平成の東京 12の貌 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2019年1月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784166612031

作品紹介・あらすじ

平成31年は、天皇陛下が退位して皇太子が新天皇に即位し、5月からは新しい元号になります。また、翌年には2回目の東京五輪が開催されます。一回目の東京五輪は昭和39年に開催され、それを契機に昭和後半の日本は高度経済成長の波に乗り、経済大国の道を突き進みました。しかし、平成に入ると、バブルが崩壊し、政治や社会の様々な歪みが顕著となってきました。この間、日本の首都・東京はどのように変貌を遂げたのか。

本書は、月刊『文藝春秋』で連載した「50年後の『ずばり東京』」から、主に東京に住む人々の暮らしや意識の変遷を描いた12本の記事を選んで収録しました。毎回違うノンフィクション作家が自身で取材するテーマや街を選び、リレー形式で執筆したもので、昭和と平成という二つの時代を筆者が行き来するルポルタージュです。



〈本書の内容〉

ゴジラとタワーマンション 髙山文彦

保育園反対を叫ぶ人たち 森健

虐待と向き合う児相の葛藤 稲泉連

東大を女子が敬遠する理由 松本博文

「ラジオ深夜便」のある生活 樽谷哲也

エリートが集う「リトル・インド」佐々木実

はとバスは進化し続ける 小林百合子

八丈島の漁師と青梅の猟師 服部文祥

いまどき女子は神社を目指す 野村進

新3K職場を支えるフィリピン人 西所正道

将棋の聖地に通う男たちの青春 北野新太

貨物専用「JR隅田川駅」のいま 長田昭二

みんなの感想まとめ

多様な視点から平成末期の東京を描いた本書は、12人のノンフィクション作家がそれぞれ異なるテーマで、都市の変遷と人々の暮らしを鮮やかに切り取ります。貨物列車や東大女子、保育園建設反対運動、児童相談所の葛...

感想・レビュー・書評

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  • 平成が終わることが決まった頃に編集された本。昭和から平成にかけて東京がどのように変わっていったかを12人の作家らがそれぞれ異なるテーマで描く。

    選ばれているテーマは貨物列車、児童相談所、東大女子、介護に携わるフィリピン人など多彩。平和でノスタルジックな話が中心かと思いきや、「保育園反対を叫ぶ老人達」や、児童虐待など穏やかではない話題も。

    12の短編ドキュメンタリーを読んでいるような感覚で、各テーマに出てくる人たちが懸命に働いている様子と共に、社会に横たわる課題や理不尽な規制など、問題提起がなされている。

    どれも読みやすい。狭く凝縮された東京の中でも、ドラマはたくさん詰まっている。

  • ノンフィクションライターら12のテーマで書く平成末期の東京の姿。

  • 竹中平蔵を炙り出した佐々木実とか、『豊田章男が愛したテストドライバー』の著書稲泉連ほか、豪華な顔ぶれ。東京を切り取ったノンフィクション、ルポ。タワマン、保育園建設反対の現場、児童相談所、東大女子、リトルインド、はとバスなど。題材多くあっさりした読み応えで週刊誌みたいだが、流石、そのカメラワークならぬ、エッセイストのトリミングの上手さ。

    タワマンのせいでゴジラの迫力が無くなって、やむなく初期設定を変更し、ゴジラがサイズアップしているという話は面白いと思った。確かに、ビルに比べて小柄なゴジラは滑稽だ。

  • 東2法経図・6F開架:213.6A/B89h//K

  • 2016年から2019年にかけて文藝春秋誌に掲載された気鋭のノンフィクション作家らが描く東京にまつわる12の物語。

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