徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃 (文春新書 1092)

  • 文藝春秋 (2016年9月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784166610921

作品紹介・あらすじ

6人に1人の子どもが貧困という日本社会。

他人事だと放置すれば、43兆円が失われ、政府負担も16兆円増える――!



「現在15歳の子ども1学年だけでも、社会が被る経済的損失は約2.9兆円に達し、政府の財政負担は1.1兆円増加する」という衝撃的なレポートが、日本財団より発表されました。貧困によって学ぶチャンスを奪われた子どもたちは職業選択の自由を奪われ、回りまわって国の税収入は減ってしまいます。社会保障の「支え手」と期待されている若者たちが、「受け手」になってしまえば、日本国の予算は益々悪化してしまうでしょう。

子どもの貧困は「かわいそう」などという感情的な問題だけではなく、私たち一人ひとりの生活を直撃する重大な社会問題なのです。



本書では、すでに発表された経済的インパクトに関するレポートを丁寧に解説することに加え、新たに調査対象である生活保護世帯、児童擁護施設、ひとり親家庭の当事者たちへインタビューを行いました。

国内外での取り組み事例の紹介、日本が取るべき対策にまで踏み込みます。



◆目次◆

・第一章 子どもの貧困大国・日本

先進国最悪レベルと言われる子どもの貧困の全体像を探る

・第二章 子どもの貧困がもたらす社会的損失

貧困は学習機会を奪う。それは将来の所得格差にも繋がる

・第三章 当事者が語る「貧困の現場」

インタビューで見えてきた闇―ー「福祉は風俗に負けている」の意味とは?

・第四章 貧困から抜け出すために

必要な力は「非認知能力」? 学問的に貧困問題の核心に迫る

・第五章 貧困対策で子どもはどう変わるのか

海外で行われている最先端の貧困対策プログラムから見る、日本への示唆とは?

・第六章 子どもの貧困問題の解決にむけて

国内の取組み事例を見るとともに、日本に必要な政策を考える

感想・レビュー・書評

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  • 子供の未来のために、もっと充実した政策が必要。
    深く勉強したくなった

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)

    6人に1人の子どもが貧困という日本社会。
    他人事だと放置すれば、43兆円が失われ、政府負担も16兆円増える――!
    「現在15歳の子ども1学年だけでも、社会が被る経済的損失は約2.9兆円に達し、政府の財政負担は1.1兆円増加する」という衝撃的なレポートが、日本財団より発表されました。貧困によって学ぶチャンスを奪われた子どもたちは職業選択の自由を奪われ、回りまわって国の税収入は減ってしまいます。社会保障の「支え手」と期待されている若者たちが、「受け手」になってしまえば、日本国の予算は益々悪化してしまうでしょう。
    子どもの貧困は「かわいそう」などという感情的な問題だけではなく、私たち一人ひとりの生活を直撃する重大な社会問題なのです。
    本書では、すでに発表された経済的インパクトに関するレポートを丁寧に解説することに加え、新たに調査対象である生活保護世帯、児童擁護施設、ひとり親家庭の当事者たちへインタビューを行いました。
    国内外での取り組み事例の紹介、日本が取るべき対策にまで踏み込みます。

    児童養護施設にかかわった経験があるので、この問題を語るのは難しいんでは?と思いつつ手に取った本。
    当初の予想に反してしっかり踏み込んで書いてくれたなぁと言うのが感想のひとつ。
    お金だけあっても、貧困になるんですよ、子供は。
    その辺まで踏み込んでくれていたのは満足。
    ジブンゴトにするのは難しいのですよ。でもね、子供のお手本となり、子供の話を聴けるオトナにはることはどんな人でも可能だと思うの。
    話を聴いてあげれる余裕のあるオトナが目指すところかも。

  • 背ラベル:369.4-ニ

  • 現代の日本社会を舞台に、「子供の貧困問題をジブンゴトに」と訴えた本です。
    私自身もかなり啓発され、こうした日本の社会課題をよく知り考えるきっかけになりました。

    貧困から生まれる悪循環が社会全体に大きな影響をもたらす、子供がいなくとも国民それぞれに被害が生じる、と日本の貧困問題を考える大切さを学びました。後半では今ある教育制度や支援活動の他、今後改善に向けどうしたらいいのかにも言及しています。

    日本人として、多くの人が手に取り『子供の貧困問題』について考える機会となればいいなと思います !

  • ・内閣府のデータ 大学進学率は、全世帯平均で73.3%に対してひとり親家庭は41.6%、生活保護は32.9%となっている。世帯収入は、学力の差になり、学力の差は学歴の差になる。学歴の差は収入の差になる。

    ・学力が伸びる子どもとそうでない子どもの差は、子ども時代に大人と安定した人間関係を築いてこれたか。生活保護のこどもが大学進学をしない理由は、経済的理由だけではなく、周囲との関係や職業感にあることが多い。

    ・福祉は風俗に負けている

    ・ヘックマン教授らは統計的な分析の結果、認知能力を通じた影響(子どもの将来の所得や就業状態)はとても小さく、非認知能力を始めとしたその他の要因が大きい

    ・親向けプログラムが非認知能力に与える効果は、リスクの高い世帯ほど大きくなる。親の所得が平均以下の世帯や、母親の年齢が若い世帯では、親向けプログラムが非認知能力に与えるえいきが大きくなる。

    ・貧困の連鎖の正体の一つは、社会的相続の欠陥。お金、学力、非認知能力についてを正しく大人から学ぶことができていない。信頼できる第3者との出会い・ふれあいによって自身を取り戻すこともある。

    ・日本国内において、どのような貧困対策がどのような効果を持っているかを、継続的に学問的に検証した例は皆無と言って良い。海外では、RCTを活用した実験である、ペリー就学前計画・アベセダリアンプロジェクト、シカゴ幼児ハイツセンターがある。幼児期に非認知能力を正しく身につけることで、大学進学率が向上して年間収入に大きな影響を与えることが分かった。教育プログラムによって生まれる公的部門に対する投資対効果は約16倍。

  • 元同僚が関わっており、買わなくては、と思っていたのだけれど、謹呈を受ける。
    一読して、自分ごとにする、という本書の目的は達成されたとおもう。
    定量、定性、海外研究のレビューなどバランス良く感心。
    自分も頑張らなくては!

  • 貧困状態の子供→中卒、もしくは高校中退→就職困難→さらに貧困者増える→税収が減るという図式だそうだが、どうも腑に落ちない部分もある。難しい問題。

  • 親の責任論には共感するところが多いにある。

  • 興味深い記載が多かったが、分析が甘かったり論理の飛躍があるように感じた。また、子どもの貧困の定義のフォーカスが絞れていない点も気になった。包括的な支援よりも個別の課題を再定義・再整理して分析すべきだろう。

  • 貧困の連鎖から抜け出すためには
    資力
    学力
    非認知能力
    が必要と言われます。
    資力は子供自身では如何ともしがたいものがあります。
    また非認知能力は家庭の影響が大きいのでこれまた難しいかと。
    ただ学力は比較的自分の力でつけられます。
    本書は大学進学を是としてますが高専や工業高校商業高校に進む方が理にかなっると思います。

    社会的相続
    自立に必要な力を親だけに期待できない場合周囲の大人がどうやってフォローするか。
    資力、学力、非認知能力をどうやって授けるか

    本書は批判的に読めば確かにツッコミどころは満載です(苦笑)
    でもこの課題はホンマにちゃんとしなAI化時代にえらいことになります。
    せやから理屈抜きになんとかせなあかんと僕自身やれることをやろうと思います。
    最後の方に出て来る実例はホンマに参考になりますので一読の価値ありやと思います。

  • タイトルほど衝撃的な内容ではない
    子供の貧困を放置しているとどのくらいの社会的損失になるかを推計し、海外の取り組みを紹介
    日本の取り組みを紹介しつつもっと公的資金を投入すべしと提言
    読者にもジブンゴトとして関わるよう呼びかけている
    子どもの年齢における早期対策が有効とは古市憲寿の「保育園義務教育化」でもいっていた。 あちらの方が読み物としておもしろくわかりやすかった

  • 子どもの貧困率はOECD諸国と比較して最悪。子どもの貧困は、教育格差、そして将来の所得格差となり社会全体の収入低下をもたらす。貧困はお金だけでなく、非認知能力、つまり生活習慣、人や社会とかかわる力、意欲や思考なども悪化させる。

    戦後の混乱期には低所得階層からの這い上がりがストーリーとして語られていましたが、社会の安定化とともに、そのようなことが不可能になって来たということかもしれません。

  • 個々人でできそうなことについての提言は少ない。
    現状把握のためには良いかも。

  • ■全体では98%以上の子供たちが高校に進学する中で生活保護世帯では90%程度に留まっていることは,経済的格差が教育格差につながっていることを示唆している。
    ・高等学校等中退率を見ても全世帯が1.7%であるのに対して,生活保護世帯はその3倍の5.3%
    ・大学等進学率でみても生活保護世帯の子供たちは全世帯の半分以下にとどまっている
    ・進学率や中退率が現状のまま放置される,つまり学歴が低下し就業形態が悪化すると所得が減少し,税収や社会保険料収入も減少してしまうとともに,無業者の増加により生活保護などの公的支出は増加する
    ■子供の貧困は何をもたらすのか。
    ・男性の場合中学卒だと40歳時点の就業率は76.6%に過ぎないが,高校卒だと89.9%にまで上昇。女性の場合も中学卒の場合の40歳時点の就業率は56.4%だが高校卒だと67.7%
    ・中学卒の男性の場合,正規雇用なのは60.5%に留まるが,大学・大学院卒だと85.6%が正規雇用。女性についても中学卒だと40歳時点の正規雇用者は24.4%だが大学・大学院卒だと56.3%まで上昇
    ・大学・大学院卒男性の40歳時点の年収は676万円だが非正規社員だと387万円に留まる。女性についても大学・大学院卒の正社員であれば年収は40歳時点で544万円だが非正規社員だと313万円に留まる
    ・学歴間の賃金格差は正社員において特に大きく,正社員の男性の場合,中学卒だと年収は439万円だが大学・大学院卒だと676万円であり,女性の場合も中学卒だと316万円だが大学・大学院卒だと544万円
    ■教育格差はトリプルパンチで経済格差を生み出している。
    ・第一に就業率,第二に雇用形態,第三に所得
    ■非貧困世帯出身の男性の場合,最終学歴が中卒となるのはわずか4.6%であるが,生活保護世帯の場合,四分の一に近い23.8%が中卒であり非貧困世帯の5倍以上である。
    ・子供の貧困が教育格差を生み,社会に出てからの経済格差を生み出し,貧困を再生産させていることが分かる
    ■社会的損失① 大卒は半減し中卒は4倍増に
    ・中卒者3万2000人のうち二万人は高校中退によるもの
    ・貧困世帯の場合経済的な要因や家族の要因により中退率が高い
    ■社会的損失② 非正規社員や無業者が1割増加
    ■社会的損失③ 一人当たりの生涯所得が1,600万円減少
    ・毎年の所得に換算すると280万円程度
    ■社会的損失④ 一人当たりの財政収入が600万円減少
    ・個人の所得が減少すれば税収や社会保険料収入が減少
    ・無業者が増加すれば生活保護等の社会保障給付が増加
    ・子供の貧困が改善されれば毎年85万円程度の財政収入が増え,生涯で3800万円もの財政的なプラスを生み出す
    ■社会的損失⑤ 所得が40兆円超,財政収入が16兆円失われる
    ・子供の貧困を放置することによりスカイツリーの総事業費650億円に匹敵する所得が毎年失われることになる
    ・国家財政収入への影響は更に深刻で子供の貧困の放置により財政収入が15%以上減少することになる
    ■自立する力の要素① お金
    ■自立する力の要素② 学力
    ■自立する力の要素③ 非認知能力
    ・ペリー就学前計画という研究によれば学力以外の要因が高校卒業率を高めていることが明らかとなったが,この学力以外の要因とは「非認知能力」と呼ばれ,意欲,自制心,やり抜く力,社会性など,国語・算数・理科・社会といった認知能力以外のものを指す
    ・現行学習指導要領で掲げられる「生きる力」とも重なる部分が多い概念
    ・乳児期から学童期まで発達に必要な要素は「基本的信頼」「自律性」「積極性・自主性」「勤勉性」などの非認知能力
    ■幼児教育は生涯にわたって大きなインパクトをもたらす
    ・幼児期に受けた教育プログラムの効果は,その期間の学力を向上させるだけでなく,長期的な進学率にまでプラスの影響を及ぼす
    ■足立区の「子供の健康・生活実態調査(2015年)」結果から
    ①生活困難世帯では,虫歯の本数が多く,予防接種(自己負担なし)を受けていない割合が高い傾向にある
    ②運動や読書週間により生活困難な状況においても逆境を乗り越える力を培える可能性がみられる
    ③困った時に保護者に相談できる相手がいると,子供の健康に及ぼす生活困難の影響を軽減できる可能性がある
    ④子供を取り巻く家庭環境や生活習慣を変えていくことで,子供の貧困の連鎖を軽減できる可能性がある

  • 子供の貧困を他人事にしないために、社会的な損失という視点を取り入れているという点が特徴。実態の報告から政策の提言までバランスよく含まれていて、非常に分かりやすくまとめられていた。

    本書で取り上げられる子供の貧困とは、発展途上国で見られるような家、食事などの基本的な生活権に欠く絶対的な貧困よりも、平均的な生活水準からのかい離で測った、相対的な貧困に焦点を当てたものである。

    そのため、深刻さが伝わらなかったり、そもそも子供に貧困の存在自体が認知されにくい。

    しかし、このような相対的な貧困が、進学率の低下等のかたちで間違いなく世代を超えて相続されており、さらに相対的貧困世帯に対する社会保障施策は、財政面でも負担をかけている。

    一方、政策効果の分析から、子供の相対的貧困対策は、費用対効果が高い政策でもあるということも示されている。

    世代を超えて影響が及ぶことも考えると、早い段階で取り組んでいくことは非常に大切なのではないかと考える。

    若手の研究者ながら、実態に寄り添いつつ政策提言を分かりやすくまとめているという点で、良書だと感じた。

  • 我が国において、子供の貧困は見えづらい。
    なぜならこの国での子供の貧困とは相対的貧困であり、我々が一般的にイメージする「着る物も食べるものもなく、やせ細って腹部だけが膨らんでいる」子供ではないからだ。
    しかしその分かり難さゆえに、非難の的になったり、適切な対応が取られなかったりする。
    格差は深刻だというのに、多くの人はそれに気づけなかった。
    本書で取り上げられている記事等の中で、朝日新聞における特集、「子どもと貧困」、NHKスペシャルでの報道については、私も読んだり見たりしていたし、母が福祉行政に携わっていたこともあり、知識の素地はあった。
    しかし思っていた以上に格差が年々広がっており、子供の貧困がもたらす社会的損失が大きく、古い知識では間に合わないことを悟った。
    このままでは日本は確実にすべての部門で立ち行かなくなることが明らかである。
    にもかかわらず、子供に対する支援は高齢者に対するそれに比べて圧倒的に少なく、お粗末としか言いようがない。
    これで先進国とは!
    しかし私はここで世代間の対立を煽りたいわけでも、政治的可否を問いたいのではない。
    とにかく、長期的かつ幅広い視点で問題を把握し、解決のためのプロセスを整備すべきだと言いたいだけなのだ。

    読書が子供達の自立や貧困から抜け出す一助になるということ、また親向けのプログラムが子供の非認知能力に大きく関わるという指摘は印象的だった。
    ここで例として取り上げられている「グリムスクール」をアルバイト先で扱っていたこと、自身が読書好きであることから、期待を過度にかけているかもしれないが、それを差し引いたとしても傾聴に値する。

    私も中学生の頃から母子家庭で育ってきた。
    「貧困」ではなかったが、親の努力、図書館など地域の教育施設、奨学金によって今、こうして生きていられる。
    当事者ではないが、決して遠くはないところにいた。
    だから、もっと知りたい。
    力になりたい。
    「ジブンゴト」、そう捉える人が少しでも多くなることを心から願っている。

  • 子供の貧困とは17歳以下の相対的貧困の割合。
    相対的貧困とは可処分所得の真ん中に満たない暮らしをしていること。学歴と収入は比例しており、特に大学進学率の差が大きく、教育格差が将来の所得格差につながる。
    貧困を定義すると、可視化する上で統計データがあるものとして、生活保護世帯、児童養護施設、ひとり親世帯に分類できる。
    現状を放置すると、非正社員や無業者が増えることで税や社会保険料の負担は減るが、生活保護などの社会保障給付が増える。
    就業者数が少ないと、税収が減り、社会保障給付額も増えない。
    経済や財政が悪化し、社会保障給付額や公共サービスを削減、税負担の増加など社会全体の負担が増す。結果として、犯罪の増加や結婚や出産のハードルが上がり、社会不安も高まる。貧困の再生産は続くこととなる。

    学歴は関係ないと言う人がたくさんいますが、新卒の給料をみても何高卒と大卒では大きく開きがあります。大卒しか採用しない企業も沢山あるため、中卒や高卒は不利です。スタートが違うため、将来的な所得格差が発生します。
    貧しい家庭では日々生活していくことで精一杯のため、塾や習い事に通わせるお金もありません。数年前から自分の職場でも、正社員は大卒のみの採用となっています。私自身も高卒、大卒どちらも部下として受け持ったことがありますが、高卒はすぐ感情的になったり、短絡的な思考の持ち主が多いように思えます。
    教育格差が所得格差となり、貧困の連鎖が生まれるのだと強く感じました。

  • 子供の貧困が、貧困の連鎖を産み、ひいては社会的損失を生む。小さいうちからの、適切な教育が、そのリスクを減らす。行政マンとして、非常に有意義な本であった。私も、行動を起こしていきたい。と思いました。また、子供の救済と合わせて、親への教育も必要である。

  • ■4章ー貧困の連鎖の断ち切り方
    ・「社会的相続=自立する力の伝達」が重要。
    ・自立する力には以下の3つの要素がある。
     1)お金(勤労)
      →就学・就業に必要。就業感にもつながる。
     2)学力(認知能力)
      →未だ学歴社会のため必要。子の教育投資にも。
     3)非認知能力
      →自制心、やり抜く力、社会性など。最重要。
    ・乳児期から学童期までは、以下の要素を以下の順序で体得することが重要。
     1)基本的信頼
      →両親は絶対に助けてくれるという安心
     2)自律性
      →まずは自分でやってみる、失敗してもOK
     3)積極性・自主性
      →他者との関わり。分担、責任感、我慢など
     4)勤勉性
      →やり抜く力、努力の重要性

    ■5章ー実証実験
    ・以下の3つの事例が4章の理論を裏付け。
     1)ペリー就学前計画
     2)アベセダリアンプロジェクト
     3)シカゴハイツ幼児センター
    ・幼児期の数年のプログラムが、30年以上後の就業状況や所得に影響することを確認。
    ・幼児期の非認知能力向上は、将来の所得や就業確率向上の効果が大きい
    ・非認知能力とは社会性や他者とのコミュニケーション能力のこと
    ・親向けプログラムは、こどもの非認知能力を育てる
    ・非認知能力のある子ほど、自助努力ができるため、認知能力の伸びが大きい
    ・まず非認知能力、ついで認知能力を高めると、効率が良い

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