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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166611935
作品紹介・あらすじ
いま「お金」の現場で何が起きているのか。
すさまじいスピードで変化している状況をリアルに伝える。
デジタル革命がもたらしたフィンテック--AI(人工知能)を利用したビッグデータ分析、仮想通貨、中央銀行が発行するデジタル通貨、進むキャッシュレスレス化など--は、私たちの生活を大きく変えつつある。
仮想通貨がブームとなり、各国の中央銀行はデジタル通貨の発行を検討している今、世界では現金が消えつつある。キャッシュレス大国のスウェーデンや中国では、すでに現金を使う機会は激減している。
現金は消え、「お金」はデジタル情報となってネットの世界を駆け巡っている。
スマホとインターネットを通じて常に誰かとつながる時代、個人のあらゆる購買や行動は記録され、そのデータを企業が奪い合う時代に突入した。
こうした変化は必然的に銀行や保険会社のビジネスモデルにも大きな影響を与えている。
もはや銀行の競争相手はプラットフォーマーだ。単純な事務作業はロボットが担う時代、銀行員の本当の仕事とは何か。
保険会社もデジタル化によってビジネスモデルが変わってしまった。もはや「まさかのときの保険」という時代ではない。
いま「お金」の世界で何が起きているのか、そして未来はどうなるのか。経営者、投資家、金融関係者、学識者ら100人以上の取材をとおして、いま私たちが置かれている状況を描き出す。
みんなの感想まとめ
お金の未来に迫るこの書籍は、フィンテックの進化が私たちの生活やビジネスに与える影響をリアルに描写しています。デジタル通貨やキャッシュレス化の広がりを通じて、金融業界の競争環境が変化し、銀行や保険会社も...
感想・レビュー・書評
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マネーフォワードやウェルスナビ、海外のキャッシュレス化の紹介を通じて、ここ数年のフィンテックによる金融の大きな変化が感じられた。
デジタル通貨だろうが、現金だろうが、自分の資産をどう活用をして、どうやって豊かな人生を実現するかを考えるのは自分自身。
AIが提示した結果に対して、疑いを持てるようなお金に対してのアイデンティティを持つことが、これから先は重要だと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
積読新書の一掃キャンペーンの一環。日本のお金に関わるIT化は、どれも中途半端だと思います。中国や途上国に先を越されるのは仕方ないとしても、もう少し真剣に取り組んで欲しいものです
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フィンテックについて書かれた本。
毎日新聞記者が書いているから、新聞記事的な記載。
そんなに突っ込んではいないけど、だいたいの現在の動きが分かる。
銀行以外のIT職種が金融業種のライバルになるというのは、GAFAのプラットフォーマーたちがライバルになっている他の職種と同様。
メガバンクが脅威に感じ、フィンテック企業と協業したり、人員の削減をしようとしている。
メガバンクですら安泰としていられない。
世の中の大きなうねりを感じる。テクノロジーの進化によるビジネス形態の変化のスピードはより速くなっていくのだな。
ITを活用した保険サービス「インシュアテック」
健康状態の改善度合から保険料を割り引いていく「健康増進型保険」
保険は健康でいてもらうことでコストを抑えられるので、理にかなっている。
ただし、この考え方が進むと、健康でない人はよりお金がかかり、健康な人はお金がかからない。
相互扶助の基本精神から大きくはずれていく。
世界のキャッシュレスの広がり、スウェーデンではほとんどスウィッシュ(スマートフォンでの決済アプリ)での支払いとなっているとのこと。
日本は安全だからこそ、現金を持ち歩けるけど、海外は偽札も含めて現金でのやりとりよりも電子決済の促進さえる環境にある。銀行や店舗もキャッシュレスによりコストを大幅に下げることができる。
また金の動きがより分かりやすくなり有用な情報からの分析が高まる。
お金の情報化による大きな変化。
身近にも見られる変化は、大きな変化が始まっていることだと、身に染みて感じた。 -
2023/08/31
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ふむ
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S図書館
《感想》
国民の理解を得るのは非常に難しいが考え方は面白い
《内容》
202マイナス金利付き通貨のアイデア
地域通貨などに受け継がれている
一定の期間使わないと減額する仕組みにすることで流通のスピードを上げることに成功した例もある -
338-S
閲覧新書 -
主にフィンテックと言われる仮想通過の未来について書いた一冊。
金融の未来を知る上で勉強になった。 -
AIの台頭はあらゆる既存世界のルールをひっくり返していく。
その中で最も生活に影響があるのが「お金」だ。
今の人は生まれた時からお金を使っているから、お金そのものの存在について「なぜ?」という疑問すら持たない。
所詮は人間が作り出したルールに過ぎないのに。
それを疑問にも思わずに「信用」しているだけなのだ。
信用が崩れれば、お金の価値は紙くず以下になる。
日本で暮らす限りそういう事象にあったことがないから、あまりピンと来ない。
しかも治安がよく、現金決済においても、日常不便を感じることがほとんどない。
世界では自国通貨が信用度が低いために、結局米ドルで取引されていたり。
たとえ米ドルとしても、ニセ札の発生率は、日本円の650倍ということ。
日本にいる限り、現金を持ち歩いても、街中で盗難にあうことがほとんどない。
そういう事情もあって、日本では「お金」=「紙幣」の信用は非常に高かった。
世界は、そこまでお金が信用されていない。
逆にそのことが、世界を「フィンテック」=「デジタル通貨」に向かわせる。
中国では現金決済がほとんど姿を消し、アリペイ決済が主流だ。
IT立国スウェーデンでも、現金でなく、スウィッシュというアプリ内のキャッシュレス決済が主流だ。
これにビットコインなど別の概念の通貨が出てきている。
お金の考え方が変われば、銀行や保険などの金融業は大きく姿を変えねばならない。
その姿は、もはや「銀行」なのか?
とにかく世界は大きく変化している。
(2019/4/17) -
●米国の調査では、ミレニアル世代の7割が、Googleやアマゾン、Facebookなどが銀行業に参入した場合、伝統的な金融機関より使いたいと答えている。
●アマゾンが、日本で銀行に参入する可能性はある。
●スーツはジーンズの敵です!
●マニュアル化された膨大な事務を抱える金融業界はRPAの効果が最も期待される業界です。
●現在ビットコインが法定通貨に取って変わる存在になると本気で信じているのは、ごく一部の熱狂的なマニアぐらいだろう。法定通貨と共存することなら十分考えられるのではないか。
●コインチェックから流出した460億のネム。通信元を隠す匿名化ソフト、Torなどを使わないとアクセスができないダークウェブと呼ばれるサイトで、ビットコインなど別の仮想通貨とネムを希望者に割安で交換していた。さらにロシアのヨービット等身元確認の甘い海外交換所で交換換金している動きも確認されている。消失したネムの追跡は困難さを増している。韓国の情報機関は、北朝鮮の流出事件への関与が疑われるとの見方を示した。
●スウェーデンは現金決率2%。スウィッシュは2012年に大手6行が共同で開発。日本はメガバンクが共通QR決済コードを開発することになり、jコイン案は消滅。
●デジタル通貨。eクローナ、エストコイン、ベネズエラのペトロ。ウルグアイのeペソ。中国も準備中。
●アメリカである女子高生がecサイトで無香のローションとサプリメントを購入した。スーパーからベビー服とベビーベッドのクーポンが送られてきた。父親は、「娘はまだ高校生だ、妊娠を奨励でもしようと言うのか」とスーパーに抗議したが、やがて娘は実際に妊娠していたことが判明した。データ分析で、その商品を買った女性は妊娠している可能性が高いことがわかっていたからだ。 -
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非常に勉強になった。フィンテックが市中銀行を脅かしている。これからは、市中銀行がなくなり中央銀行だけになるかもしれない。
便利な反面、情報を企業に握られ操作される時代が来ている。便利さと引き換えに自分が操られていく可能性の高い社会の到来である。
貨幣の歴史から見て現行の貨幣も電子化されていくのだろうか?今後はどうなるのであろうか?
色々考えさせられる本であった。 -
借りたもの。
フィンテック(金融"Finance"と技術"Technology"を組み合わせた造語。金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動き)によるお金の概念、価値に対する変化を、著者の体験や開発者のインタビューなどを通して「リアルタイム」で描写したもの。
ディープラーニングによる消費者の傾向・分析によって消費者の購買意欲(経済活動)を促進できる、その“情報”が担保(価値)となった。
今まで国や国家間、国際機関によって発行された、その価値の担保が図られてきたものとは全く異なる“お金”の存在の受け止め方を模索している。
金でも土地でもない、情報という脆弱な担保に対しての不安、不審を著者はにじませている。
ビッグデータ(おそらくそれを活用するディープラーニングを指している?)やブロックチェーンの仕組みについては特に語られていない……というよりも、ブラックボックスすぎて、わからないのだ。ここで言われている“AI”とは、そうしたもののようだ。それゆえの不審。
……これはAIの技術的な話ではない。
ただ、その根拠不明な分析が私たちを“格付け”し、お金の借り方などに影響を与える可能性は否めないことを指摘している。
世界や日本で用いられている様々なキャッシュレス、仮想通貨、保険会社に、元来お金を扱ってきた銀行の新たな試みなどを紹介。
利便性と顧客獲得、時代の変化に乗り遅れないようしのぎを削る金融関係者とベンチャー企業(必ずしも対立している訳ではない)。
保険の成り立ちや、定義についても紹介。その上で、現代のケースではそれが成り立たないことも言及。面白い。
広く浅く読みやすい内容。
フィンテックの現状の問題と課題を知る。 -
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書名は「AIが変える…」となっていますが、実際にはAIと言うよりはフィンテック全般について、銀行、保険、仮想通貨、キャッシュレス決済、デジタル通貨の各分野の現状と今後の展望を解説した内容となっています。
とにかく、ネットを通じて個人の購買データや消費行動がどんどん企業側にビックデータとして吸い上げられ、その対価として消費者が利便性や経済性を享受するという構図が、これでもかというぐらい様々な例で紹介されています。
人によりけりですが、私自身は少々の不便さを許容しても消費行動の詳細については知られたくないというのが正直なところ。ちょっと家電についてネットで調べようものなら、その直後から閲覧するいろんなホームページの隅っこに家電量販店やアマゾンの家電に関する広告が出てくるのは、ちょっと不気味な印象を受けています。
銀行業界の例としてスマホ経由の個人融資のケースが紹介されていますが、個人の嗜好など個人情報を提供すればするほど金利が安くなるというシステムは、私自身は利用するには躊躇してしまいます。
AIについてはデータの解析に利用されているという程度の記述だけなので、AIの技術が具体的にどのように利用されているのかという部分は書名から期待するほどの掘り下げ方ではないですが、フィンテック全般については分かりやすく現状を紹介していると感じました。。 -
2019年2月4日 11冊目(2-3)
この本を読んでる人で、次のことを理解してる人はどの程度いるのだろうか?
※生保保険会社勤務は営業職員(外交員)と内勤(主に事務職)に別れており、内勤は保険を募集することはほぼない。特に旧一般職は、そもそも、商品内容について、人にすすめられる程の知識がある人は少なく、家族や知り合いから保険に加入したいと相談を受けても困るほどで、コールセンターの番号を教えてりする。勤務する会社の保険に加入していない人も多い。しかし、これを知らない人が多いのか社名を言うだけで、「親しくなると勧誘される」と警戒されることが多い。
※「vitality」という商品は、単品ではなく、特約である。(主契約である死亡保険など?に「特約」として追加する形)。 -
人が人を評価する社会からAIが人を評価する社会になる。
「情報が漏れたりする危険はあるけれど、便利さを求める社会のうねりは誰にも止められない」中国人の王さんの言葉ですが日本でもそう考える人は少なくないと思います。
日本人は正解がわかれば対応は早いです。
AIの答えがデファクトスタンダードになればそれに合わせる家庭教育が行われることが考えられます。
そうなると社会は高学歴同士の結婚から高スコア同士の結婚にシフトするんでしょうか。
管理社会を恐れる人も多いですが治安に人数が割ける時代は終わってるんですけどね。
一部の金持ちはゲートシティで守ればいいんでしょうけど社会の治安は誰が?何が?守るんでしょうね。
僕は体内マイクロチップが解禁されたら間違いなく入れると思います。
きキャッシュレス社会に早くなってほしいと思ってますし今も出来る限り現金は使わないようにしています。
「日本をキャッシュレス化すると10兆円の経済効果がある」
これは真実やと思います。
コンビニ店員さんもレジ打ちがなくなったらポスシステムで何を入荷するかとかディスプレイとか知識と経験を活かした仕事に集中できるんですよね。
僕はそのためには日銀がデジタル通貨を発行するのが一番やと思うんですよね。
マイナンバーと紐付けて日本人全員が口座を持って決済をする。
民間銀行は貸付だけするような。
どこまで現実的かは経済学素人の僕にはよくわかりませんがσ^_^;
エピローグはシャレにならないのでご自身でご確認願いますσ^_^;
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広く浅く、な内容だと思いました。広範囲的な知識を得るには、良書かもしれません。
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AIによるスコアレイティングや、各国の中央銀行によるデジタル通貨構想など。ビックデータやブロックチェーンの技術。便利さと引き換えにした個人情報の提供などフィンテックの技術で変わり行く世界が各国や企業の実例などを交えて語られています。お金と情報が密接に絡み合いひとの行動を変えていく。お金でさえもその存在価値が時代と共に変わっていく。10年後は劇的に変わっている社会になっているかもと思わずにはいられません。
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記者らが迫る。
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