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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784166609000
作品紹介・あらすじ
福島第一原発事故をめぐっては、政府、国会、民間の事故調査委員会の報告に加え、「第一容疑者」が事件を捜査してみせるという奇怪な東電の事故調報告も含めて4つもの調査報告が公表された。だが、事故原因の核心はほとんど解明されていない。「予想を超える大津波が来て、全電源を失い、炉心の核燃料を冷却できず、炉心は融解落下し、原子炉は次々水素爆発を起こした」というのは、過酷事故を招いた当事者たちが責任逃れのために都合よくつくりあげた「筋書き」でしかない。4基の同時多発事故は、それぞれ独立に起きたのか、連鎖なのか。東電の初期対応は適切で、間違いや手抜かり、ミスはなかったのか。事故を拡大させた原因はどこにあるのか。メディア受けのするエピソード集めではなく、事故の推移、シークエンスを客観的に解き明かし、事の本質を公にするのが「事故調」の仕事のはずが、民間事故調にしても、東電の協力が得られなかったとして、「福島第一の11日間」ではなく「官邸の11日間」を取り上げるほかなかった。他の事故調に比べて格段に強い権限を持ち、当時の閣僚への公開聴取がメディアの注目を集めた国会事故調にしても、半ば「政治ショー」と化し、肝心なところでは要員退避計画の存在を否定する東電の「筋書き」にまんまと乗せられてしまった。事故調の中で事故解明のまっとうな意欲が最も感じられたのは政府事故調だが、「第一容疑者」である東電が、あらゆる記録データと物的証拠を、事故発生以来一貫して一手に管理し続けている状況では、解明にはおのずと限界が生じた。4つの事故調報告は、それぞれどこが違うのか? 違いはどこから生じたのか? それぞれの事故調査報告書のポイントを整理し、設立事情にまで遡って、その主張と問題点を読み比べる。
みんなの感想まとめ
福島第一原発事故を受けた四つの事故調査報告書を比較し、その本質的な問題点を浮き彫りにする内容が展開されます。各報告書の立場や目的を整理し、特に国会事故調と政府事故調の違いに注目。事故の真相解明に向けた...
感想・レビュー・書評
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2026/06/09 「原発事故報告書の真実とウソ」塩谷喜雄☆
4つの事故調査報告書を比較しランク付け。分かり易い手引き。それにしても報告書が乱立するのは日本が途上国の証で残念。
① 国会事故調☆☆☆△ 黒川清 石橋克彦地震「人災」
② 政府事故調☆☆☆ 畑村洋太郎 事実認定に注力
③ 民間事故調☆☆☆ 船橋洋一 政府を責める
④ 東電事故調★ 責任逃れに終始 東電の企業体質
1.「津波主犯説」の悪意 東電の責任回避
2.福島第一はメルトダウンだが 福島第二・東北女川は保持できたのはなぜ
3.東電清水社長の「全面撤退問題」 後から否定は東電らしい
4.原発事故発生頻度と原発発電コスト
① 日本の原発54基に限定、福島事故1回 →発生頻度1500炉年
② 日本の原発54基に限定、福島事故3回 →発生頻度 500炉年 54基で割ると、10年に1度の過酷事故確率!受け入れがたい
5.「行政不作為」
職務上当然行うべき行為を怠って社会に損害を与えること
専門家は責任を問われるが、組織のトップは不問
→日本では、エリートは責任を問われない 戦前天皇の「無答責」 無責任社会は劣化する -
【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【本来の使命を忘れ政治的見世物と化した事故調】4つも出されながら真相を明かすことなく、政治的見世物やメディア受けのするエピソード集と化した事故調報告を比較・検証する!
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そばやの出前、なんでも官邸団などの軽口を入れながら読みやすい文章。
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4つの事故報告書のそれぞれの主張、見解がまとめられている。加えて、当時の報道では錯綜していた東日本大震災直後の政府、東京電力の対応についても迫っている。
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地元の図書館で読む。
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