小林カツ代のお料理入門 (文春新書 1014)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 189
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166610143

作品紹介・あらすじ

2013年に惜しまれつつ世を去った料理研究家・小林カツ代、唯一の新書『実践 料理のへそ』をカラー版にして復刻したのが本書。できるだけ手間ヒマをはぶき、しかしツボはしっかり押さえた簡単かつ美味しい料理の「へそ」を、写真とイラストで紹介している。家庭料理のカリスマとして有名なカツ代氏だが、この本に関しては激増しつつある「一人暮らし」の人がすぐできる料理が多いのが特徴。初めてご飯を炊く超初心者でも今日から役に立つ教科書となっている。

感想・レビュー・書評

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  • 小林カツ代さんがテレビで喋ってるのをあんまり覚えてないんだけど、おばちゃんが手際よくちゃっちゃと料理しながら教えてくれるみたいな料理エッセイかつレシピ本。

    "卵は一人1個で充分!2個は断じて多いです。3個も4個も使ってる、なんて威張ってるレストランがありますが、邪道です。1個。Lサイズは許します。"p.20 この「Lサイズは許します。」の可愛さ。好き。

    深夜に鯛茶漬けの項目読んで、腹が鳴ったりするのが楽しい本です。鯛茶漬けだけで3通り載ってる。

    甘い卵焼きとか、ないわーって思うけど、カツ代さんが言うなら、なくはないかも、くらいには譲ってもいい気がしてきた...

  • 一人暮らしの狭い台所に、世話好きなおばちゃんがどかどか入ってきて言う。
    「やれば簡単なんだから、ね!美味しいもの食べなきゃ楽しくないでしょ!」

    料理のいろはから教えてくれる料理本だけど、手の込んだ料理をふるまえるようになるための本ではない。一人でも、要領よく美味しいものを食べられるようにするための料理本だ。
    出来立てを味わう一番美味しいタイミング、鍋の独り占め、野菜をいかに簡単に取るか……時には栄養バランスなんてものも忘れる。美味しいものを食べたい時は、そんな余計なことは考えない。大胆かつ大胆なレシピの数々。

    カツ代先生の陽気さがそのままページに写し取られたようで「葱がピカーッと焼けてくる」など独特な表現もクスッと笑えていい。

  • ふむ

  • おしゃべりをそのまま本にしたような文体でさらっと読める。自分のためだけでも、手を抜いても、心がこもった料理を食べるべきというご意見がぐっときた。

  • 小林カツ代さんは言わずと知れた料理研究家。なんとなく、読みたくなって購入。非常に平易な内容で読みやすく、お腹が空いてくる本。読んでいて料理がやりたくなる本ですね。

  • 2003年に出た『実践 料理のへそ!』が元本らしい。
    そちらはふつうの新書の体裁で写真などなく、それはそれで役に立つものだったけど、今回はカラーのお料理写真満載、内容もより初心者向けに表現や分量をわかりやすく改めたらしい。
    「一人で食べる贅沢」を覚えた著者がおすすめする基本的に1-2人分のレシピなので、単身者、夫婦二人などの人に使いやすい。家族のために料理するお母さんに役に立つ知恵や工夫もたくさんつまっているけど、そうでなくて自分のためにお料理する必要がある老若男女あらゆる人におすすめできる。

  • 料理エッセイでありレシピ本でもある。
    あー本当に美味しそう。調理道具や調味料についてのこと、分量が少人数向けで嬉しい。
    カツ代先生、ごちそうさまでした。ありがとうございました。

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著者プロフィール

家庭料理家、エッセイスト。1937 年大阪府生まれ。昭和を代表する家庭料理の第一人者として、テレビ、雑誌、書籍などで、大活躍するが、2005年にクモ膜下出血で倒れ、2014年に死去。著書は230 冊以上にのぼる。時代にマッチしたムダのないスピーディーな料理の作り方と、味の確かさで、日本中の主婦や働く女性たちに愛された。

「2019年 『小林カツ代 COOK BOOK 300』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林カツ代の作品

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