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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784166611843
作品紹介・あらすじ
明治150年に贈る、幕末維新をきっかけに思いしなかった苦労に見舞われた大名・華族の姫君たちの物語。
深窓の令嬢どころか、堅固なお城の大奥で育った、正真正銘のお姫様たちも、維新の大波には翻弄されます。しかし、決してそれにめげることなく、それぞれの運命を逞しく生き抜いてもいきました。
徳川家では、最後の将軍、慶喜の義理の祖母でありながら、淡い恋心を交わした一橋直子、また、そのとばっちりを受けた形の、正妻の徳川美賀。
加賀百万石の前田家では、東大の赤門を作るきっかけとなった、将軍家から嫁入りした溶姫のさみしい晩年。
九州の大藩、鍋島家では、新政府の外交官になった夫とともに、ヨーロッパに赴き、社交界の華とうたわれた鍋島胤子。
篤姫や和宮など、メジャーどころはもちろん、歴史教科書には出てこない、お姫様たちの生涯は興味津々。
とくに落城の憂き目にあった姫君たちの運命には、思わず涙します。
なかでも、もっとも数奇な運命をたどったのが、四賢侯の一人、松平春嶽の側室の子である池田絲。維新後の混乱で彼女は松平家の庇護を受けられず、なんと芸者に。そこで、お雇い外国人であったフランス人の軍人と知り合い結婚。二人の間に出来た子が、明治の歌舞伎界の大スターである十五世市村羽左衛門! まるで小説のような物語がそこにあります。
20人を超える姫君たちの物語にご期待ください。
感想・レビュー・書評
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著者、岩尾光代さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
岩尾 光代(いわお みつよ、1946年1月12日 - )は、日本のジャーナリスト。毎日新聞社の編集者。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
明治150年に贈る、幕末維新をきっかけに思いしなかった苦労に見舞われた大名・華族の姫君たちの物語。 深窓の令嬢どころか、堅固なお城の大奥で育った、正真正銘のお姫様たちも、維新の大波には翻弄されます。しかし、決してそれにめげることなく、それぞれの運命を逞しく生き抜いてもいきました。 徳川家では、最後の将軍、慶喜の義理の祖母でありながら、淡い恋心を交わした一橋直子、また、そのとばっちりを受けた形の、正妻の徳川美賀。 加賀百万石の前田家では、東大の赤門を作るきっかけとなった、将軍家から嫁入りした溶姫のさみしい晩年。 九州の大藩、鍋島家では、新政府の外交官になった夫とともに、ヨーロッパに赴き、社交界の華とうたわれた鍋島胤子。 篤姫や和宮など、メジャーどころはもちろん、歴史教科書には出てこない、お姫様たちの生涯は興味津々。 とくに落城の憂き目にあった姫君たちの運命には、思わず涙します。 なかでも、もっとも数奇な運命をたどったのが、四賢侯の一人、松平春嶽の側室の子である池田絲。維新後の混乱で彼女は松平家の庇護を受けられず、なんと芸者に。そこで、お雇い外国人であったフランス人の軍人と知り合い結婚。二人の間に出来た子が、明治の歌舞伎界の大スターである十五世市村羽左衛門! まるで小説のような物語がそこにあります。 20人を超える姫君たちの物語にご期待ください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
徳川幕府が瓦解するまでの270年もの長き間、お城やお屋敷、宮殿の奥深くで蝶よ花よと育てられた姫君たち。そんな彼女たちに時代の大波が襲いかかった!庶民が羨ましがるような雅な生活様式とはかけ離れた、格式や風習に束縛された世界から急転直下、生活のすべての変容を余儀なくされる様は、生々しく痛々しい。生まれついたる宿命とはいえ、吹き荒れる時代を逞しく生きていかざるを得なかった女性たち。 正史では窺い知れない明治維新の舞台裏の人間模様が綴られた労作です。
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文章が稚拙。
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38人の幕末明治の「姫君」たちの姿が簡潔に記されている。・・が誰の娘、誰の養女、誰の妻と系図は複雑。公家系統、徳川系統でけっこう婚姻がなされている。また夫と妻も何代か遡るとどこかでつながっている。側室がいるからある者は子供がたくさん。側室は身分上は使用人扱いであるが、側室の子はそれなりの所に養子、婚姻している。側室は借り腹、まさに男系思想なのだなあと感じる。
慶喜をめぐる徳川の女、として6人紹介されている。
まず、実母登美宮吉子女王。有栖川宮家の娘。慶喜は斉昭の正室の子なのだ。
養子に入った一橋家での祖母、一橋徳信院直子。系図上は祖母だが年は10才上でしかなく、一橋家を相続したのは10才。少年慶喜にとっては胸の内を語れる終生のパートナーだったと書いている。
正室、美賀子。当初慶喜は一条千代と婚約していたが疱瘡にかかり千代が辞退。そのため今出川公久の娘だった美賀子が「代役」に。一条家の養女となり婚約。養女となることで明治天皇の皇后となった昭憲皇太后とは義妹となる。慶喜が養祖母徳信院と仲がいいため、こちらの夫婦仲が悪いというのが、慶喜擁立派の松平春嶽家の側近、中根雪江の「昨夢紀事」に内情がつづられていると言う。結婚してすぐ慶喜は将軍後見として京都に行きそのまま明治まで10年位は別居。静岡でやっと慶喜と同居。明治27年没。
慶喜の子慶久の妻、美枝子。慶喜の母方祖父・有栖川宮織仁親王は、美枝子の父方曽祖父、ということは慶久にとっても有栖川熾仁親王は曽祖父。「徳川慶喜家の子供部屋」の著者・榊原喜佐子氏の実母である。喜佐子氏から見ると、父慶久は1歳の時、母美枝子も10才の時に亡くなってしまうので、「~子供部屋」では何も語られていなかったが、この本ではこの二人の結婚生活は悲劇の色合い。
慶喜の孫・蜂須賀年子。母が側室中根幸の四女筆子。父は侯爵蜂須賀正韶。祖父は元阿波徳島藩主・蜂須賀茂韶で三田に5万坪の屋敷を構えており、年子はそこで生まれた。蜂須賀侯爵家の財源は北海道の大農場。祖父は明治26年から雨竜村を中心に1町5村にまたがる蜂須賀農場を経営しその小作料収入が大きかったようだ。だが昭和初期には小作争議が起こり打撃をこうむる。著書「大名華族」
徳川幹子 戦後水戸で開拓生活
父は慶喜の5男・池田仲博(鳥取池田家に養子・当主)母・享子は池田家の娘だが享子の祖父慶徳は慶喜の異母兄。幹子の夫は水戸徳川家12代・篤敬の次男に生まれ祖父10代・慶篤は慶喜の同母兄。夫宗敬は一橋家に養子に。一橋家には慶喜の3女鉄子=幹子の父の同母姉が嫁いでいて姑となる。・・・すごい濃い血。
入植した水戸の土地は水戸徳川家の土地だが農地解放で34戸に払い下げられ、幹子の夫が一部を買って入植。第一次世界大戦直後に夫婦でドイツで生活し逞しく生きるドイツ貴族をみたからという。著書「わたしはロビンソンクルーソー」
2018.9.20第1刷 2018.11.15第4刷 図書館 -
ディズニープリンセスみたいに憧れの白馬の王子と結ばれるのがお姫様ではありません。
政略結婚、跡継ぎの男の子および駒として使える女の子を産むのが使命。
そして大事なのは格式。
たくさん家系図が載っているのですが、公卿・藩主・徳川だけですよね?
たとえば朝敵とされてしまった会津ですが、昭和3年維新から60年を経て、会津藩主の孫が皇室と結婚することになり、ようやく「朝敵」の呼び名から解放されたそう。
それなのに戦後美智子様という平民が皇室に入ってきて、当時の偉いお姉さまたちは酷く憤慨されたご様子。
前田溶姫や威仁王妃慰子はマリーアントワネットのようだし、徳川美賀子はダイアナ妃のようだし。
その他にもいろいろ、とても面白いお話でした。
せっかくなので目次を記録。
第一章 徳川瓦解を見届けた妻たち
1 江戸城の最期に立ち会った大奥の主 天璋院篤姫
2 徳川家存続こそ願い 皇女和宮(和宮親子内親王)
3 「十六代」と宗家を守り抜いた生涯 徳川泰子
第二章 慶喜をめぐる徳川の女
1 内乱の水戸城を守った“女城主”は慶喜の母 豊美宮吉子女王
2 徳川慶喜の「初恋のひと」か 年上の女当主 一橋徳信院直子
3 安政大地震に迎えられた花嫁 徳川美賀子
4 「明治の公武合体」は悲劇の結末 徳川実枝子
5 斜陽の侯爵家を支えた慶喜の孫 蜂須賀年子
6 地下足袋の伯爵夫人 徳川幹子
第三章 有栖川宮家
1 待ち望んだ結婚は儚く 熾仁親王妃貞子
2 桃中軒雲右衛門をブームにした大妃 熾仁親王妃菫子
3 明治「皇太子妃」に擬せられた孤高の貴婦人 威仁親王妃慰子
第四章 前田家
1 東大「赤門」を造らせた将軍の娘 前田溶姫
2 幕末の前田家を救った「成巽閣」の女主人 真龍院隆子
3 幻の会津松平容保夫人 前田禮姫
4 母の夢とともにパリに死んだ社交界の花 前田渼子
第五章 鍋島家
1 日本に西洋風の社交界の誕生を願って 鍋島胤子
2 イタリア王室に日本の伝統文化を 鍋島栄子
3 天皇三代「激動の時代」を日記に記録 梨本宮伊都子妃
4 会津と宮廷の歴史を背負って 松平信子
5 李王朝最後の皇太子妃、韓国に死す 李王妃方子
終章 戦火のかげで 落城の妻たち
1 維新をめぐる落城第一号 松平寿子
2 「死んだはず」の正室たちの謎 松平維子・光子
3 戦争を描いた生々しい脱出行の記録 丹羽久子
4 戊辰の悲劇「会津城の戦い」の陰に三人のおんな 照姫と容保の二人の側室
5 敗軍の盛岡城を救った姫 南部郁子
6 主戦派の夫が斬首され、奇跡の逃避行 小栗道子
7 打ち捨てられた大名の姫 池田絲 -
明治維新の激動に翻弄された宮様や姫君たち。
和宮と天璋院は有名ですが歴史の表舞台に登場するのは男性ばかりです。彼らの妻子や縁者は歴史書や教科書に載ることもなく知られていませんがその人々に光を当てる本でした。
騒乱に巻き込まれ身重で逃れた女性、縁戚関係を築くために嫁がされる女性等々、当時の身分ある女性が幕府の瓦解と明治政府の誕生の流れに巻き込まれ呑まれてゆく姿が分かりました。 -
東2法経図・6F開架:210.61A/I95h//K
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歴史の表舞台に登場はしないけれど
大きな影響を与えた女性たち
幕末の動乱から明治まで
様々な女性の苦悩が語られる
ラスト、美智子様への風当たりは腹立たしい
≪ 近代へ 表と裏の 女性たち ≫ -
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この本を読んで、つくづく歴史は男視点で描かれているなぁと感じた。明治維新あたりで有名な女性といったら、天璋院と和宮くらいだろうか。
この本には、さまざまな女性が描かれていて、興味深かった。歴史がより面白く感じられた。 -
ふむ
著者プロフィール
岩尾光代の作品
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