ドナルド・トランプ 劇画化するアメリカと世界の悪夢 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2016年8月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166610891

作品紹介・あらすじ

空虚なポピュリストか? 歴代大統領一番人気のレーガンの再来か? トランプはレーガンの劇場型政治を模倣しているが、俳優というより劇画コミックの主人公だ。しかもトランプもそのことを自認している。大統領選も自分のビジネスに利用する男が本当に世界最重要国の大統領になってしまうのか?



目次

はじめに――トランプとレーガン

第1章 トランプ家創業者はドイツ貧農

第2章 トランプをつくった男

第3章 トランプはやはり問題児だった

第4章 トランプの結婚

第5章 トランプのビジネス

第6章 政治家トランプの肖像

第7章 トランプと「怒りの時代精神」

第8章 トランプの宗教戦争

第9章 福音派とトランプ

第10章 「封じ込めドクトリン」

あとがきに代えて――21世紀の「アメリカ問題」

みんなの感想まとめ

アメリカの現代政治を象徴する人物として描かれるトランプの姿は、彼の複雑な背景と魅力を浮き彫りにします。ドイツの貧農から成り上がった彼の人生は、父との関係やビジネスの厳しさといった要素が絡み合い、成功の...

感想・レビュー・書評

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  • トランプの生い立ちから、現在に至るまでを解説。
    発想の原点がよく分かる。

  • かなり批判的な書き方に思えるが、ドナルド・トランプ、その先祖を含めた伝記。人となりがよくわかる。お酒、カジノ、大学などホテル以外の事業も手がけていた事を知った。トランプが去っても第二のトランプを産む土壌がアメリカにはあるとの指摘が妙に納得できてしまった。

  • トランプ一族の「アメリカンドリーム」の本なのだがチャイニーズドリームの話と違って「夢」がない。むしろ「醜悪」と感じられるのは偏見なのだろうか。
    本書の読後感は良くないが、トランプという人物についての知識は今後の世界にとっても必要だろう。アメリカの次期大統領選挙まであと3年半、早く時間が過ぎてほしいものである。

    2017年読了。

  • ◼行き過ぎたポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)に対する批判

  • トランプ氏の人物像に主に焦点を当てている。ルーツ(祖父)から、子ども時代、政治の世界に身を投じるまで。劇画の主役としてのトランプに迫る。

    【面白かったポイント】
    ・レーガン⇔トランプ、カーター⇔オバマ
     単純化の威力の利用、演技力は共通
     壁を崩す人、築く人の違い
    ・臆病さ(婚前契約、黴菌恐怖症)
    ・米軍駐留経費支払いについては1980年からの主張
    ・アメリカのワイマール化

  • 白人の非熟練労働者が移民に敗れ、中高年男性の自殺率が急上昇している背景があり、恐怖心を煽って人心掌握を目指したという経緯がよくわかった。
    読む時機を失したが。
    1999-2014 年の自殺率が、全体で +24%、45-64 歳白人男性では +43% という数字は、重い。

    結婚するたびに極端に自分に有利な婚前契約を結ぶ慎重さが、予想外。しかし黴菌恐怖症は哀れに感ずる。握手恐怖で選挙運動をするのは、大変だったことだろう。

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