日本人が知らない集団的自衛権 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2014年12月19日発売)
4.00
  • (9)
  • (22)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 197
感想 : 24
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166610051

作品紹介・あらすじ

中国は日本の領海でやりたい放題密漁し、虎視眈々と日本の領土を狙っている。

いまこそ日本の防衛力強化が必要なのに、安倍政権の説明を聞いても新聞やテレビをみても、「集団的自衛権」っていったい何なのか、さっぱりわからない。

集団的自衛権は本当に必要なの? 日本は戦争に巻き込まれやすくなってしまうの?……安全保障のエキスパートである小川和久氏が、集団的自衛権の「そもそも論」を平易に解説します。

本書の最大の特徴は、Q&A方式で読者目線の素朴な疑問に答えていること。

たとえば……

Q1 なぜいま集団的自衛権が必要なんですか?

Q2 自衛隊が勝手に戦争を始めたりしませんか?

Q3 日米同盟をやめたら日本はどうなるんですか?

……こうした疑問への平易な回答を読んでいるうちに、誰でも安全保障の知識が身につくようにできています。

まさに本書だけで集団的自衛権も外交・安保も憲法もぜんぶわかる。

学習意欲に燃える高校生からビジネスマン、そして政治家も必携の作品です。

みんなの感想まとめ

安全保障や集団的自衛権についての理解を深めるための一冊で、著者は平易な言葉で読者の素朴な疑問に答えています。特にQ&A方式で構成されているため、難解なテーマでもスムーズに理解できるのが魅力です。集団的...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • PDF
    集団的自衛権

  • 小川氏の意見はわかりやすく、もっともだと受け取れる内容。米国との安保条約がなくなると、自衛隊の予算は今の5倍になるらしい。さらに米軍基地はすべて自衛隊の基地にしないと間に合わないとも。現状の戦力ではとても1国で防ぎ切れるものではなく、米国が守ってくれるという前提ありきのようだ。日本の独立は遠い未来かもしれない。

  • 集団的自衛権と集団的安全保障。似ているようで違うということをこの本で初めて知った。日本の防衛問題について考えるきっかけとなる書。内容は同意できない部分もあるが、そういう本のほうが読みがいがある。

  • -

  • 「集団的自衛権」と「集団安全保障」の違いを説明できますか?僕は出来ませんでした。でも、この一冊を読んで理解できました。すっきり!

  • 平成26年(2014年)12月発行

    平成26年7月1日閣議決定 解釈変更

    集団的自衛権→望まない戦争に巻き込まれる?→戦後、事例なし→戦争が起きないように抑止するための権利

    自衛隊=専守防衛のみで侵略戦争はできるはずがない。対潜水艦、掃海のみ世界トップレベル

    集団的安全保障→国連は安保理事会を中心に加盟するすべての国に適用する安全保障体制をつくろうとする体制のひとつ
    集団的自衛権→共同で防衛する国際法上の権利

    NATOは国連で実現できていないことを地域的な集団で行っている

    安全保障理事会は各国に軍を出させ、国連軍を組織できる。→朝鮮戦争時、ソ連が安保理ボイコット時にできた朝鮮国連軍→未だに横田基地には国連旗(国連軍後方司令部には要員4人が常駐)

    4類型
    ①公海上の米国軍艦が攻撃された場合の防護
    ②アメリカを狙ったミサイルの迎撃
    ③PKOで共同行動している他国部隊が攻撃された時の反撃のための武器使用
    ④PKOに参加している外国部隊の後方支援

    駆け付け警護という軍事用語はない→救援

    アメリカ 非戦闘員退避活動 韓国の米陸軍第2歩兵師団HP 過去の事例紹介・東日本大震災時の事例 バッグにいれる推奨品を紹介

    アフガンでのドイツ軍の死者→国連による集団安全保障活動であったが集団的自衛権と報道

  • 集団的自衛権を賛成の立場で書かれていてQ&A方式で理解し易いように書かれている本。そして賛成反対の前のマスコミの在り方に関して問題提起している本。日本人は問題の内容を把握せず賛成か反対でしか考えられないらしい(原因はマスコミの報道の仕方に問題有り)。自衛隊の現状、もし個別的自衛権だけで日本を守る場合は今の軍事費の5倍は必要など、なぜ集団的自衛権が必要なのかが書かれています。賛成反対を考える前に日本の防衛力をまず知ることが重要であることに気が付ける本でした。最後に集団的自衛権の議論された歴史が記載されているがろくに議論されておらずのらりくらりと今に至ります。今後野党の力で集団的自衛権が廃止になるのかは不明(たぶん今の野党では不可能)だが安倍内閣はこれまでの問題に対してメスを入れ白黒つけたのは評価できると感じました。逃げずに白黒つけることがより良い世の中を作る一歩になるのではないかと思います。あ、ちなみに私は賛成派です。

  • やや難しい

  • 軍事力を手なずける、コントロールすることが、いかに重要か。世界に軍事的脅威が存在する中で、当面、軍事に頼らず、平和を維持することはできないからだ。その半面、軍事を持ちすぎることは、自らが脅威となってしまう危険性ももつ。

    平和、安全保障に関して、情緒、感情を排除してはならないと思うが、平和を維持するための手段を的確に論じるためには、正確な軍事に関する知識が必須である。

    その意味で、小川和久さんの著作はどれも信頼がおける。土井たか子さんが指摘したように氏が論理的だからだ。あらゆるマスコミに手厳しいのも納得。

    ・自主防衛のコストは年に22,23兆円にもなる。
    ・周辺諸国の兵力に比べて、自衛隊は24万人。人員の面からは、自主防衛の場合、国民皆兵を検討する必要も出てくる。
    ・ポジティブ・リストは相手に日本が出来る事をさらけ出し、「どうぞ裏をかいて下さい。」と言外に表明している点で売国的とさえ言える。
    ・軍隊に警察比例の原則を適用したら死者がゴロゴロ
    ・一般的な戦争のような前線が明確でない対反乱戦においては、治安維持と復興支援こそが前方
    ・戦後、西ドイツの例、湾岸戦争時のアメリカの例から、集団的自衛権のほうが個別的自衛意見よりも自衛権が濫用しにくい。

  • 筆者はこれからの世界情勢において、どのように日本の安全を守るかを考えている。そのため、単に集団的自衛権に賛成あるいは反対という論調で展開されていない。
    日本の安全保障のためには、現在の自衛隊の状況を把握することが肝要だ。
    現状の装備では、戦争をすることは不可能である。自衛隊の文字通り、索敵に優れた装備は整っているが攻め込むための兵器や人員は持っていない。
    また、米軍に基地を提供しているため軍事的にアメリカとの協力関係にある。日本の安全を守るためには、資金的な面から今後もアメリカと相互に協力するのがベターだという(日本独自で国防するには軍事費がかさむ)。
    アメリカとの戦争に巻き込まれるのではないか?という声があるが、日米地位協定によって基地使用を東南アジア地域の安全保障に関わる場合の認めるとの規定があることから、日本の介入に線引きはできる。

  • 安保法制の重要なポイントを無理なく理解できます。特に大事な集団的自衛権と集団安全保障の違いを知ることができる一冊です。

  • 小川さんのメルマガも読ませていただいており、公平で客観的な論調なので、この本を読んで見ましたが、大正解でした。日本の安全保障いう大きな視点から話が始まり、極めて公正で客観的な解説でわかりやすい。一部マスコミや一部野党が集団的自衛権に反対はいいが、対案がなくいかに無責任かと思った。やはり、集団的自衛権は日本の安全保障を実現するには、必要だと思います。

  • 2015.9.28
    集団安全保障は、まさに国連の体制で、敵国を含めて、すべての国で安全を管理していこうという考え。
    一方、集団的自衛権は、友好国だけで、安全を守ろうという考え。

    筆者の考えでは、日本が集団的自衛権を持ち、行使することは自然。
    日本国憲法、国連憲章、日米安保条約を読めば、納得。国際的平和、民主主義、自由を守る為には集団的自衛権という抑止力が必要。
    条約、憲法、国連憲章でも妥当性有。
    また、歯止めも国連憲章に違反しない限り、かつ、安保理軍が派遣される前までと、規定されている。
    侵略の為の戦争を放棄したと考えるべきで、自衛の為の戦争は放棄していない。
    また、日本はそもそも侵略できるだけの軍事力はない。

    日米同盟への考察を納得。実際に、集団的自衛権を行使している状況。アメリカにとっても、日本は、地政学的にも重要であり、それだけの機能、設備を敷いている。日米同盟解消は、アメリカの覇権喪失を意味し、この点で双務的といえる。そんな日米同盟が故、中国ロシア北朝鮮は、アメリカの言うことを聞くし、日本を攻めてこない。

    自衛した場合のコストも考えるべし。

  • ちょっと…分かりやすいんだろうけれど、私にはなんかよく分からなく…。そもそもが分かっていないから、そこをもうちょっと詳しく知りたくなった。そこがあやふやなので、マスコミや専門家が何を間違っているのか、言葉のあやの中で、どんどん分からなくなってしまった…。

  • 著者と私は考え方は異なるけど、軍事の専門家としての論理の確かさにはいつもながら敬意を表したい。最近、対米従属国家論を集中的に読んでいることも影響しているかもしれないが、軍事以外の政治、国家間関係がどう動いているかという視点を欠くことはできない。それがこの著作には不足している。

  • 筆者の、日本は既に集団的自衛権を行使してきたという主張などは?だが、集団的自衛権についての各論点についてQ&A方式で示されていて概ねわかりやすい。

    筆者の、日本はすでに集団的自衛権を行使してきたという主張についてだが、国連憲章やICJ判決などで示された要件を満たしていない以上、そう主張する事は、日本が国際法違反をしている疑いがある事になると思うのだが。たとえば、集団的自衛権に基づいて武力行使をしているとするなら、国連への報告義務があるはずではなかったか。さらに、米国と日本の関係は、ニカラグア事件判決で示された要件を満たしているかといえば、そうは言えないのでは?あとは、何を武力行使と捉えるかという武力行使との一体化の議論が関わってくるけど、これは自分もよくわかってないところなので勉強したい。
    納得したり、初めて知ることも多く勉強になった。

    こういう本だと、自らのとる主張は礼賛し、反対する主張は徹底的に批判していく内容のものが多いなか、安倍政権、マスコミ、反対派、賛成派など、集団的自衛権の議論に関わるものそれぞれの問題点を指摘しているのは好感。また、突然賛否に別れて戦いを始めるのではなくて、まずは現状や、なぜ必要なのか、どう改善すれば受け入れ可能かなどを考えようよという主張と、それに沿った本書の内容も良い。

    以下、勉強になった点など。
    2015年に控えた、財政難にあえぎ国防費削減を余儀無くされているアメリカとの日米ガイドライン見直しを見据えると、日本が集団的自衛権が行使できることを明確にすることは、日米同盟の深化につながり、また周辺国の軍事的脅威の抑止、安保理常任理事国入りを視野に入れた国際的な信頼の獲得という効果もある。
    本書の中で、自衛隊は戦力投射能力を持たないので集団的自衛権行使を認めても外国で戦争をするようになる恐れはないという主張があるが、そんなのは、集団的自衛権も、解釈変更によって必要最小限の自衛権に含めたように、敵基地攻撃のためのいわゆる攻撃型空母、爆撃機、弾道ミサイルとか保有することができるように解釈することだってできてしまうんじゃないか。今は能力は持たないが、敵基地攻撃自体は自衛権の範囲内ということは、政府も言ってる訳だし、これは反論として甘いと思う。
    そもそも米国が、日本から遠く離れた地での、後方支援を越えた本格的な戦闘に加わって欲しいとは考えていないので、外国で戦争することにはならないというのはわかった。
    日米同盟は武装中立よりコストが低く、また日本の防衛に不可欠なだけでなく、それは米国にとっても同様な点で双務的。
    諸外国の軍隊の権限の規定はネガティブ・リスト方式だが、自衛隊に関してはポジティブ・リスト方式で記述されている。禁止されていること以外はすべてできると、できると書いてあること以外全て禁止なのの違い。これが自衛隊を縛っている。日本の安保情勢が厳しくなり、また、積極的平和主義に基づいてこれから行動していくうえで、このままでいいのかという話。

  • 安倍内閣は憲法の解釈の変更し、集団的自衛権を行使できるようにするための閣議決定をしました・・・
    それに対して賛成の人もいれば、反対の人もいますよね・・・
    でもでも賛成の人も反対の人も、ちょっと根本的なことが抜け落ちてませんか?って突っ込んでいる本・・・
    Q&A方式で、日本の安全保障についての基本的な前提、知識、考え方について学べます・・・
    こういうことを踏まえた上で、考えていきましょう、という本・・・

    集団的自衛権の行使について賛成反対の前に、まず重要なことは・・・
    そもそも日本の平和と安全をどう確保するのか?
    それから日本の防衛力の現状・・・
    について考えましょ、知りましょ・・・
    緊張感が著しく高まっている今・・・
    非武装中立は今までになく非現実的だから、そうすると・・・
    どの国とも組まないで、日本の自衛力(軍事力)で平和と安全を実現する、武装中立か・・・
    アメリカのような国と同盟組んで、協力して平和と安全を手にする道・・・
    どちらかしかないでしょ・・・
    で、すべて自前で今と同じレベルの平和と安全を求めるならば、今の防衛費用の約5倍(毎年22~23兆円の負担)という試算(この試算にはちょっと?な部分もあるけど)、とのこと・・・
    それに兵力の規模ももっと大きくしないと・・・
    それに情報収集&分析能力も自前で組み立てなおさないと・・・
    それに変な話アメリカからも敵視されかねない恐れもある・・・
    どうしますかね?
    5倍のお金負担します?税金どれくらい跳ね上がるかな?
    重ーい税金負担すれば他国の戦争に我関せずってできますかね・・・
    一方、同盟なら現状の負担でとりあえずは今までのような安全を維持できる可能性が高い・・・
    でも、そうするとやっぱり双務的にならないといけませんよね・・・
    ボクのピンチにはアナタに守ってもらうけど、アナタがヤバイ時にはボクは協力できない、メンゴ!って、できますかね?できないですよね・・・
    どうしますかね?
    まずこれを考えないといけない・・・

    それから現状ですが・・・
    自衛隊ってもし仮に!海外に行って戦争をしかけるとしても、戦力投射能力がない・・・
    戦力投射能力って・・・
    例えば核兵器によって敵国を壊滅させることができる能力・・・
    例えば海を渡って数十万規模の陸軍を上陸させて、敵国の主要地域を占領するような能力・・・
    こういう戦争をしかける能力(軍事力)はそもそも持ち合わせておりません・・・
    できることは専守防衛・・・
    海上自衛隊の対潜水艦戦能力と掃海能力、それと航空自衛隊の防空戦闘能力は世界トップクラスだけど・・・
    そういう能力しかない・・・
    なぜならそれ以上の能力を日本が持つことをアメリカ様が望んでないから、別に求めてないから、と・・・
    海外で戦争しかける?ちゃんとできないようになってますよ、ってのが現状・・・

    さて、本題の集団的自衛権・・・
    A君がイヤなヤローZ君にある日いじめられました・・・
    A君が反撃!Z君とやりあう、これを個別的自衛権という・・・
    いじめられて、何もしないとドンドンエスカレートしていってしまう・・・
    それはイヤだ・・・
    だから反撃する・・・
    これは別にフツーっちゃフツーですよね?
    で、A君だけじゃなく仲間のB君、C君、D君、Eちゃん全員でZ君に反撃!仲間全員でZ君とやりあう、これを集団的自衛権という・・・
    Z君強すぎる!全員の力を合わせて反撃だ!とかZ君も仲間連れてきたし、全員で反撃だ!
    これもフツーっちゃフツーですよね?
    なもんで、国連で集団的自衛権は全然OKと認められております・・・
    やられたらみんなでやり返すぜ!というプレッシャーをかけて戦争を抑止している、というのが世界的な見方・・・
    また、あくまで権利なので、強制参加ではありません・・・
    他国の戦争に巻き込まれて必ず参加しなきゃいけないという義務ではない・・・
    集団的自衛権を戦争に参加できる権利と見なしている国はないようです・・・
    集団的自衛権って・・・
    当たり前のものなんですね・・・

    また、日本って思っている以上にアメリカにとって重要です、というのが著者の意見・・・
    日本列島は米軍のロジスティクス拠点としてアメリカにとって非常に重要でして・・・
    日米同盟が解消したらアメリカにとって地球の半分をカバーしている軍事力を支える能力の80%ほど喪失しちゃうことになるよ、と・・・
    そうなったら中国やらロシアやら北朝鮮やら、アメリカの言うこと聞かなくなっちゃうよ、と・・・
    なので、アメリカは近隣国にあれやこれやと、日本に手ぇ出すなよと言ってきた・・・
    なので、ホントは日本がアメリカにもっと色々とモノ申せるのに、と・・・
    そういうのを考えると、すでに日本は、実質的に集団的自衛権を行使しているよ、と・・・
    これは新鮮でした・・・

    次に、憲法9条に関してあれやこれや意見が割れますが・・・
    日本国憲法だけで議論するのはやめましょう、と・・・
    日本国憲法には国際協調や国連尊重に繋がる文言がちゃんとあります・・・
    そして日本国憲法は、国連憲章や日米安保条約を否定するものではないです・・・
    日本の安全保障について考える時には、憲法だけでなく、国連憲章も、日米安保条約も含めて考えましょう・・・
    なので集団的自衛権に関してもこの3つの整合性を求めましょう、と・・・
    で、国連憲章は、安保理を中心とする集団安全保障の構築を目指すと同時に、各国の個別的・集団的自衛権を固有の権利と認め、地域的取極・機関(例えばNATOなど)を認めている・・・
    で、日米安保条約って、国連憲章のもとで交わされた条約だそうで、国連憲章の目的・原則が優先され、国連憲章の方が上位にあるそうな・・・
    そうすると、日本国憲法は、個別的自衛権も、アメリカとの間の集団的自衛権も否定していない、というのが著者の主張・・・
    また、憲法、国連憲章、日米安保条約を合わせ読むことによって、日米安保条約による日米の集団的自衛権の行使が、国連憲章の枠組みによって強く制限される場合がある・・・
    歯止めになる、とも・・・
    歯止めがきかない、って批判は無責任な空論だね、と・・・

    あと、これは注意!っていうのがあって・・・
    集団安全保障と集団的自衛権はまったく別物だから気をつけて・・・
    集団安全保障とは、国連の安保理を中心に全ての加盟国、先進国だろうが新興国だろうが、資本主義だろうが社会主義だろうが、仲良かろうが悪かろうが、すべて棚上げして、すべての国を組み込んだ集団を作り、その中で不当に平和を破壊した国を、その他の国々が集団で制裁する体制のこと・・・
    集団的自衛権は、ある国が武力攻撃を受けた時に、直接攻撃を受けていない第3国が、攻撃された国と協力して共同で防衛することができる、国際法上の「権利」・・・
    これは紛らわしいけど体制と権利という違うジャンルのものなので一緒にしないように、と・・・

    あとは・・・
    ポジティブリスト方式ではなくネガティブリスト方式で・・・
    警察比例の原則という縛りをなくす・・・
    マスコミは結構ミスリードさせている上に、誤報を訂正しない・・・
    第2次大戦後の欧州(特にドイツ)を見ると、民主国家の集団による自衛権の方が濫用しにくく、武力行使に対する歯止めになってきた・・・
    湾岸戦争の時の多国籍軍内の動向を見ると、集団的自衛権で結ばれた同盟関係がアメリカの欲する軍事的突出にブレーキをかけたことが分かる・・・
    などなどが書いてあります・・・


    こういうの詳しくないボクでもわかりやすかった・・・
    是非とも・・・
    あーだこーだ言う前に・・・
    せめて・・・
    この本に書いてあることぐらいは・・・
    把握しておいた方が良いと思われ・・・
    集団的自衛権、安全保障、つまり日本の平和について、冷静に考える一助となるはず・・・
    その上であーだこーだ言いましょう、と・・・
    これはオススメちゃん・・・

  • 日本は安全保障を感情論で語る傾向がある。日本の平和が何の上に成り立っているのかを正しく知る必要があるのではないか。戦争を始めることと国を防衛することは根本から異なることであることを直視せず、なぜ日本が平和な国であり続けられているのかを考えようともせず、言葉のイメージだけで集団的自衛権を否定する(あるいはそう導くよう報道する)のは愚かな行為だと考える。私は日本の恒久平和を望む。だからこそこの権利が必要なのだと思う。

  • 今年の流行語大賞となった、集団的自衛権についての本です。

  • 集団的自衛権とは戦争を回避するための権利であり、他衛でも戦争を買うのでもない。米軍は日本ではなく極東の平和・安全のため、つまりアメリカの国益のため日本に居る。地理的に重要な位置にある。政治家と官僚の無知が自衛官を殺す。

    ふつうに当たり前っぽく読めるんですけど。

全21件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

軍事アナリスト。1945年12月、熊本県生まれ。陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校修了。同志社大学神学部中退。地方新聞記者、週刊誌記者などを経て、日本初の軍事アナリストとして独立。外交・安全保障・危機管理(防災、テロ対策、重要インフラ防護など)の分野で政府の政策立案に関わり、国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、日本紛争予防センター理事、総務省消防庁消防審議会委員、内閣官房危機管理研究会主査、隊友会本部理事などを歴任。小渕内閣では情報収集衛星とドクター・ヘリ実現に中心的役割を果たした。2012年4月から、静岡県立大学特任教授として静岡県の危機管理体制の改善に取り組んでいる。著書に『「アマゾンおケイ」の肖像』(集英社インターナショナル)、『フテンマ戦記』(文藝春秋)、『アメリカ式 銃撃テロ対策ハンドブック』(近代消防社)、『日米同盟のリアリズム』(文春新書)、『危機管理の死角 狙われる企業、安全な企業』(東洋経済新報社)、『日本人が知らない集団的自衛権』(文春新書)、『中国の戦争力』(中央公論新社)ほか多数。

「2022年 『メディアが報じない戦争のリアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川和久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×