「編集手帳」の文章術 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2013年1月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166608966

作品紹介・あらすじ

当代随一の文章家が全てを明かした!



出版界にもファンの多い名コラム読売新聞「編集手帳」の筆者が名文の生まれる舞台裏を初公開! 掛け値なしに空前絶後の面白さです。

感想・レビュー・書評

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  • ・声に出して読んだときに呼吸が乱れない文章
    ・魅力→簡潔→余韻
    ・接続詞は文章の中の小部屋。増築しすぎると醜くなる
    ・大声で語らない(誇張しない)
    ・読み間違えそうな場合は漢字表記にしない。カタカナひらがな漢字どれがもっとも相応しいか考える
    ・耳で書く。耳で聞いてわかる文章にする
    ・引き出しを増やすために、8と決めたら書店で8冊おきに本を選んで購入した
    ・漢字30%が丁度良い

    声に出してすんなり読め、目でみても美しい文章を書くコツ。
    地の文もするする読める。
    手元に置いて、ことあるごとに読み返したいと思った。

  • 職業として文を書くことに対する真摯さと、他人の本を読んだ時に「こんな表現できたらいいな」という明るい憧れの気持ちが素敵だと思った。

    自分は人に見せるための文は書いていないのだから、真似する技量も必要もないけれど、気持ちの面で参考になる部分がたくさんあった。

    引用の手品師と言われているけど、手品でも何でもなく、努力と文章に対する愛の結果だと思った。

    引用元の名ゼリフや名文も、それを自分の中で消化して、一度忘れて、何かの折に思い出して文にする。カッコいい表現をするだけなら知識を入れて体裁を整えればいいけれど、自分の考えていることとその表現が合っていることの方がずっと重要だと思った。

    いっぱいメモしたり、手当たり次第本をんだりする気はないけれど、いつか自分の考えがうまく伝わるような表現ができるように、考えながら読むことくらいはできる気がした。

  • この方のコラムが大好きで、その文章術を学びたいと思っていたら、
    あったのです。

    含羞の中で、手の内を見せてくれる文章術。
    読み応えたっぷり、大変役に立つノウハウを
    講座に行ったかのように披露してくれています。

    出会えてよかった、そう心から思える一冊でした。

  • この本を読む前と読んだ後では言葉選びの楽しみ方がより楽しくなったと思う。
    と言いつつこの程度の事しか記せないのだが。
    毎朝読んでいた編集手帳の読み方味わい方が変わったかな。

  • とても面白く読ませていただきました。

    読売新聞の編集手帳を長年担当されていた方の文章術。

    コラムやエッセイなど、物書きをするにあたり真似してみたい言い回しが多数。
    逆に使うのを憚られる表現もまとめられていて、文章のテンポを意識する際に参考になった。

    個人的には最後の言い回しノートが、ふとしたときに読み返して見たくなりました。

  •  文章を書くことは難しいと思います。話す時より書く方が言葉がよく出てきます。でも、その言葉や文や文章が、読み手に確実に語りかけることができているかといつもはらはらします。自分一人で全責任を負えばよい時は幾分気持ちは楽です。ですが、グループを代表して発言するようなときは、本当にどきどきします。

     ここには文章を書くときの心構えやヒントが鞄いっぱいに詰まっています。全部真似をするのか、一部を取り入れるかは考え方次第なのでしょう。

  • コラムとは食前酒のようなもので、読者の感情に訴えかけるもの。ネタのストックの仕方や、禁止用語やありふれた・使い古された表現は使わないなど。文章を書くにあたってのヒントが盛りだくさん。もっとたくさん読書をしようと思うきっかけになった本。

  • 物書きには感性が必要なんだな、と感じるとともに自分には向いていないと痛感した。これを読んで「あー、分かる分かる」と共感できる方にはどんどん読み進めることができる良書だろうが、自分には向かなかった。「なんでそう思ったの?」と疑問が頻繁に湧き上がり、答えが明確に書かれることはなかったので読み続けるのは無理だった。

  • 褒めている人が多かったので読んでみたが、あまり共感はできなかった。もちろん文章を書くにあたっての考え方、あるいは小洒落た言い回しなどは参考になる部分が多いが、結局文章はその人の好みなんだなあと思った。「こだわり」を持った筆者の「上から目線」を感じてしまい楽しめなかった。

  • 読売新聞の看板コラム「編集手帳」の元執筆者が文章術を紹介してくれます。
    技術的な内容も多く含まれるが、やはり文章のプロはその先をしっかり見据えて、いろいろな読者に愛されるコラムを日々綴ってきたことが伺える。

    新聞記事は事実を伝えるだけで良いが、新聞コラムは事実の上に執筆者の喜怒哀楽を乗せなければならない。
    「その日の話題に興味のない読者にも素通りされずに目をとめて欲しい、そして何か一つでも心に残るものを感じて欲しい。」・・・心を込めた呼び掛けをコラムにしていたように感じる。

    娘がお世話になった小学校の国語の先生の言葉を思い出す。
    「言葉は心、心は言葉」
    これからも言葉を大事にしていきたい。

  • 読売新聞の編集手帳を書いてる人が、限られた字数や多くの人に見られる文書を書く際の心得などがかかれた一冊。

    新聞という、若干固めな場所ぽい内容にはなりますが、ブログや仕事上の文書を書いたりするのに参考になる一冊だと思います。

    前半の心得とか読むだけでも参考になります、オススメ。

  • 10年来の「編集手帳」のファン。

    心を砕いてコラムを書いているのがわかる。
    わたしもこんな文を書けるようになりたい。

  •  私の1日は、読売新聞の一面下段の「編集手帳」に目を通すことからスタートする。読後感がいつも爽やかで、458文字の文章で社会事象に対する筆者の思いが見事に表現されている。こんな文章が書けたらいいなという憧れの気持ちを抱かせる。
     今回、学生の皆さんにご紹介したいのは、編集手帳の筆者であり当代随一の名文家、竹内政明氏が文章術の秘密を初めて明らかにされた『「編集手帳」の文章術』である。
     その中で、筆者は『「出入り禁止」の言葉たち』という章を設け、次のようなことを記されている。

     文章を書くことに思い入れの深い人ほど、好き嫌いがはっきりしているようです。何を食べてもおいしく感じる人が料理人に向かないように、どんな言葉を使っても神経の傷つかない人は文章を書く仕事に向きません。

     そして、出入り差し止め言葉をいくつか並べられている。その一つに、「意気投合した」を取り上げ、その理由を次のように述べられている。

     この言葉に漂う人と人との、変にベッタリした密着感が嫌いで使いません。初対面の人
    同士は「すぐに打ちとける」ことはあるでしょうし、「会話が弾む」こともあるでしょうが、
    「意気投合する」のとは相当に隔たりがあります。人はもっとおずおずと知り合うもの
    ではないでしょうか。この表現に出くわすたび、「嘘をつけ!」と言いたくなります。

     これを読むと、筆者が言葉を厳選して使っておられることがよくわかる。特に、人はもっとおずおずと知り合うもので・・・このあたりにも、人生哲学に基づく言葉遣いの妙を感じる。
     読後には、こんな文章が私にも書けるのではないか、こんなところに着目して文章を書いてみよう、と書くことへの興味をわかせてくれる本である。是非とも読んで頂きたい一冊である。

    子ども学科 まえだ

  • 2016/11/25 読了

  • 文章を書くことが多い人に

  • ふむ

  • 読売新聞一面コラムの前担当者による文章術。筆者が文を作る上で自らに課した掟が開陳される。
    掟はあくまで筆者のものだから、納得したり、取り入れたりするのは読み手次第だろう。
    呼吸の乱れない文章、耳で書かれた文章を書くには、自分は語彙が足りないことを痛感した。

  • 竹内ファンにはたまらない。

  • 読売新聞の看板コラム「編集手帳」の名執筆者による文章読本。文章十戒。ダ文を用いるなかれ。接続詞に頼るなかれ。大声で語るなかれ。第一感に従うなかれ等。出入り禁止の言葉たち。生き様。...する機会があった等。耳で書く。ひらがなで書いて意味が通じるように等。

  • この人の書く文章が大変読みやすくて、洗練されているので、少しでも近づけるかと思い買いました。すべてをいっぺんに実践するのは無理ですが、文章術を勉強する上で非常に参考になります。

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著者プロフィール

コラムニスト。1955年神奈川県生まれ。79年北海道大学卒業後読売新聞社入社。経済部等を経て、98年に論説委員。2001年より読売新聞朝刊一面コラム「編集手帳」を執筆。著書に『名文どろぼう』『名セリフどろぼう』『「編集手帳」の文章術』(いずれも文春新書)等がある。2015年度日本記者クラブ賞受賞。

「2018年 『竹内政明の「編集手帳」傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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