればよいようにも感じるのですけど、やはり日々の業務に追われる中では、それどころではないのでしょうか。

    問題意識のほうが先だって私の感想はこのとおりですが、内容は気楽に読めるエッセイですから、しばらく活字から離れていたというおじいちゃんおばあちゃんにお勧めできる一冊。敬老の日や誕生日なんかにプレゼントするとよい類の本ではないかなと思います。

  • 五木寛之の「選ぶ力」を読みました。

    選択を迫られたとき、失敗をしない為の方法論が書かれているわけではありません。

    それを分かっていて買ったのですが、私には深く心に残る言葉も少なく少しがっかりしたのが正直な気持ちです。

    著者の年齢がそうさせているのかもしれませんが、「健康」と言う言葉がたくさん出てきます。

    と言う事は私はまだまだ健康に関して気にしなくてもいい年ってことでしょうか。


    しっくりきた言葉もありました。

    「私たちは選んでいるようにみえて、じつは見えない何かに選ばれているのではあるまいか。」

    生きていてAを選びたくてもBを取らざるを得ないって事たくさんあります。

    選択できるってことは、贅沢で幸せなのかもしれない…。

    結局は与えられた宿命を受け入れ、その中でどう生きて行くか。

    そう考えた方が私は納得できます。

  • タイトルに『選ぶ力』とあるが、選択の技術やノウハウを伝授するものではない、と著者は言い切る。
    五木寛之さんの著書やから、そうやろうなあとは読む前から思っていたけど、本当に五木さんの独り言のような内容。
    人生は選択の連続である、というが、改めて考えるとその通り。しかし、本書では「『死』についての選択」が主に取り扱われていました。
    今年で満八〇歳を迎えるらしい。五木さんらしい、重みのある文章でした。

  • 2012年は、ボクの中では、「選択」ということがひとつのキーワードだったのかもしれない。読んだ読んでいえば、イーナ・アイエンガー『選択の科学』。もう少しさかのぼれば、松岡正剛『法然の編集力』。

    特に後者は、本書、『選択力』の中にも紹介されている。ボク自身も読み込んだ本なので、その点にも惹かれて書店で手にした。

    五木寛之さんは、本書の中でこんなことを書いている。「自主的に選ぶことができなくなったとき、私たちはすでに生きる意味を失う。生きるとは、選ぶことである。人は自ら選ぶことで自分の人生を生きている」。

    いまは、情報が氾濫している時代だろう。TV、雑誌、そしてインターネット。巷にはピンからキリまでの情報が溢れている。ボクたちは、それを取捨選択している。そういうと、何か、こちらが自由に選択しているように感じるが、実はそうではないようにも思う。

    たとえば、会社における目標設定。ある目標に向かって仕事をする。それ自体は賛成だが、あまりに向かう目標ばかりがフォーカスされて、それ以外の部分に目が向けられていないのではないだろうか。もしくは、コンプライアンス。もちろん、社会規範のベースとなる法令遵守は大切だ。だけど、そもそも法令はグレーなもの。判例を通してその精度を上げていくべきものだが、社会のスピードが速すぎるので、とにかくそこに「書いているから」という理由だけで法令遵守をしようとする。どうして、そのルールができたかの背景や理由については議論されない。そして、実は「目標だから」とか、「書いてあるから」といえば考えなくて済むのだ。

    つまり、身の回りの情報量はとても多いけど、自分からは考えなくなっている時代。実はそういう時代にボクたちは生きているのだと思う。だからこそ、選択力が見直されるべきなのだ。

    法然は、仏教から「念仏」を抜き取った。しかも「易行」である。法然の時代、世の中は荒れて、死がすぐ身近にあった。生きる希望を失ってその日暮らしをするだけの人で溢れていた。そもそも、当時の仏教は「念仏」や「易行」は認めていなかった。だけど、見えない時代だったからこそ、法然は「念仏」を選択し、生きていく指針を示した。勇気がいることだったと思う。

    ボクは、この「選択力」というのは、「勇気」と言い換えられるように思う。実は選択することって怖い。安易な選択で逃げてはいないだろうか? と自問自答すると、恥ずかしくなることも多い。厳しいと思える選択をする勇気。来年は、その「選択=勇気」が大切な年になりそうな予感がする。

  • 自己啓発本かと思いきや、あれれと思っているうちに読み終わってしまった。

    そんなに簡単に答えを得られると思ったら大間違いだぞ、と、筆者に言われているような。

  • 受け取ったメッセージとしては「絶対にこれだ!」なんて全員に合う解はどこを探してもない。だから1番は自分が自分と向き合って「これがいい!」と納得解を作って、ご機嫌でいることこそが選ぶ力。

    つい解を探してHow to本にすがったり、1つの食材さえ取れば健康になれると信じても、本質の解はないよ。それって躍らせれているだけだよ。確かにと思う。

    「また読みたい」「読んでよかった」という気持ちにはならなかったので星は2つ。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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