続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

  • 文藝春秋
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レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166611584

作品紹介・あらすじ

2017年2月刊行『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』の第2弾。偉大な構成を残し、今なお挑戦し続ける各界の著名人たちの生きざまを、細胞学者にして歌人の永田和宏氏が、「天才の原点」を引き出す。若き日の大きな決断の時、思い切って一歩を踏み出した瞬間、など生きていく上で道しるべとなる珠玉の言葉があふれた一冊。第1章 池田理代子(劇画家・声楽家)自分が今ここにある意味を見つけよう「人間の一生のうち、自分がやりたいことにチャレンジできるチャンスというのは、一回か二回巡ってくるかこないかだと思います」第2章 平田オリザ(劇作家・演出家・青年団主宰)わかりあえないことから「コミュニケーション能力なんていうものは大したことはない。恐れることはないんです」第3章 彬子女王殿下(京都産業大学日本文化研究所専任研究員)石橋を適当にたたいて渡る「自分に対して嘘をつかない正直な生き方をすることを、留学を通して学んだ気がしております」第4章 大隅良典(東京工業大学栄誉教授・2016年ノーベル生理学・医学賞受賞)知りたいという欲求「信頼する人が面白いと言ってくれることだけで、相当な苦労もしのげるようになります」

感想・レビュー・書評

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    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001697944

  • 資料ID:98180019
    請求記号:081||B||1158
    配置場所:工枚特集①
    (※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)

    ☆特集展示「新生活セットアップセレクション」☆

  • 池田理代子
    ○基本的に後悔のない人生はない。
    ○人間の一生のうち、自分がやりたいことにチャレンジできるチャンスというのは、1回か2回巡ってくるか来ないかだと思うのです。

    平田オリザ
    ○ひとりひとりの学生さんが、今、どんなコミュニケーション能力を必要としているのか、10年後にはどんな能力が必要となるのか、問題を切り分けて、コミュニケーション教育をしていただきたい。
    ○グローバルコミュニケーションなどというものはない。普遍的なコミュニケーション能力というものはない。地域や時代によって、要求されるコミュニケーション能力はさまざまです。
    ○日本人はまじめなので、コミュニケーション能力を人格と混同してしまう。でも、ナイフとフォークの使い方がうまい人の人格が高潔なわけではない。マナーとして覚えておけばいいだけのことなのです。
    ○言葉の使い方や、言葉から受けるイメージは、人それぞれ大きく違います。それを、社会言語学ではコンテクストと呼びます。
    ○コンピユータは、情報をフラットに扱います。人間は、価値判断をしてから情報を扱います。だから早い、でもよく間違える。
    ○コミュニケーション能力なんていうものは大したことはない、恐れることはないです。
    ○何となく人生を棒に振るのはだめだ、どうせなら美しく振れと言っています。
    ○もはや、18歳や22歳の時に持っている知識や能力で60歳まで生きていける世の中ではありません。
    ○どこででも自分の仕事を作ってゆける能力をこの4年間で身に着けたほうがいい。
    ○大人は、結構適当にコミュニケーションをとっているものです。
    ○突き詰めて考えてしまうとコミュニケーションは大変なので、おおざっぱに考えた方がいい。他人のことなんかわかるはずはない、くらいのつもりでいたほうがうまくいきます。
    ○他人に強要できるほどの客観的合理性はない。
    ○演劇にしても短歌にしてもそうですが、古くから続いている芸術ほど、受け手の想像力にゆだねる部分が多くなっています。逆にテレビやインターネットは、受け手の想像力を奪う装置ですよね。
    ○今の若い人たちはコミュニケーション能力が低下していると言われますが、どんな言語学者、どんな社会学者に聞いてもそんな科学的な数値や統計はない。良心的な人は、「どちらかと言えば上がっているんじゃないの」と言っています。
    ○普遍的なコミュニケーション能力などはありません。

    大隈良典
    ○大学の授業は自分から興味を持って聞くものであって、受動的に感動は得られないと感じたものです。
    ○勉強の仕方さえわかっていれば知識を詰め込む必要はありません、必要なときに必要なことを勉強するのが、本当の勉強ではないかと思います。
    ○役に立つというのはいったいどういうことなのかを考えず、ただ免罪符のように「役に立つことをやりたい」と言わなくてはならない風潮は、少し怖いような気がします。
    ○文化とは、精神面も含めて、人間生活がより豊かになっていくものだと考えています。
    ○われわれ年を取った人間は、若い人に何かを教える以上に、自分を見てくれという姿勢がないといけないのではないかと思っています。どんなふうに人に感銘を与えられるか人それぞれですが、研究者がおのずから疲弊しては意味がない。
    ○私は、理解者というより、あなたのファンをつくりなさいとよく言っている。

  • 池田理代子、平田オリザ、彬子女王、大隈良典の四氏が自分の挑戦・取り組みを語るもの。想像していたより面白い、いい本だった。それはたぶん、この本のために編まれたものではなく、研究者であり歌人でもある永田和宏氏の主導のもと京都産業大で開いた「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば、何かが始まる!」という講座の記録だからだろう。この講座、演者の講演の後に演者と永田氏との対談があり、本書もその流れで編まれることでいい効果を出している。対談で永田氏がうまく演者の魅力やポイントを明らかにしてくれている。
    四氏に総じて感じられるのは、面白そうだと思ったことに飛び込んできたこと。岐路で必要な力はあくまでシンプルで、思い切りと情熱にあり。それでいて、その思い切りや情熱の原点をしっかり言葉にできていること。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00261155

  • 2018年3月2日(金)に新大阪駅構内の書店で購入。同日読み始め、4月5日(木)に読み終える。第3章だけ残念な感じ。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:159.7||B
    資料ID:95180498

  • 京都産業大学の教授、そして歌人である永田和弘名誉教授がオファーした、大学での講演・対談シリーズ 第2弾。前作も興味深く、そして 天才と言われるまでに至った人達の苦しみ・挫折・努力・そして今を人間味豊かに語っていて、大変面白かったので、続編も手に取ってみた。
    前作は山中伸弥教授や羽生棋士、是枝監督などそうそうたるメンバーで、(今回はどうかしら???)と少し思ったのだが・・・・・面白かった。

    「ベルサイユのばら」の漫画家 池田理代子さんは「オルフェウスの窓」を描いて人気絶頂の時に 音大受験して声楽家になっていた。

    今回一番(凄い!!)と思ったのが 劇作家の平田オリザ氏
    『現代社会で「コミュニケーション能力が大切」とヒステリックに叫ばれているが・・・』と始まる、コミュニケーションについての話はとても興味深かった。
    海外での公演も高く評価され、大阪大学で医学部などの学生にコミュニケーションについて講義をしている平田氏。なんと 世界一周をするために定時制高校へ行きお金を貯めて、高校2年生の時 自転車で世界一周している。
    海外に目を向けた文化の違いを分かりやすく、楽しく紹介できるのは 実際に経験したからこそだろう。
    一読の価値あり!!

  • やはり面白かったのは池田理代子先生。
    まさか 47歳で音大声楽科に入学していたとは知りませんでした!それも40歳で思い立ち 45歳まで悩んで
    2年かかって合格!!受かることが天才だとは思うのですが
    やりぬく力は素晴らしいです 見習いたい

  • 僕が僕である事を認めてもらえる環境に身を投じること。
    それが僕が何者であるのかを知る手がかりになるのかもしれないと感じた。

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著者プロフィール

1947年12月18日大阪市生まれ。
東京教育大学(現・筑波大学)文学部哲学科在学中より漫画を描き始め、1972年から連載を始めた代表作『ベルサイユのばら』は空前のヒットを記録し、宝塚歌劇団の舞台でも上演されるなど、漫画の枠を超え幅広い層に永く愛される。
現在は活動の幅を広げ、劇画家、声楽家としても活躍の幅を広げている。

主な作品
『ベルサイユのばら』
『オルフェイスの窓』
『女帝エカテリーナ』
『天の涯まで-ポーランド秘話-』
『栄光のナポレオン-エロイカ-』
『おにいさまへ…』

「2013年 『聖徳太子(7) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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