侮日論 「韓国人」はなぜ日本を憎むのか (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609543

作品紹介・あらすじ

国交正常化以来最悪の事態に立ち至っている日韓関係。朴槿恵大統領の暴走は止まりません。伝統と現代、政治と文化が複雑に絡み合ったかの国の徹底した「反日」は、日本では「日帝による植民地支配」が根本となっていると考えられていますが、著者の呉善花さんは、そうではないと言います。古く14世紀から、朝鮮半島では「日本人は侮辱に価する民族」と考えられてきたのです。その起源は中華帝国周辺の諸民族を、文明の遅れた野蛮で侵略的な夷族と蔑視する古代以来の中華主義にあります。朝鮮半島は長らく中華帝国の属国としてあり、最後の王朝である李氏朝鮮は、自らこそ中華主義を正しく継承する唯一の国であると誇ってきました。韓国の「侮日観」はこの李氏朝鮮時代500年の間に根付いたものなのです。2013年七月、親族の結婚式に出席するためソウル・仁川空港に到着したものの入国を拒否された著者も、かつては反日少女でしたが、転じて日本に帰化しました。そうした自らの体験を踏まえた独自の視点で、政治、経済、歴史、文化等、多角的に「侮日」文化を掘り下げる本書は、著者による反日韓国論の「総集編」となりました。

感想・レビュー・書評

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  • この本だけ読むと韓国に対して確実にバイアスがかかります。他の著者の似たテーマについても読むことをお勧めします。

    韓国人の知人や日韓のハーフの友達がいますけど、彼女たちのいつまでも怨むごとく怒り続けるところ、自分の民族は余所と違ってすごいのだと誇るところが嫌いで、傲慢にさえ感じます。でも、ものすごく親切な人たちでもあるのです。(日本人の感覚からすると、我がつよく、そっとしておいてくれる親切さはありませんが……)例えば、私が韓国に行ったときに、仕事帰りで疲れているはずなのに、片道2時間もかかる道を車で送ってくれたことがあります。相手の一面で決めつけるのではなく、たくさんの面を素直に見れるようになりたいです。

  • 何冊か著者の著作を読んできたので、いくつかの章の内容が重複しているので☆をひとつ少なめにした。呉先生の本はどれも理性的で納得できるもので好きである。第五章「植民地化を絶対的な悪とする考えは間違っている」は実際に植民地時代を経験された母堂の話を取り上げており、納得できるものである。苛烈な強制が多ければ全土で大暴動が起きたはずであり、そういった事例が無いのであれば庶民は温和な生活をしていたのだろうと考えるべきだ。ただし、日本が戦争へ急傾斜していく時代からは強制的な制度が増えていったのであろう。

  • 日韓関係が冷え込んでいることから、韓国と日本の歴史について知りたくなり、読みました。
    韓国が日本をどのように考えているか、その背景含め、理解することが出来ました。

  •  反日少女から帰化した呉善花さんが、その生い立ち、日本での苦労、日韓の考え方の違い、反日教育、儒教による韓国人の特徴などを詳しくわかりやすく説明している。韓国人を理解するための第一級の本であると思う。

  • てっきり、韓国の「反日」は、過去の統治時代の名残だと思っていました。
    そうではなく、「伝統」だったんですね。
    遥か昔から、日本を蔑み、侮辱していたんですね。

    毎回、韓国が、騒ぐ度に、「違和感」を感じていましたが、その違和感の根底に流れるものが、
    決して、お隣りの国とは、真の意味での交流が出来ないなと感じさせる、「もどかしさ」「無意味さ」
    だとわかりました。

    呉氏は、凄い人だなと、つくづく思います。
    徹底的に、反日教育を受けて、今、日本国籍を取得し、日本人となっている氏を見ると
    心から応援したくなります。

    逆で考えて見て下さい。自分が、韓国に生まれて、幼い頃から、日本は、どうしようもない国だ、日本人は、最低の民族だと、教育を受けてきて、そして、それが、古くからの伝統、そんな見方を変えることができるでしょうか?相当困難だと思います。

    文体から伝わってくる呉氏の「力強さ」は、呉氏の歩んできた人生そのものだと思います。異文化を理解するのは、ただでさえ難しい。

    ましてや、韓国の人が、日本を理解するのは、尚難しい。呉氏の今までの葛藤が報われることを、願わないでいられないですし、氏の言う通り、韓国と交流するのは、かなり、戦略的に考えた方がいいと思います。

    私は、特に韓国に偏見もないですし、ましてや行ったこともないですが、最近の日韓関係の異常さは、やはり、お隣りの国が、完全に狂っているのではないかと感じています。

  • 所々変な話が書いてある。

  • 2014/10/24:読了
     面白かった。
     韓国は反日ではなく、歴史的に、小中華思想(中国の属国であるにも関わらず)によって、日本を夷狄(文明化しない野蛮人)と見ている。
     それは、現代、明治時代、江戸時代、さらにさかのぼっても、ず~~と同じ。
     時代時代で、夷狄とみなすネタが違っているだけ。

     豊臣秀吉の朝鮮への派兵、明治時代の征韓論、植民地化、反日教育、竹島問題、慰安婦問題、親日派財産没収法などは、時代時代で、つねに韓国は、日本に対し恨み辛みを言い続け、中国には何も言わない。それは、根本に、小中華思想があるからである。

     というのがこの侮日論の主旨。

     福沢諭吉の脱亜論は、アジアについてのものでなく、中華思想・小中華思想が変わらない中国・韓国に対する「やんなっちゃった、もうどうでもいいや」感のようである。 今の韓国の姿勢を見る限り、それは変わってないんだと思う。
     

  • 半日感情の変化、

    来日2、3年で立ちはだかる壁

    目に見える習慣の違い ご飯の食べ方、靴の揃え方、

    目に見えない価値観、ものの感じ方、曖昧力、調和と融合を目指す、日本文化の曖昧さ、人間関係の距離感、礼儀のあり方、お父様、社長様、将軍様

    八百万の神 異端の精霊信仰、程度の低い鬼神信仰

  • 【日本人が知らない本当の理由】いまだ平行線をたどる日韓関係。政治、経済、歴史、文化等、両国を知悉する著者ならではの多角的な視点で、憎悪の理由を掘り下げる。

  • 韓国人の歴史観を詳細に論述している好著だ.日本統治下の総括として189頁の次の語句が本書の真髄だと感じている."韓国人はいさぎよく「平穏な日常生活がほぼ確保されていて、平穏で平和な日本人生活者との交流があったこと」を堂々と認めるべきだと思います." 私の母親も当時の朝鮮で生活しており、敗戦の日を現地で迎えたが、暴動などはなかったと述懐している.表面的なやりとりだけで、歴史問題が解決するとは思えない.この本に数多くのヒントが盛り込まれているようだ.

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著者プロフィール

元祖親日派評論家
韓国生まれの評論家。
拓殖大学国際学部教授。親日派作家として祖国から批判を浴びるも数々の話題作を送り出す。
日本国籍取得済。
『韓国を蝕む儒教の怨念──反日は永久に終わらない』(小学館)等多数。

「2020年 『「親日韓国人」ですが、何か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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