野球バカは死なず (文春新書 1167)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166611676

作品紹介・あらすじ

毒舌全開、乱闘必至!エモやん最後のワイルドピッチ! ダンディーな佇まいと爽やかな語り口で人気を博す一方、歯に衣着せぬ率直さで物議をかもしてきたエモやん。「自分の人生はラッキーだった」と振り返るエモやんだが、その70年はまさに波瀾万丈。 猛烈なシゴキやケツバットの嵐に耐え、甲子園出場を掴んだものの、部員の不祥事であえなく出場辞退となった高校時代。監督との軋轢に悩んで寮を脱走したこともあった大学時代。プロ球団からは声がかからず、折れそうになる気持ちをひたすら鼓舞し続けた社会人野球時代……。 そして偶然が重なってドラフト外でプロ入り後、エモやんを待ち受けていたのは、規格外のドデカいプロ野球選手たちだった。 張本勲は、フリーバッティングで対面した投手を最高の状態に引き上げてくれる不思議なパワーを持っていた。野村克也監督は、「わしはお前をずっと見てたんや」の一言で選手のハートをわしづかみにし、たちまち大活躍させてしまう人心収攬術の持ち主だった。長嶋茂雄がバットをスイングすると、その瞬間、フラッシュのような光がバットから放たれた。「悲劇のエース」小林繁がスパイクの刃を研いで殴り込みに行った相手とは? ほかにも、吉本の芸人たちがわざわざ球場に勉強しにくるほどのヤジの達人たち、女遊びの名人(?)など、爆笑エピソードが満載。「ベンチがアホやから野球がでけへん」騒動で引退後は、ドラマや映画に出演し、さらには政界にも進出。各界の大物たちとの交流のなかでエモやんが学んだ「一流」と「超一流」の差とは?そして古希を迎えた2017年、突然のがん宣告。がんになって初めてわかったこと、がんが教えてくれたこととは?……どんな世界にも共通する教訓が散りばめられ、人生の意味を考えさせられるエピソードも満載。 まさに直球勝負で人生を駆け抜けた男の、爽快かつ滋味溢れる一代記だ。

感想・レビュー・書評

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  • 江本氏の伝記的、自署です。

  • 江本孟紀の自伝的内容。

    彼の高校・大学・東映時代、そして南海から阪神、引退後のタレント活動を経て議員になるまで、どれも面白かった。
    また、野村克也から江本についての記述は何度となく読んだが、江本が野村を語ることはなかったので新鮮だった。

  • 国会議員としていろいろスポーツ関係の法律を通している。

  • 久しぶりにエモやん節を堪能。
    なんでいつも斜めに構えているのかわかった気がする。

  • 江本さん、ガンだったのか。母校再建に力を貸してください。

  • 【毒舌全開、乱闘必至!】長嶋、王、野村、張本ら怪物の真実、ヤジ将軍や女好きの異色選手たち……野球バカに徹して生き抜いたエモやんの抱腹絶倒の一代記。

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著者プロフィール

1947年高知県生まれ。高知商業高校、法政大学、熊谷組(社会人野球)を経て、1971年東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)入団。その年、南海ホークス(現・ソフトバンクホークス)移籍、1976年阪神タイガースに移籍し、1981年現役引退。プロ通算成績は113勝126敗19セーブ。防御率3.52、開幕投手6回、オールスター出場5回、ボーク日本記録。1992年参議院議員初当選。2001年1月参議院初代内閣委員長就任。2期12年務め、2004年参議院議員離職。現在はサンケイスポーツ、フジテレビ、ニッポン放送を中心にプロ野球解説者として活動。2017年秋の叙勲で旭日中綬章受章。アメリカ独立リーグ初の日本人チーム・サムライベアーズ副コミッショナー・総監督、クラブチーム・京都ファイアーバーズを立ち上げ総監督、タイ王国ナショナルベースボールチーム総監督として北京五輪アジア予選出場など球界の底辺拡大・発展に努めてきた。ベストセラーとなった『プロ野球を10倍楽しく見る方法』(ベストセラーズ)、『野村克也解体新書 完全版』(清談社Publico)をはじめ著書は80冊を超える。

「2023年 『阪神タイガースぶっちゃけ話 岡田阪神激闘篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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