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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784166609017
作品紹介・あらすじ
おすすめの一冊を持ち合い、本の魅力を紹介しあう「ビブリオバトル」。ゲーム感覚を取り入れた、新しい”書評”のかたちが今注目を集めている。シンプルなルール、そして「人を通して本を知る。本を通して人を知る」ことができるのが魅力のビブリオバトルとは何なのか? 京都大学の研究室で生まれ、今や全国大会も催されることになったビブリオバトルの誕生秘話から遊び方まで、その全貌を描いた入門的一冊。書評は読むだけのものではなく、参加するもの。読書嫌いも本好きになること請け合いだ。情報が多いネット時代だからこその、新しい本との出会いを提案する。
みんなの感想まとめ
本書は、参加者が自分のおすすめの本を持ち寄り、その魅力をプレゼンし合う新しい形の書評ゲーム「ビブリオバトル」を紹介しています。シンプルなルールと短時間でのプレゼンが特徴で、読書を通じたコミュニケーショ...
感想・レビュー・書評
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最近になり、ビブリオバトルを知りました。
本書の著者は、そのビブリオバトルの考案者です。
著者、谷口忠大さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。
---引用開始
谷口 忠大(たにぐち ただひろ、1978年6月24日 - )は、日本の情報工学者。立命館大学情報理工学部教授をへて、京都大学情報学研究科教授。パナソニックシニアテクニカルアドバイザー。ビブリオバトルの考案者として知られる。専門は人工知能、記号創発ロボティクス、記号創発システム論で、環境との相互作用を通して、人工知能やロボットが自律的に内部表現や認識を構成する仕組みを研究している。
---引用終了
で、本書の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。
---引用開始
おすすめの一冊を持ち寄り、本の魅力を紹介し合う書評ゲーム「ビブリオバトル」。たった4つのルール、5分間の熱いプレゼン。ネット時代の新しい本と人との出会いを生む“つながる読書”の全貌を、ゲーム発案者が描く。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前読んだ本にビブリオバトルの話が載っていたので興味を引かれ手に取りました。
興味を引かれたといってもバトルに出てみたい
とかではなく、皆が読みたくなるような「本のプレゼン」の仕方についてです。
なので思っていた内容と違っていたのですが、いろいろ知ることが出来ました。
本書の著者がビブリオバトルの発案者であり大学の理系研究室の勉強会が発端ということに驚きました。
てっきり、書店や図書館が先頭に立って行なっていたと思っていたからです。
本書は「ビブリオバトルの遊び方」、「ビブリオバトルの生い立ち」、「いい本との出会い」、「ビブリオバトルの現在と今後」、
プロローグとエピローグにビブリオバトルの短編小説がユーモアを交えて描かれています。
ビブリオバトルとは、本を通して人と人、人と本を繋ぐコミュニケーションゲームです。
ビブリオバトルの開催レポートで面白いビブリオバトルが掲載してありました。
なんと、「妖怪ビブリオバトル」
妖怪好きによる妖怪好きのためのビブリオバトル。
本のプレゼンを聞いているだけでも面白そう。
妖怪のコスプレして来る人とかいるともっと盛り上がりそうだ。
ビブリオバトルの副産物として、コミュ力やスピーチ能力、プレゼン能力の向上等がみられいろいろなシーンで役立っているようです。
なので、会社や学校、図書館、書店等に幅広く普及されています。(私の周りではまだ耳に入らないけど)
特に小中学校の授業に取り入れるのは素晴らしいアイデアだと思う。ゲーム感覚で楽しく学べるし読書離れの解消や本を通して人を知ることにも繋がる。意外な一面を知って仲良くなるかも。
面白い本や人と出会うきっかけにもなる。
それがきっと楽しいんだと思う。
このブグログもそうですが読書の楽しみをたくさんの人で共有できる場所が増えるのは嬉しいし楽しいことです。
全国大会やいろいろなビブリオバトルがあるようなので機会があれば見学してみたい。
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東京都知事の猪瀬さんも『解決する力』の中で推奨されていたりと、
ここ最近、意外と耳にすることが増えてきている、「ビブリオバトル」。
ルールは至極単純で、、
・参加者が読んで面白いと思った本を持ち寄る
・順番に1人5分で本を紹介する
・それぞれの発表後に、参加者全員で2-3分のディスカッションを行う
・全ての発表終了後に、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準に、
参加者全員1票で行い、最多票の本を「チャンプ本」とする
と、人と本が集まれば、どこでも誰でもできる内容です。
ドッジボールやフットサルのようにすそ野を広げたいとは、なるほどと。
本の魅力を伝えるにも、相手の琴線に触れないと意味が無いので、
プレゼンやコミュニケーション能力等の「伝える力」を磨くのにも、いいなぁ、、と。
また、定期的に開催することで、読書に対するモチベーションの維持にもなりますしね。
実際に企業でも取り入れているところもあり、効果も出てきているとのこと。
個人的には、ちょっと前に「西荻夕市」でやっていたのを横目で見た位なのですが、
機会を見つけて是非一度、参加してみたいところ、、選書に悩みますけども。。
ブクブク交換なんかとも相性がよいのでしょうか
ビブリオに特化した朝活なんてのも面白そうかなぁ、、とも。
そんなに大規模なものでなく、4-5名で一時間程とかでも小気味よく行けそうです。 -
ビブリオバトル、おもしろそう!
以前から興味はあったのですが、実際にやってみたことはありませんでした。
でも、ブクログで本の感想を書きためているものを身近な人と共有できたらもっと楽しいだろうと思っていたので、ビブリオバトルはその願望を実現するのにまさにぴったり…うしし。
大きなイベントで実施されているイメージが強かったのですが、もともとは大学の研究室の勉強会から生まれたプレゼン合戦とのこと。
本書を読んでいても、4~5人程度の小さなグループ単位で実施するのが気楽にできておもしろそうです。
難しいルールはなく、小学生からお年寄りまで楽しめ、何より本を知るだけでなく「人を知る」ことができるということがいいですよね。
第4章「広がるビブリオバトル」では、ビブリオバトルを1つの手段として、コミュニティの活性化やまちづくりに活かされていることが印象的でした。
本の力と人の力、2つの力の相乗効果を引き出すことができるのが何よりの魅力だなぁと思います。
もし実現するのなら、ブクログユーザさんとビブリオバトルとか楽しいだろうなぁ。
…なんて、願望はふくらむばかり。 -
図書館より
ビブリオバトルとは自分の本をプレゼンしあうゲームのことです。自分がこの言葉を初めて知ったのは1、2年ほど前、確かダヴィンチで紹介されていたからじゃないか、と思います。
この本では、ビブリオバトルの紹介はもちろんのこと、それがどうして生まれ、世間に認知されていったか、という過程も書かれています。個人的に意外だったのが、理系の教授の方の研究室から始まった企画だという事でした。
読書って一人で楽しむ側面の強い行為だと思っていましたが、ビブリオバトルやもちろんこのブクログも、そうした一人で楽しむ読書の楽しみとは一線を画した「読書によるコミュニケーション」によって成り立つ世界だと思います。
ビブリオバトルがこの本の最後に書かれていたように、一つの普通名詞となるまで認知されていくのかは分かりませんが、一人の本好きとしては、いろいろな形で読書の楽しみを共有できる機会が増えていくのは楽しみだなあ、と思います。 -
「ビブリオバトル」という言葉を聞いたことがあるだろうか。バトルとつくからには戦いであり、ビブリオとは書籍を表すラテン語由来の接頭語なので、「本の戦い」、つまり「本の紹介ゲーム」である。著者が発案者となり2007年に京都大学の理系の研究室で始められたものだが、現在では大学内で、会社の研修として、中学高校の読書仲間で、公共図書館や書店などのイベントで、本好きの仲間たちが集まってと日本中に広がりつつある。公式ルールは次の通りの極簡単なゲームだ。
1.発表者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
2.順番に1人5分間で本を紹介する。
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
4.すべての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員1票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
ビブリオバトルが単なる「本の紹介」や「書評の発表」と大きく異なるのは、勝敗がつくバトルだという点である。参加するからには自分の紹介する本を「チャンプ本」にしたいと思うだろう。その為には「自分が好きな本」というだけではなく「参加者の皆に読みたいと思ってもらえる本」という視点でメンバーを考慮して本を選ぶ必要がある。そしてその本の魅力を十分に伝えられるように紹介の仕方を工夫する。ただあらすじを述べるだけではとても「チャンプ本」にはできない。聞く方も自分の清き1票を投じるに相応しい本を選ぶのだから真剣になる。また、発表者は本の紹介を通して自分の解釈や考え方を述べる事になるので、その人となりが表れる。ビブリオバトルは「人を通して本を知る」と同時に「本を通して人を知る」コミュニケーションの場なのだ。
ビブリオバトルの成り立ち、理論、社会への広がりなどを紹介した本書から、本と人、人と人を結ぶビブリオバトルが大変魅力的なものであることがわかる。ルールは簡単、費用もかからず3、4人集まればできるビブリオバトル。友達同士で気軽に楽しんでみてはどうだろうか。 -
今年はビブリオバトル中心で仕事をしているのだもの,これは読まないと。ビブリオバトルのバイブルだからね。
ビブリオバトルを始める時に,たにちゅー先生の論文はいくつか読んでいたのですが,やっぱり本一冊になると,まとまっていてよくわかります。
なぜ,私がビブリオバトルいいなと思ったか。なぜ,一緒に講義している先生方が,熱心に普及をすすめるのか。
ビブリオバトルは,大学図書館業界ではやっている「ラーニング・コモンズ」ととても親和性がある。能動的な学び,自分とは異なる価値観との出会い,という機能が共通していると思う。そして,それが今求められているからこその隆盛なんでしょうね。
ただ,ビブリオバトルは色んな属性の人が色んな楽しみ方を見つけられるようになっているゲームであり,私のこの捉え方は大学図書館職員ならではの視点ですので,念のため。
以前,うちの図書館で似たような書評プレゼンイベントをしたけれど,それほど浸透しなかったのは,この「ルール」を遵守する「ゲーム」性がなかったからだなあ,とあらためて思う。こういうことをうまく設計できる,というのが創造性ですねえ。
あ,最後に一つ。ラノベ部分がなんだか,かわいかった。-
2013/08/22
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簡単なルールでだれでも始められるビブリオバトルですが、輪読会の欠点を補う形で作られたなど、経緯を知るとなるほど!と思います。
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参加者がおすすめの一冊を持ち合い、それぞれ本の魅力を紹介して票を競うゲーム「ビブリオバトル」。
著者はこの考案者で、ビブリオバトルがどのように生まれたか、その魅力などがよくわかった。
紀伊国屋などでやっていることは知っていたので、なんとなく取り上げられるのは小説かと思っていたのだが、もともとは大学の研究室で輪読会の本を選ぶために始めたこととわかって目から鱗。プレゼンの練習になるし、本を通してその人を知ることにもつながる。大学や企業の勉強会としては輪読より面白いのではないだろうか。 -
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とても簡単で、本と人となりを知れる強力なツールだ。実例も載っているが、チャンプ本は読みたくなる。
【公式ルール】
1 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
(テーマ設定しても可。コミュニティ内なら自然と絞られることも。)
2 順番に一人5分間で本を紹介する。
(5分ちょうどでタイムアップ。早く発表が終わってしまっても何かしゃべること。メモ程度なら良いが、原稿を読むととてもつまらなくなる。)
3 それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う(質疑応答)。
(批評では無く、4の投票の為の追加質問の時間。)
4 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
(紹介者は他の発表者の本に投票する。審査員を設定せず全員投票とすること。)
・大学には面白い学問があります。面白い研究もあります。ですが、キャンパス内をふらふら歩いていてもなかなか出会うことができません。そうした中でビブリオバトルは能動的に「面白い学問や面白い人に出会える場」を作っていけると思います。
・ビブリオバトルはルールが簡単で、他のイベントとの融合も可能なので、〇〇かけるビブリオバトルという掛け算がやりやすい。例えば、船で水辺探索×ビブリオバトル、お寺で朝のお勤め×ビブリオバトル、浴衣でバーベキュー×ビブリオバトル。 -
持ち寄った本で「この本面白いですよ」と参加者にアピールし、たくさんの人に読ませたくさせたら勝ちというバトルで1冊本を書いてしまっている。
すげえ。ネーミングも好き。
読みたい本を探す手段として、ブクログの★や本屋大賞とかあるけど、友達がこれ面白いという紹介もある。
視野をぐわって広げるにはやっぱり紹介かなあって思う。
Amazonの「この本買った人はこれも買っています」とか趣向が偏っちゃうもんな。
それにポチポチネットサーフィンして、本書に出てくる「「場所」論」という本に出会ったとしても題名からして手に取らない。本書からその本の内容を聞いて興味が湧いたんだけど、やっぱ本はタイトルが6割。
「場所」論とオロロ畑でつかまえては読んでみようと思う。 -
2013 6/19読了。Amazonで購入。
出たと知ってすぐに買い、なかなか読み始める時間のなかったたにちゅー先生の、ビブリオバトル紹介書。
中身はビブリオバトルの発想に至る話+ビブリオバトルの紹介+その後の諸々とかを書いていて、ビブリオバトルに至る前のあたりは「本の紹介」とかを考える上でかなり参考になりそう。
あと、最初と最後にまさかのたにちゅー先生自らによるラノベが入っていて吹いたw
でも、最初のライトノベルが一番、「ビブリオバトルおもしろそう!」ってイメージを伝えている気がする。これは良い物だ。 -
読んでもらいたい書籍を5分間で紹介して競うゲーム、ビブリオバトルについての本。
最初と最後にビブリオバトルを題材にしたライトノベルがあり、その間にビブリオバトルの解説が書かれているという珍しい構成。
ライトノベルの他に、実際のビブリオバトルの様子も何パターンか紹介されているので、その場に自分が参加している感じでわかりやすい。
特に興味があったのは第3章で、「テクノロジー」としてのビブリオバトルが解説されている。「ワード検索」「カテゴリ検索」「購入履歴をベースにした推薦機能」と並ぶ情報システムとしてのビブリオバトルの側面はとても興味深く、特に人を介することによって生まれる「書籍のメディアとしての二重性」の提示は、「人が本を読む」という行為がこれまで過小評価されてきたのではないか、と思わされた。 -
152〜160ページ辺りにビブリオバトルの本質が書かれている。バトルを通して、人を知る。そうしてコミュニケーションをとることで、豊かな時間を過ごすことができると思う。
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ビブリオバトル、面白いですよ!
やり方を知りたい人は、
本を読むよりHPを覗いた方がいいですね。
本書は、ビブリオバトルの歴史が綴られ、
それを味わうための本。 -
838
学校で読書感想文じゃなくてビブリオバトルやった方が100倍良いと思う。読書好きな人で読書感想文好きな人見た事ないし、読書感想文こそが読書嫌いにさせる要因だと思う。
【公式ルール】
1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
2.順番に一人5分間で本を紹介する。
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分行う。
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加 者全員一票で行い、最多票を集めたもの『チャンプ本』とする。
本との出会いは「縁」だ。その本が自分にとって面白いかどうかは実際に本人が中身を読ん でみないとわからない。とはいっても、本屋さんに並んでいる本を、左上から順に棚ごとに大 人買いして、片っ端から読んでいくということはできない。自分のポケットに入った財布の中 身を考えても難しいが、それよりも時間だ。実際問題として、冷静に計算してみよう。お金は なんとかなるかもしれない。もし僕が何かで財をなして大富豪になったら、全ての本を購入す るだけなら可能であるかもしれない。しかし、時間は誰にとっても平等であり、有限だ。 一冊を一時間で読める速読術を学んだとしても、一日に読めるのは、せいぜい八冊程度だろ う。これを八十年間続けたとしても、一生に読めるのは約二十三万三千冊。
人に本を薦める、薦められた本を読むというのは、一つのコミュニケーションとして重要で あるし、そういうことを通じて、お互いを知り合う機会にもなる。「この人も読んでいるなら、 面白いに違いない」という、人に依存した選択は意外に正しい場合も多い。また、間違ってい たとしても、人から薦められた本だからこそ、読んだ後のコミュニケーションが弾むこともあ る。
「読書はどちらかというと一人で読んで一人で納得するものだったけど、ビブリオバトルなら 読書をみんなで分かち合える。公共図書館だからこそ、『みんなで分かち合える』という面が 大事なのかなと思います」
ビブリオバトルの後は、上下関係や部署などの枠を超えて、今までにないコミュニケーションが起こるそうだ。秦社長はまた「設立五十年目から百年へという会社の歴史の中で、ビブリオバトルによって、会社の未来のクオリティが変わったと思っている」と、話された。僕自身にとっても、これほど嬉しい言葉はない。ビブリオバトルを様々な会社内のインフォーマルコ ミュニケーションの活性化に役立ててもらえれば本望である。 -
ビブリオバトルのルール、成り立ち、目的、効果効用、世間への浸透具合が説明された本
最近、初めてビブリオバトルに参加してみてイメージしてたより楽しかったので読んでみた
読書会にはよく参加するけど、ビブリオバトルはやったことがなかった
「チャンプ本」を決める、という行為が本に優劣をつけているように思っていた
本はあくまであるだけで、それを読んでどう感じるかは人それぞれであって、どんな本でも特定の人にとっては唯一無二の本
なのに、限られた集団の中で発表の内容も含めてチャンプ本を決めるのは乱暴な気がしてた
でも、実際に参加してみると、チャンプ本に選ばれるのはその本を面白いと感じて他の人にも伝えたいという想いが伝わってくる発表をされた本
なるほど、確かに本を知ると共に人を知る事ができるなぁと思った
ビブリオバトルの発祥は工学部の情報系研究室の輪読会の選書からとのこと
著者が所属していた研究室の輪読会
発表者以外は読んでこなかったり、自分の担当意外の部分は理解は浅かったり、そもそもどの本を選ぶかという最初の問題がある
そこで、次に読む本を皆で持ち寄ってプレゼンし合い、一番得票数の多かった本を次回まで読んでくることにしたのが始まり
その後、本について話したい人は研究室内で話すし、読みたい人は勝手に読むという事で、チャンプ本を決めるだけの形式に落ち着いたらしい
☆ビブリオバトルのルール
1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる
2.順番に一人5分間で本を紹介する
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする
基本ルールはこれだけ
他には、テーマを設けても良いとか、質疑応答は4チャンプ本を決めるための参考となるような質問にするとか、審査員等を設けずに参加者の投票で決めるとか
あと、紳士協定として発表者は自分以外の本に投票するとかくらい
その他の決まりは特になく、順番の決め方やタイトルの発表方法などは適宜決めて良い
レジュメや原稿の使用を禁止していないのは、チャンプ本に選ばれるためにはそういった物を使わない発表が必要になるため、必然的になくなるとのこと
ビブリオバトルの意義としてはいくつかあって
その一つは「本とどうやって出会うか?」という事
リアル書店で買うか、ネットで買うかといった議論よりも前に、その本を買おうと思ったのは何がきっかけか?
ネットでのレコメンドなどいくつかあるものの、自分の好みと類似したものがオススメされるので意外性がない
他の人に薦められるという経験はなかなかない
そこで、ビブリオバトルでの本の出会い
あと、ビブリオバトルは
「人を通して本を知る。本を通して人を知る」
という行為
そもそもチャンプ本を決める意義としては
ささやかな心理的インセンティブとしてのチャンプ本という動機づけ
発表者はチャンプ本に選ばれるように、発表するコミュニティに沿った選書になる
そこで聴衆への理解というコミュニケーションが発生する
聴講参加の人は、チャンプ本を決める一端を担うという責任感で発表を真剣に聞くようになる
だからこそ、単なる本のプレゼンだけで終わらずにチャンプ本を決めるルールが必要
チャンプ本に選ばれるため、チャンプ本を選ぶため、参加者は本をううじてお互いを理解しあう
ビブリオバトルの効果効用としては
まずは、本と出会える
本の内容を共有できる
お互いの理解が深まる
スピーチの訓練になる
著者としては、ビブリオバトルをもっと気軽に楽しめるようなもとして普及させたいとのこと
固有名詞ではなく一般名詞になるくらいになってほしいらしい
今はビブリオバトルがイベントとして行われていたりするが
フットサルやドッヂボールのように、気軽に人が集まって行われるようなもの
例えば、家族内でもいいし、最少人数3人でも開催できる
私は冒頭でも書いた通り、読書会にはよく参加するけどビブリオバトルの経験はまだ少ない
でも、小説や「BISビブリオバトル」、藤野恵美「ふたりの文化祭」でのビブリオバトルのシーンなど、何かと影響を受けて本を読んでいるわけで
普通の読書会だけじゃなくて、もっとビブリオバトルにも参加してもいいかもしれないと思った -
ビブリオバトルというものがあるというのは聞いたことがあったけど、起源が明確なものとは思わなかった。京都大学の輪読会が発祥というのはなんか納得できた。
書籍情報共有、スピーチ能力向上、良書探索、コミュニティ開発、いろんな効果があるんですね。
著者プロフィール
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