2020年マンション大崩壊 (文春新書 1039)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166610396

作品紹介・あらすじ

あなたのマンションは大丈夫か!?空室急増でスラム化、高齢化で多発する孤独死、中国人に占拠される理事会…全国600万戸時代を迎えたマンションに未来はあるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 2017/7/20現状分析や対策等読み応えあり。出口治明さんと同じくこれからは賃貸と。★5

  • 多くの都市在住者が住むマンションの法的未整備の結果、いずれ吹き出てくる修繕、立て替え、積立金不足の問題が行き詰まることを予言する本書。マンション管理組合の理事長をやって苦労した私にとっては、思わず膝を打つ指摘が多い。

  • 図書館本。扇情的なタイトルにまんまとのせられて読んだ。一日前に読んだ「未来の年表」とカブる内容もあり、とても興味深かった。マンションを買った人を何人か知っているので、かなり不安になる本。まぁ、あまり怯えるのもよくないけど、潜在するリスクを理解するのはとても大切だと思うので、いい勉強になった気がする。

  • 2015年8月20日、初、並、久米書店
    2016年1月20日伊勢BF

  • 東大の経済学部から日米の名門金融グループを経て、業界最大手の三井不動産へと転身した「インテリ系」不動産コンサルタントである著者が、東京オリンピック後のマンション動向を予測。「大崩壊」の予兆として危惧されている「地方都市のスラム化」や、「中国人による占拠」などが実際に起こる可能性は低いと思われるが、2019年をピークに日本の世帯数が減少に転じて空き家が増えるという「2019年問題」や、今なお林立し続ける「タワーマンション」に潜む危険性などを分かりやすく解説しており、業界人にとっては必読の書と言える。いたずらに購入を煽る業界紙とは一線を画し、いまマンションを持っている人・これから購入を考えている人が今後の判断について冷静に考えるためのヒントとなる一冊。

  • 区分所有者の強い利権のせいでマンションの廃墟化は逃れられないものになっていることがよくわかる。一応、本書の終わりで直近でできる対策は述べられているが、根本から今のマンション制度を組み直さなければ、廃墟マンションは大きな社会問題のひとつになっていく気がする。マンションを経営するには莫大な資金と大勢の住民(+投資家)の話し合いが必要な分、1人の力で動かせる戸建てよりも話は複雑。売り手、買い手の欲の強さもあって、ほぼ手遅れ状態になっていることを理解した。

  • マンションという形態の不動産が、
    ・共同所有というやっかいな所有形態であること
    ・土地の価値よりも建物価値が大きいこと
    といった特徴を持つことから、
    ・本来は、賃貸物件として回転させていくべきである
    という結論に至る。

    所有権の呪縛というか、不動産業界に騙されるな、ということですね・・・

  • 今後のマンション事情やマンションを購入してからの管理委員会などの話、今後供給過多になるであろう日本のことが書かれていて面白かった

  • 今の時代にマンションを購入することにいかにリスクが付きまとうかということがよくわかりました。
    人口減少による時代の変化に対して、悲観的に嘆くだけではなく、筆者の考えに基づいた対策についても書かれているので参考になります。

  • 2020年マンション大崩壊

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著者プロフィール

不動産プロデューサー。1959年生まれ。東京大学卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)、ボストン コンサルティング グループ、三井不動産などを経て、オラガ総研代表取締役兼全国渡り鳥生活倶楽部代表取締役。著書に『空き家問題』『不動産激変』『ここまで変わる!家の買い方 街の選び方』など。

「2022年 『2030年の東京』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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