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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784166609901
作品紹介・あらすじ
人類1万年の友の秘密を私たちはまだ知らない。
ねこ(の原種)と人類が出会って、およそ1万年。
媚びない、群れない、焦らない……。
自由きままに生きているように見えますが、私たちはねこのことをまだあまりよく知らないのではないでしょうか。
どんな一生を送るのか。
どんな喜怒哀楽に身を任せているのか。
どんな恋をするのか。
なぜ魅力的なのか。
そんな数々の疑問にネコ博士の山根明弘さんが答えてくれます。
山根さんは7年間にわたるフィールドワークによって、ねこの生態を探究した動物学者です。
生態学や遺伝学の見地から「ねこの生き方」が科学的に解き明かされていきます。
みんなの感想まとめ
猫と人間の関係の深さや、猫の生態についての新たな視点を提供する本です。著者は7年間にわたりフィールドワークを行い、野良猫の行動や生活を観察してきました。読者は、昔の猫との生活を振り返りながら、学問的な...
感想・レビュー・書評
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むかし猫と一緒に生活していましたが、本書を読んで「ある、ある」とうなずく部分と、「へーそうなんだ」と新しく得られた知識もありました。いつも我々の生活の近くにいた猫ですが、学問的調査としてのノラ猫生態調査の中から、現代社会が変化してきた結果の猫と人間の課題まで、扱う視点は広がっていきます。
よいことなのか悪い事なのか分からないが、子供のころ町中で普通に見かけていたノラ猫も、今いる地域ではほとんど見かけない。丁度今頃の寒い時期、発情期の雄たちの戦いはそれはすごい声だったのだけれど。家にいた猫(彼)も、冬の寒い時期になると「オーアー」と鳴きながら外で戦い、ぼろぼろになって家に戻り力尽き、じっと傷を癒していました。
人間と猫の関係は古く1万年以上も前に遡り、穀物を荒らすネズミを捕食する猫と人間の利害の一致から、家畜としての猫が作りだされた。あくまでも自由で個体で暮らす猫は、人に必要以上に媚びず独立している。しなやかで優美な体つき、俊敏な動きに魅力されてしまう。
それにしても「猫の集会」の意味は今でも分かっていないとは知らなかった。何回か遭遇したことはあるが、じっとただ集まっているだけで何をするでもない猫集会。やはり猫はミステリアスな魅力を残します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ノラネコロジーとは<野良猫+エコロジー>のことだそうで、玄界灘の島に渡って200匹の野良猫を7年間も観察を続けたネコ博士が開発した学問の新ジャンルである。センスの良さはこの命名を見れば一目瞭然、ブリジット・バルドー全盛期の頃のフランス映画のような話や同性愛に走る猫の実例等々、じつにおもしろい。
それにしても野良猫の子猫で1歳まで生きていられるのは五匹に一匹、平均寿命は飼い猫の3分の1の5年前後というのは驚くばかりである。野良猫はサバイバルの達人なのだから、プライドも見識も高くて当り前とあらためて知った。 -
普段触れ合うことのない野良猫の生態を知れてすごく面白かったです。
猫を昔から飼ってて、この行動にはそんな意味があったのかーとか読んでてもっと猫のこと知りたくなりました
現代社会の猫の在り方もすごく考えさせられて、どうにかならないかな、自分に何かできることはあるのかなとも思いました。
とにかく猫の魅力を言語化してくれてるこの本すごく好きです -
「ねこ」の魅力の秘密が、筆者の7年間の相の島でのフィールドワークを踏まえて記述されている。
なぜ人はねこに惹かれるのかという疑問を、ねこの歴史や生態から紐解いているので、ねこをもっと好きになることができる一冊。 -
978-4-16-660990-1 236p 2014.9.20 1刷
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ねこは美しく、しなやかで、俊敏で、気まぐれで、気高く、神秘的。その魅力はいったいどこから来るのでしょうか? そして、どんな一生を送っているのでしょうか? 知られざるねこの生態を動物学者が解き明かします。
猫の島多く棲む島「相島」に住み込んでねこの生態を7年間にわたって研究した著者の執念には感服する。ノラネコの発情期にメスをめぐるオス同士の激しい争いで、大抵は身体の大きい方が勝つけれど、自分の縄張りの外へ遠征するとアウェイせいか小さいオスにも負ける、というのは興味深かった。
(B) -
2018/03/30 17:28:39
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猫ってふしぎ
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相島のネコを長年研究した山根氏の著作。
島民と共存する野良猫たちの生態を詳しく綴っています。
ネコ可愛いな視点ではなく、
動物としてのネコの生き様がよくわかります。
動物の生態学の記述が多く、かなり読み応えがありました。 -
読み終わるとちょっとだけネコにやさしくなれる。
ネコの社会は人間が思うより大変だ。
オスは力強く、メスはしたたかに生きている。
自分が一番知りたかったこと
「ネコは何故『集会』を開くのか」に関しては
未だハッキリとしたことは解明されていないが、
そんななかでも、仮説がいくつか考えられていて、
グループ同士で生存の確認や情報交換を行っていることや
お互いの無事を目視で確認したりすること、
また、メスの発情の状態などを鋭い嗅覚で嗅ぎ取ったり、
人間には聞こえない高周波の鳴き声で
コミュニケーションをとっている、と考えられているそうだ。
個人的に、ネコの世界にも「タチ」と「ネコ」が
存在しているというのが興味深かった。 -
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290122
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ねこは可愛いくて 立派だ。
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1966年生まれの山根明弘さんの「ねこの秘密」、2014.9発行です。玄界灘に浮かぶ小さな島に家を借りて、7年間、200匹のノラネコすべてに名前をつけ観察しながら過ごした著者のねこたちへの限りないラブコールです(^-^)ねこの秘密は、とりもなおさずねこの魅力ですね。①寝顔②しっぽをピンと立てて餌をねだる姿③出窓のガラス越しにじっと外を眺めている物憂げな表情④なにげないしぐさの中に見え隠れする獲物を瞬殺するハンターの身体能力⑤日に何度も目を細めながら行う毛づくろいの姿・・・etc。きりがないですね(^-^)
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飼いねこ、ノラねこ それぞれがどのような一生を送るのかが、丁寧に説明されています。
ねこは、ネズミなどを獲る動物として歓迎され、人間と同居するために適応してきた「家畜」の一種。
ノラねこが自由に生きているように見えても、住む場所が、例えば都市と漁村とでは生き方が大きく変わり、寿命もずいぶん差があるようです。 -
九州大学による、相島の猫の研究には昔から興味を持っており、調べたこともあったのだが、それが新書かされてとても嬉しい。猫本来の自然な姿を粘り強く研究している点に賞賛を与えると同時に、私もこのような仕事に携わりたいと思った。
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初めて知る話や、知っているようで知らなかった話も多く、ネコ好きなら当然のごとく楽しめる。しかし、いちいち読者に語りかけるような、妙に馴れ馴れしい文体はどうしても好きになれない。子供向けの本ならともかく文春新書の一冊で、著者はバリバリの動物学者だ。もう少し客観的なスタイルで書いてもらわないと、面白い内容も安っぽく感じられてしまう。一冊の本として、この点が何とも残念だ。これは著者と言うより編集者の責任だろう。
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17年間猫を飼っていた身としては、野良猫中心の内容だったので、少し物足りなさを覚えてたが、長期間にわたる研究の成果が詳しく記述されていて、大変勉強になった。少なくとも近所の野良猫を見る目が変わったし、喧嘩をしている様子も面白く見守ることができるようになった。NHKの番組で、この本に書かれている内容が少し紹介されていたのもあり、とても印象に残るものとなった。
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ちょっと気になるあのコ。ボクの知らないトコで、あんなコトとや、そんなコトをしていたなんて! ますます好きになっちゃうじゃないか。
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■2015.03 新聞
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友達に新書を読めと言われ始めて自分で買った一冊。どちらかというと犬派の私でも笑顔になってしまいそうな事がいくつも。家で飼っている猫の見方、近所の野良猫の見方が変わったような気が無くもない。
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