2020年マンション大崩壊 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2015年8月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166610396

作品紹介・あらすじ

あなたのマンションは大丈夫か!?



空室急増でスラム化、高齢化で多発する孤独死、中国人に占拠される理事会…全国600万戸時代を迎えたマンションに未来はあるのか。

みんなの感想まとめ

マンションの未来に対する鋭い洞察が詰まった本書は、都市在住者が直面するさまざまな問題を浮き彫りにしています。特に、法的未整備による修繕や立て替えの難しさ、積立金不足といった現実は、多くの管理組合の理事...

感想・レビュー・書評

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  • 2015年にこれからの日本のマンション事情についてを書き記された1冊だが、2025年の今、牧野さんの抱いた懸念や問題が顕在化しており、今後さらに深刻になっていくであろう社会問題の1つだと思う。

    マンション、特に近年駅近くのタワマンの建設ラッシュ。物凄い勢いで建てられるタワマンに実は我が家も住んでいるのだけれど…涙。

    2015年にすでに牧野さんが危惧されていた点が今まさに私のマンションでも静々と…。
    牧野さんが懸念されていた居住者の高齢化や相続に伴う管理費・修繕費の滞納に加え、我が家も住んでみてびっくりの問題が。

    駐在で以前住んでいたあの国の方々が易々と高層階に居を構え、親族を呼び、ある方々は日本のあちらコミュニティで働き、子どもを日本の公立小学校に通わせ、ある方々は年老いた高齢者を呼び…。何でもあり…。
    日本語が全く通じない人たちも。規約や警告文も読めない。
    そもそも規約や秩序に関する感覚がいい悪いを別にして全く異なるという前提が日本人にはまだ理解されていないかもしれない。このまま放置していいわけがないと思うのは私だけかなあ。

    ゴミ置き場はカオス。日本のマンションを買ったつもりが…。管理組合や管理会社に提案しても問題の根源的な解決へは道遠く。そもそも情報開示したがらない組合と管理会社はどうなんだろうなあ。

    低層階の価格お安め居室は牧野さんがおっしゃるようにお若い方々で。マンションの維持管理にはあまり関心がらしく、華美で多めの共有施設に舞い上がり、新しい設備やデコレーションの導入ばかりが為され…。壊される、盗まれる共有部分。繰り返される滞納。大丈夫かなあ。

    ネット上のマンション評論家やマンション界隈の専門家の方々は賃料を払うぐらいなら資産性の高いマンションをと、マンション狂騒曲を煽っているけれど、住民の合意形成やマナー秩序への規範意識へはあまり言及する人はいないよなあ。

    5年後10年後のタワマン、或いは南海トラフや首都直下地震が起こったときに、私たちが大事にしてきた日本人の秩序でマンションを維持管理修繕できるのか。避難生活できるのか。不安…。

    タワマンに限らず戸建ても飲食店も雅叙園(笑)も買われていると聞いているし、著作にあるよう廃業した温泉宿や代替わりできない農地などもどんどん買われていると茶農家さんから聞いた。2015年に書かれた頃の高齢化に加えて新たな問題だよなあ。

  • 多くの都市在住者が住むマンションの法的未整備の結果、いずれ吹き出てくる修繕、立て替え、積立金不足の問題が行き詰まることを予言する本書。マンション管理組合の理事長をやって苦労した私にとっては、思わず膝を打つ指摘が多い。

  • 2017/7/20現状分析や対策等読み応えあり。出口治明さんと同じくこれからは賃貸と。★5

  • 図書館本。扇情的なタイトルにまんまとのせられて読んだ。一日前に読んだ「未来の年表」とカブる内容もあり、とても興味深かった。マンションを買った人を何人か知っているので、かなり不安になる本。まぁ、あまり怯えるのもよくないけど、潜在するリスクを理解するのはとても大切だと思うので、いい勉強になった気がする。

  • 2015年8月20日、初、並、久米書店
    2016年1月20日伊勢BF

  • 17/7/20済

  • 2025/07/01
    p.51
    空き住戸の対策として「リノベーションまちづくり塾@豊島区」を立ち上げ、入居者難に悩むワンルームなどを保有する不動産オーナーに空き家の改修や新たな活用方法などを提言しています。

    投資目的の分譲マンションほど、老朽化するとマンション維持管理やリニューアル工事を目的とした大規模修繕をするのが難しそうですね。老朽化マンションを取り壊すにしても、解体費をどうやって捻出すればいいんだろう。

  • 東大の経済学部から日米の名門金融グループを経て、業界最大手の三井不動産へと転身した「インテリ系」不動産コンサルタントである著者が、東京オリンピック後のマンション動向を予測。「大崩壊」の予兆として危惧されている「地方都市のスラム化」や、「中国人による占拠」などが実際に起こる可能性は低いと思われるが、2019年をピークに日本の世帯数が減少に転じて空き家が増えるという「2019年問題」や、今なお林立し続ける「タワーマンション」に潜む危険性などを分かりやすく解説しており、業界人にとっては必読の書と言える。いたずらに購入を煽る業界紙とは一線を画し、いまマンションを持っている人・これから購入を考えている人が今後の判断について冷静に考えるためのヒントとなる一冊。

  • 区分所有者の強い利権のせいでマンションの廃墟化は逃れられないものになっていることがよくわかる。一応、本書の終わりで直近でできる対策は述べられているが、根本から今のマンション制度を組み直さなければ、廃墟マンションは大きな社会問題のひとつになっていく気がする。マンションを経営するには莫大な資金と大勢の住民(+投資家)の話し合いが必要な分、1人の力で動かせる戸建てよりも話は複雑。売り手、買い手の欲の強さもあって、ほぼ手遅れ状態になっていることを理解した。

  • マンションという形態の不動産が、
    ・共同所有というやっかいな所有形態であること
    ・土地の価値よりも建物価値が大きいこと
    といった特徴を持つことから、
    ・本来は、賃貸物件として回転させていくべきである
    という結論に至る。

    所有権の呪縛というか、不動産業界に騙されるな、ということですね・・・

  • 今後のマンション事情やマンションを購入してからの管理委員会などの話、今後供給過多になるであろう日本のことが書かれていて面白かった

  • 今の時代にマンションを購入することにいかにリスクが付きまとうかということがよくわかりました。
    人口減少による時代の変化に対して、悲観的に嘆くだけではなく、筆者の考えに基づいた対策についても書かれているので参考になります。

  • 2020年マンション大崩壊

  • マンションの建て替え問題が中心。問題の先送り。

  • 将来的に主要駅の駅チカ以外のマンションはゾンビ化すると思われる。

    "・マンション需要減るも、建設従事者の減少・高齢化と円安による資材費の高騰により、マンション価格上昇。建物の本質的な価値の上昇ではない。

    ・定借マンションは、解体前提のため、修繕の合意が取りづらい"

  • ●やはり、マンションは購入せずに、賃貸でいた方がリスクは低い。

  • 2020年にマンションがいきなりガラガラと壊れるわけではなく(もちろん)マンションが高齢化社会になり、空戸が増え、管理費が払えなくなるお年寄りがどんどん増えるので、マンションがボロボロになり、スラム化する怖れがあるらしい。マンションの問題点について、よくわかった。

  • 空き家増えてやばい問題が都心まで広がるだろう、という内容だったが、警告範囲が広い。都心部主要都市以外安全とは言えないのはそりゃそうだろうけど…
    神奈川辺りのちょっと品川新宿から外れた場所でも、駅近特急停車駅だと全然値下がりしそうな感じはしない。
    若者が多くて活気溢れるところに住むのが良いらしい。なるほど。

  • 著者は三井不動産等にいた方。マンションの将来的な老巧化、建て替えが困難、修繕積立日は上がる、といった暗い将来を描いた本。マンションを買おうという気が失せていく本。

  • ・空き家問題
    ・本書の内容は、雑誌等の様々な媒体で既に広く紹介されているので、新鮮な部分はなかった。
    ・湾岸のマンションは買わない。タワーマンションは買わない。
    ・タワーマンションの管理費の負担方法は、言われて見れば当然だが、占有面積に比例して決まるので、低層階や中層階の所得の低い層も高層階に住む所得の高い層も金額負担はそんなに変わらない。(高所得層は負担感が低く、低所得層は負担感が高く感じる。)
    ・外国人、特に中国人による高額物件の購入。
    ・マンションは立地が全て。

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著者プロフィール

不動産プロデューサー。1959年生まれ。東京大学卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)、ボストン コンサルティング グループ、三井不動産などを経て、オラガ総研代表取締役兼全国渡り鳥生活倶楽部代表取締役。著書に『空き家問題』『不動産激変』『ここまで変わる!家の買い方 街の選び方』など。

「2022年 『2030年の東京』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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