- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166609390
作品紹介・あらすじ
「皆が反対することこそ成功する」――40周年を迎えるコンビニ業界トップのセブン-イレブンをはじめグループ総売上高九兆円の巨大流通企業、セブン&アイ・ホールディングスを率いる鈴木敏文さん。本書では秋元康、佐藤可士和、牛窪恵、鎌田由美子、小菅正夫各氏ら異分野の人々の考え方を引きながら、「『お腹がいっぱい』の人に何を食べさせるか」「海辺の店でなぜ、梅おにぎりが大量に売れるのか?」「人は『得』より『損』を大きく感じる」「動物の『絞り込み』で成功した旭山動物園」といった身近な話題を基に独自の経営理念を分かりやすく説いています。
感想・レビュー・書評
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久々に思い出して読んでみると最高に考え深い本だった。さすが、鈴木会長(もう違うか)。一番刺さったのは、その人のためにではなく、その人の立場に立って考えるということ。当たり前を大事にして新たな視点を持って生きていく。とても大切で難しいことだ。
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違う視点を持つことの重要さ。これは大事。
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みんなに反対されたけど、結果成功しました、という事例がここまであると、おそれいります。(コンビニそのもの、おにぎり・弁当、セブン銀行、金の食パン、などなど。)カリスマ経営者ってすごいんだなと素直に思う。
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鈴木敏文さんは真に尊敬する経営者です。久しぶりの自著なので楽しみに読みました。「手軽」&「上質」というコンセプトに志の高さを感じますね。想像を超えて間口の広がったコンビニですが、現場を支えるのはバイトです。技能や質を維持し高めるノウハウが基本なので、このあたりはもっと知りたいですね。共感・賛同する人物や組織のエピソードを載せておられますが、私には要らない部分でした。それにしても、御歳81歳という所に、「セブン」への一抹の不安を感じます。
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キーワードはたくさんあったが、
「お客様の立場で考える」という言葉が印象的。
「お客様のために」は売り手の都合や押し付けになるので、「お客様の立場で」ということを筆者=社長は意識している。
だから、ATMを置いたし、質の良いPBを相応の値段で売る。
できない(ATMは投資回収出来ない)とか、失敗する(PBは安いから評価されている)とか、それは売り手の立場や都合で言っていることが多い。
この本の良い点は、セブンイレブンの話だけではないこと。青山フラワーマーケットや幻冬舎、フランフランの事例を取り上げつつ、自身の体験を語る。飽きないし、説得力が増す。
まさに読みての立場で書かれている。 -
セブン-イレブン・ジャパンの代表である鈴木敏文さんの仕事感
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セブンアイホールディングスのトップ、鈴木敏文氏の最新刊。
日経新聞の広告を見て衝動買いしました。
その広告には著者が周囲の猛反対を受けながらも立ち上げた新たな事業が羅列されていました。
・株式上場
・セブンイレブンの創業
・コンビニでの弁当おにぎりの販売
・消費税還元セール
・セブン銀行の設立
・PB商品の開発
などなど。
これらのすべての事業は周囲の反対とは裏腹に全て大成功を収めたのは言うまでもありません。
著者はなぜこれらの事業に着目でき、そして実行できたか本著には詳しく書かれています。
あっというまに通読し、ファンになってしまいました。
思わずアマゾンで著者の作品をほぼ全て注文。
これからじっくりと著者の哲学に迫っていきたいと思います。 -
1時間ちょっとで読了。事例が物凄く新しくてビックリした。今年の夏頃に書いたんじゃないかな。
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一橋大MBAの楠木教授がレビューを書くとのことなので、アマゾンで探してみたらすでに「出品者から購入できます」となっており、早くも絶版かと慌てて近所の丸善で購入。
先般読んだ『鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む』の内容ともかぶる部分もあるが、今回は鈴木会長ご本人の著作ということで視点が違って楽しむことができた。
本書の基本構成は同社が発行している『四季報』での鈴木氏と各界の著名人との対談をベースにできている。
●第1章
「手軽さ」と「上質さ」の2軸を大事に考える。必ずしも「手軽さ」だけが求められているわけではない。
●第2章
「お客様のために」ではなく「お客様の立場」で考えることが肝要。
●第3章
客をきちんと理解すること。機会ロスをなくす。
ネットとリアルの融合「オムニチャネル」。
●第4章
本気の人間にはチャンスがやってくる。目先の利益ではなくその先の利益をきちんととらえる。
著者プロフィール
鈴木敏文の作品





